令和2年8月27日、鹿屋市役所にて本学と鹿屋市の連携協議会が開催されました。本協議会は相互の人的・知的資源の交流・活用を図り、緊密な連携・協力関係の構築を目的とした協定に基づき、毎年開催しているものです。本年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で開催されました。

協議会の冒頭に、中西茂鹿屋市長より先日の豪雨災害に伴う本学学生の災害ボランティアへの協力についてお礼の言葉が述べられました。また、延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会や第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」についても「開催に向けて鹿屋市一丸となり、より一層盛り上げていきたい」と前向きな姿勢が示されました。松下雅雄学長からは、豪雨による断水時に鹿屋市の給水支援があったことへのお礼の言葉と、本学が行っている新型コロナウイルス感染拡大防止対策について積極的に情報発信し、体調管理は習慣化していくこと、遠隔教育はメリットを活かして今後も活用していくことが示されました。

協議会では、ホストタウンとの交流やBlue Winds事業等、本学と鹿屋市で行っているさまざまな連携事業については、新型コロナウイルス感染拡大により例年通りの事業の実施が困難ではあるが、安全に考慮しながら実施することが確認されました。また、新たに鹿屋市が検討している連携事業について、積極的な意見交換が行われました。今後も、鹿屋市との連携を深めたさらなる社会貢献活動が期待されます。

協議会の様子

協議会の様子

本学教員で鹿屋体育大学の一期生でもある荻田太教授が、公益財団法人日本スポーツ協会の「秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞」を受賞しました。この賞は「スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に活かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者又はグループ」に与えられます。荻田教授は今回「高強度・間欠的トレーニング(HIIT)研究開発グループ」の一員として受賞しました。グループの代表は、かつて本学に在籍し、現在は立命館大学で教鞭を執る田畑泉教授です。

この研究は、1980~1990年代に日本スピードスケートナショナルチームのヘッドコーチをしていた入澤孝一氏(現高崎健康福祉大学教授)から、田畑教授がいくつかのインターバルトレーニング法について効果の検証を依頼されたことがきっかけでスタートしました。1989年、田畑教授は当時鹿屋体育大学大学院修士課程の2年生だった荻田教授らゼミ生とともにそのトレーニング法に関する検証を重ね、ついに高強度・間欠的トレーニングの科学的有効性を実証し、その成果は田畑教授によって英文論文にまとめられ、1996年と1997年にアメリカスポーツ医学誌に発表されました。

20秒の運動を10秒の休息を挟んで8セット繰り返す、わずか4分間のインターバルトレーニングですが、これは有酸素性および無酸性エネルギー供給系の両方に最大限の負荷を与えられる希有なプロトコルです。このトレーニング法は、のちに「タバタ・プロトコル」または「タバタ・トレーニング」と呼ばれるようになり、はじめは海外で火が付き、その後“逆輸入”という形で日本中に普及していきました。実に30年の歳月を経て、今回の賞に結びついたことになります。

3月に予定されていた表彰式と受賞祝賀会は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、このほどようやく賞状が届きました。受賞を受けて荻田教授は「研究成果が実験室にとどまるのではなく、世界の現場の人たちに活用され、メダル獲得に貢献できたことはとてもうれしいですし、そのような研究に携われたことを光栄に思います。バトンを渡す教え子たちには、タバタ・トレーニングを超える研究開発をしてほしいですね」と喜びと抱負を述べました。

報告を受けた松下雅雄学長は「最初から賞狙いで研究をしているわけではないので、やってきた結果がたまたま成果に結びついたということは研究者冥利に尽きると思います。チャンスはみんなにあるけれど、しっかりとつかんでいくのが能力であり、実力。荻田教授の若い頃からの努力の積み重ねが今回の賞に結び付いたのだと思います」と受賞をたたえました。

荻田先生、本当におめでとうございました。

学長報告の様子(右:松下学長、左:荻田教授)

令和2年7月下旬、「UNIVAS Awards 2019-20」スポーツ統括部局/SA賞のトロフィーと賞状が本学に届きました!
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トロフィーと賞状を受け取った松下雅雄学長(右)と前谷嘉一SA室長(左)


このたび、一般社団法人大学スポーツ協会(以下、UNIVAS)が主催する「UNIVAS Awards 2019-20」のスポーツ統括部局SA賞部門で本学が最優秀賞を受賞しました。この賞は、競技成績のみならず、学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げ等に著しい成果をあげ、UNIVASの理念の体現に貢献をした学生アスリートやスポーツに関わる学生、団体を表彰するもの。スポーツ統括部局SA賞部門は大学スポーツ振興に関する先進的取り組み事例を行ったスポーツ統括部局(大学)及び SA を対象としています。

本学は、平成29年度に地方型大学スポーツ振興のモデル創設を目的としてSA室を設置し、その企画立案、体制整備を行い、大学の所在する自治体である鹿屋市と一体となったモデル事業を展開し、日本初となる自治体と大学共同による地域密着スポーツブランド「Blue Winds」を平成30年度に創設しました。このたび、地域のシンボルを創造し、大学スポーツによる地域連携とブランディングにより、大学スポーツ振興に寄与したことが評価され、最優秀賞に選ばれました。

3月27日(金)に行われた表彰式は、新型コロナウイルス感染症の影響で、インターネットによるライブ配信となりましたが、受賞を知った本学スポーツアドミニストレーターからは「最優秀賞という評価をしていただき、大変光栄に思います。この評価は大学のみならず、地域の方々の支えがあってこその受賞だと思います」と喜びの言葉とともに地域の方々へ感謝の言葉が述べられました。

今後も鹿屋体育大学ではスポーツを通じた地域活性化の取り組みを進めてまいります。

※授賞式の様子はUNIVAS公式Webサイトよりご覧いただけます。

(左)Blue Windsお披露目式(右)イベントの様子(左)Blue Windsお披露目式(右)イベントの様子

イベントの様子イベントの様子

令和2年7月の豪雨災害で甚大な被害をうけた鹿屋市で、いつもお世話になっている地元の方から、被災地の復旧作業に人手が足りないという呼びかけに、授業等に支障のない範囲で参加可能なサッカー部の学生が出向き、裏山から土砂が流れ込んで埋まった家財道具、土砂の運びだし、埋もれた車の搔き出し、水路ではないところを流れる水の路を土嚢袋で作る作業等を行いました。

御両親の実家が土砂に見舞われた村岡さん(鹿児島市在住)は「けがをしないように、自分たちではとてもできないので本当にうれしい」と涙を流しながら作業を見守られていました。また、学生が参加する作業グループで、東日本大震災や熊本地震のボランティア活動も経験したという重久さん(鹿児島市在住)は、「最初は何をしていいか聞いてきた学生も今はもう自分で考えられ、任せられるようになった。お互い様の精神も養ってくれていてこちらも感謝している」と、2,3日の活動を通じて人間としての成長が見られたことを話しました。

今回のボランティア活動が初めてという1年生の松下元樹さんは「思ったより大変だけど、だからこそ1秒でもはやく何とかしてあげたいと思う」と話し、他の学生らと掛け声をかけながら作業に汗を流していました。

ボランティア活動を行う学生たち

このたび、本学サッカー部所属の藤本一輝さん(スポーツ総合課程4年)が、Jリーグの大分トリニータ(以下、「大分」)へ加入することが内定しました。また日本サッカー協会より「JFA・Jリーグ特別指定選手」として認定され、これにより、今シーズン、本学サッカー部に所属しながら大分の公式戦にも出場可能となります。今シーズン、本学からの特別指定選手は湘南ベルマーレの根本凌さん(スポーツ総合課程3年)に次いで2人目。なお本学から大分への特別指定選手は初めてとなります。

福岡県福岡市出身の藤本さんはスピード、テクニック、得点力に優れたフォワードで、静岡県の藤枝明誠高等学校から本学へ入学、本学サッカー部では1年時より公式戦に出場し、一昨年度の総理大臣杯大学トーナメントのベスト8進出にも大きく貢献、また昨年度の天皇杯2回戦、名古屋グランパス戦ではゴールを奪い、大勝利へと導きました。個人としてもU19大学選抜WESTに選ばれるなど、大学サッカー界において大注目のストライカーです。

今回の加入について藤本さんは「プロサッカー選手として常に自覚と責任を持って、お世話になった方々に恩返しできるよう頑張ります。大分トリニータに関わる全ての皆様、よろしくお願いします。サッカー部としては、コロナウイルスの影響で後期リーグとインカレ等、試合は少なくなりましたが、限られた中でサッカーができることに感謝して、去年よりも結果内容ともに上回れるよう、試合再開までの期間で準備していきたいと思います。今後とも鹿屋体育大学サッカー部の応援よろしくお願い致します」と新しい世界への一歩を目前に、とても生き生きとした表情で抱負を述べました。

本学からのJリーガー輩出は藤本さんで38人目。また現在Jリーグでは藤本さんの他に13名の本学出身選手が登録されています。

プロフィール

 

◇氏   名  藤本 一輝(ふじもと かずき)大分トリニータに加入が内定した藤本一輝さん

◇出 身 校  藤枝明誠高(静岡県)

◇ポジション  FW

◇加入クラブ  大分トリニータ

 

 

 

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