令和6年3月10日に開催された第18回明治神宮外苑大学クリテリウムにおいて、本学自転車競技部が、大学対抗では8年ぶりの総合優勝を果たしました!
引き続き、本学自転車競技部への応援をよろしくお願いいたします。
【概要】
○大会名 第18回明治神宮外苑大学クリテリウム
○日時 令和6年3月10日
○場所 明治神宮外苑外周コース(東京都)
○結果 以下結果
男子大学生グループ(大学対抗)
1位 鹿屋体育大学
クラス1(1.5km・20週:30km)
5位 梅澤幹太(1年)
9位 福迫倖輔(2年)
クラス2A(1.5km・8週:12km)
2位 津留崚(3年)
クラス3
4位 福永隼人(1年)1点
女子(1.5km・5週:7.5km)
3位 岩元美佳(2年)
6位 川本莉子(2年)
【コメント】大学対抗優勝、個人5位 梅澤幹太(1年)
個人優勝を狙っていたこともあり、入賞結果はあまり満足いくものではありませんでしたが、チームとして大学対抗で優勝をすることが出来たのは素直に嬉しいです。 これから本格的にシーズンインしていくため、更なる強化を目指して頑張っていきます。
大学公式Webサイト 自転車競技部の情報は以下より配信されています。
https://www.nifs-k.ac.jp/campus-life/activities/activity-group/cycling/
令和6年2月22日、大学院棟大講義室で吉重美紀教授(スポーツ人文・応用社会科学系)の最終講義「ことばの教育~連携と共生へ~」が対面で行われ、学内外から多くの関係者が集いました。吉重教授は1996年4月に講師として本学に着任、2002年1月~助教授、2012年10月~教授、鹿屋体育大学国際交流センター長(2013年4月~2019年3月)やアドミッションセンター長(2020年4月~2022年3月)を兼務し、本学学生、大学院生への英語教育はもちろん、留学生の英語教育、日本語教育にも尽力しました。
最終講義では昨年秋に出版された『AI時代に言語学の存在の意味はあるのか?』(ひつじ書房)、『英語の教室で何ができるか』(開拓社)というインパクトのあるタイトルの言語教育関連図書2冊の表紙が最初にスクリーンに映し出され「教職員の皆さんが若い頃に学んだ語学と、いま学生たちが学ぶ語学というのは変わってきていると思います」の言葉ととともにスタート。言語教育の変遷やヨーロッパ・米国の言語政策、国内の大学英語教育におけるESP教育(English for Specific Purposesの略)の紹介など、前半「英語教育」の話がありました。
「日本語教育」をテーマにした後半では、留学生にとって日本語授業の教室が国籍・民族・年齢・性別を超えた安全・安心な1つの社会の場になっていること、日本語教師と専門教員が連携を取ることで留学生への専門科目や研究への橋渡しができること、本学留学生が外国人日本語スピーチコンテストなど鹿屋市での地域交流イベントに参加したり学内の公開講座に参画することで、本学に留学生が在籍することを地域の方々に知ってもらえ、教室から地域社会への“足場かけ”の役割を担えることなどの振り返りがありました。最後に「今日のテーマであることばの教育には学内の連携が重要で、日々の生活や授業の中で相互のつながりを持てる機会がもっと増えれば、学生や留学生がもっとハッピーになれるのではないか。教室というひとつの社会で口頭発表やグループ活動などコミュニケーションを通して学生がつながりを感じ共に生きていこうと思える、そんな教室をつくっていくことこそが、生成AIの時代になっても私たち言葉の教師ができることなのではと思っております」という言葉で締めくくられました。
講義修了後に金久博昭学長から四半世紀以上にわたり本学の教壇に立ち、学生や留学生のご指導をいただいたことへの謝辞が述べられ、吉重教授の後任のアドミッションセンター長・中本浩揮准教授からスポーツ人文・応用社会科学系の教員を代表して花束贈呈、続いて学外から駆け付けた教え子からも花束が贈られ、会場となった大講義室は鳴りやまぬ拍手に包まれました。その後、場所を移して吉重教授とともに日本語教育の授業を担当した日本語補講外部講師の春口由紀先生、村上淳子先生、亀澤奈津美先生主催による茶話会が開かれ、本学留学生一人ひとりが吉重教授への感謝の気持ちを述べ、会はお開きとなりました。
NPO法人かのや健康・スポーツクラブから、本学学生に感謝状が贈呈されました。この感謝状は、学外者を対象にスポーツ指導等を行う実習科目である「スポーツコーチ実習(陸上競技)」の授業の一環として、学生21名が同クラブ所属の小学生の陸上指導を行ってきたことに対して贈られました。
2月26日に本学で行われた贈呈式では、2023年度のジュニア陸上サークルの活動として、地域におけるスポーツ活動の運営や指導に大きく貢献したことに対して、同クラブの堀内航司理事長から感謝の言葉とともに感謝状等が贈呈されました。
今年度は、新型コロナウイルスの位置づけが、5類に引き下げられてから初めての指導となりましたが、各種感染症対策を継続して実施し、無事12月に終わることができました。
3年生でスポーツ指導に従事した学生は、その多くが翌年度に教育実習を行います。この経験は、指導の準備の大切さや子どもたちとのコミュニケーションの大切さ、現場での安全管理や臨機応変に対応することの必要性などについて身をもって深く学ぶ機会となった様子で、学生はこの実習や機会を与えてもらえたことへの感謝を述べていました。
堀内理事長からのお礼の挨拶
実習生の集合写真
受賞者(敬称略)
- 浦歩望
- 百田将馬
- 山下昌峻
- 飯田宮隆
- 相田真央
- 和田彩花
- 村上朋郎
- 小﨑律稀
- 中村勇斗
- 垣内優里
- 渡部鈴夏
- 平松委穂里
- 久保希蘭々
- 大島大青
- 大園倫太郎
- 佐藤主理
- 髙見翔太郎
- 石岡虎之助
- 岸航大
- 太﨑秀隆
- 長尾太道
令和5年10月29日に行われた日本トレーニング科学会で村川助教(サッカー部コーチ)が、学術誌「トレーニング科学」の2022年度トレーニング実験研究賞を受賞しました。
論文タイトルは「サッカー選手の視点変換能力における映像を用いたサーヴェイ的視点トレーニングの有効性」です。本学博士課程在籍時に取り組んでいた論文をもとに研究を進めた結果、今回の受賞につながりました。
研究では、熟練したサッカー選手が通常の視点から俯瞰的な視点(サーヴェイ的視点)へ変換する能力を獲得し空間を把握していることに着目。サーヴェイ的視点トレーニングを行うことで、サッカー選手の視点変換能力の獲得に効果があるのか検証を行い、視点変換能力の向上に効果的である可能性が示唆されました。
受賞報告を受けた金久博昭学長は「研究で新たな価値を生み出すには、別の領域からの客観視が大事だと思います。スポーツ実践科学の領域とスポーツ心理学の領域を専門とされているので期待しています。研究を進める中で悩むこともあると思いますが、これからも頑張ってください。」と激励の言葉をかけました。
<村川助教コメント>
このような光栄な賞をいただけたのは、共著者である中本浩揮先生、塩川勝行先生、向井遼児さんのご協力のおかげであると感謝しております。一般的に、トレーニングというと筋力や走力などの末梢系が着目されますが、知覚・認知・意思決定などの中枢系を鍛えることも、優れたパフォーマンスを発揮するためには重要になります。今回の受賞は、そのような中枢系に焦点を当てたトレーニング効果が評価された結果ではないかと考えています。今後も、日々の指導現場で起こる現象や疑問を多角的な視点から捉えながら、研究活動に取り組んでまいります。
左から金久学長、村川助教