令和元年86日から4日間のスケジュールで柔道パラリンピック選手の藤本聡氏(徳島県徳島商業高等学校教諭)が、本学を訪れ柔道の練習とスポーツパフォーマンス研究センター(以下「SP研究センター」)の機器を用いた測定を行いました。

藤本選手は、1996年アトランタパラリンピック65キロ級で金メダルに輝いて以降、5大会でメダル(金3、銀1、銅1)を獲得し、2020年東京パラリンピックでの金メダルを目指す世界の強豪です。

 

来学にあたり松下雅雄学長を表敬訪問した藤本選手は「年齢的に恐らく最後になるであろうパラリンピックに向けて今何ができるか真剣に向き合い、レベルアップして帰りたい」と意欲を語りました。松下学長は「四半世紀も日本のトップに居続けることの偉大さを尊敬します。何がその原動力になっているのか教えていただきたい。本学学生にも聞かせたい」と藤本選手の素直で実直に柔道に取り組む姿勢を賞賛しました。

SP研究センターの教員の協力を得て行った測定では、何種類もの技のひとつひとつについて頭の先から足の先の動きまで確認し、道着を握る場所の数センチの違いや、足はこびのタイミングなど、同大学の濱田初幸教授と一緒に振り返りました。メモを取りながら分析・改善を行った藤本選手は、「このような最新の機器で、こんなにも時間をかけて分析をすること、また濱田先生の指導をいただける機会は本当に貴重。測定をしてくださったスタッフの皆さんにも本当に感謝します。この思いでまた頑張れます」と意欲がさらに高まった様子でした。

本学での練習や測定・分析が藤本選手の技術の向上・パワーアップへと繋がり、6個目のメダル獲得が実現することを応援しています。

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  (左)学長表敬訪問にて(左から松下学長、藤本選手、濱田教授)、(右)フィードバックの様子

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