日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

筑波大学との共同専攻:大学院体育学研究科大学体育スポーツ高度化共同専攻(3年制博士課程)

概要

筑波大学と協働し、両大学の強みを活かし、体育スポーツ現場の教育と研究の循環を効果的に行える高等教育(大学体育教員)における学術的職業人としての体育教員の養成・高度化を行う共同専攻を平成28年度に設置しました。

本プログラムは、スポーツの充実・発展へ寄与する実践研究と、それに基づく教育実践の循環を促進できる高度専門職業人としての大学教員の養成を目的としています。

本共同専攻の主な特色として、従来の博士論文作成重視の教育課程ではなく、コースワークを通した実践的教育能力および実践的研究能力の育成を重視した教育課程を編成しています。また、2 つの大学が定める必修・選択科目を履修することにより、単独の大学ではなし得ない教育効果を狙っています。さらに、博士論文執筆開始の条件として博士論文研究能力審査 (QE) を実施して教育の質保証を行っています。

ディプロマポリシー

筑波大学大学院学則、鹿屋体育大学学則及び関係規則に規定する博士課程修了の要件を充足した上で、次の知識・能力を有すると認められた者に、博士(体育スポーツ学)の学位を授与する。

  1. 実践的研究能力:大学体育スポーツ現場における事象を対象として,実践的かつ有用な研究を実施する能力
  2. 実践的教育能力:大学体育スポーツの指導場面における教育実践能力
  3. コミュニケーション能力:学術的成果の本質を積極的かつわかりやすく伝える能力
  4. 国際性:国際的に活動し国際社会に貢献する高い意識と意欲
  5. 倫理観:大学体育スポーツの指導者としての高い倫理観

カリキュラムポリシー

実践的教育能力と実践的研究能力の養成を目的として、遠隔学習システムを利用しながら、筑波大学と鹿屋体育大学の双方の教育・研究資源を活用できるよう、下記のような教育課程を編成する。

教育課程の編成方針

教育課程は、4 つの科目群「実践的教育能力育成科目」「実践的研究能力育成科目」「高度指導者教養育成科目」「博士論文研究能力育成科目」より構成する。

  • 「実践的教育能力育成科目」:大学体育や大学スポーツを先導する確かな専門的知識と実技教育能力を身につける。
  • 「実践的研究能力育成科目」:大学体育や大学スポーツ現場の実践知を探求し、その研究成果を教育へと循環させることができる実践的研究能力を身につける。
  • 「高度指導者教養育成科目」:大学体育や大学スポーツを先導する指導者として必要な教養を身につける。
  • 「博士論文研究能力育成科目」:実践的研究論文や博士論文研究計画書の作成力やプレゼンテーション力、高度な大学体育スポーツ指導者として求められる実践的教育力を身につける。

学修の方法・プロセス

  • 主に 1・2 年次において実践的教育能力、実践的研究能力、高度指導者教養とともに、博士論文課題演習を履修する。
  • 2 年次後期に、博士論文研究能力の到達度審査として実施される Qualifying Examination に合格した者が博士論文の執筆に着手する。
  • 3 年目に博士論文を作成し、審査に合格した者は博士の学位を取得する。

学修成果の評価

  • 博士論文課題演習Ⅱ:2 年次後期に、博士論文研究能力の到達度審査であるQualifying Examination を実施し、実践的研究能力及び実践的教育能力を審査する。
  • 博士論文:3 年次後期に博士論文予備審査及び博士論文審査を実施する。

担当教員研究領域

大学体育スポーツ高度化共同専攻(3年制博士課程)の研究指導担当教員は以下を参照ください。

履修要項・シラバス

各種提出様式

  • 指導教員・副指導教員願(WORDPDF
  • 論文主題・研究計画書(WORDPDF
  • 博士論文作成計画書(WORDPDF

学位論文等の提出に係る書類

教育組織の設置に係る情報

完成前(設置後、最初の卒業生/修了生を出す年度まで)の教育組織に係るものを掲載しています。なお、個人情報保護等の観点から、関係書類を省略して掲載する場合もあります。

設置届出書・設置計画書等

設置計画履行状況報告書