11月8日に群馬県のヤマダグリーンドーム前橋で開催された自転車の全日本選手権トラック種目の女子500mタイムトライアルで優勝し、表彰式で突然の引退を表明した本学卒業生でリオデジャネイロオリンピック日本代表の山本さくらさん(シエルブルー鹿屋=旧姓塚越)が、現役引退の報告で松下雅雄学長を表敬訪問しました。

埼玉県立熊谷女子高校時代は陸上競技の七種競技に取り組んでいた山本さんは、自転車競技の実績がないため一般入試で鹿屋体育大学を受験して合格。黒川剛監督の指導の下で地道に練習を重ね、2年生の頃から頭角を現しはじめ、4年生ではキャプテンを務め、2016年にはリオデジャネイロ五輪のオムニアムに出場しました。

山本さんは「自転車競技はゼロからのスタートでしたが、そういう人間もすごく成長させてもらえた場所が鹿屋体育大学でした。学生の人数が少ないので、先生方も全員の名前を覚えてくださり、大事にしてもらえました。鹿屋の人たちは温かくて、県外出身者でも関係なく一生懸命応援していただき、とてもうれしかったです。鹿屋はまさに第二のふるさとです」と、引退に際し感謝の気持ちを述べました。松下学長からは「今まで培ってきたものがたくさんあるので、どのような形で生かしていけるか、後輩を育成していくということも視野にいれながらこれからも活躍してほしい」とエールの言葉が贈られました。

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(左から)黒川監督、山本さん、松下学長、森司朗理事・副学長

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