令和4年2月22日、課外活動団体の主将などの役員向け「学生リーダーズセミナー」をオンライン会議システム上で開催しました。今回は、スポーツ庁国際課アンチ・ドーピング企画調整係長の津々木晶子氏に依頼し、「スポーツインテグリティの重要性~スポーツの公平性・公正性を高めるために~」と題してご講演いただきました。

“スポーツインテグリティ”とは、「様々な不正が除かれた、誠実な状態のスポーツのことである」と紹介されて開始した今回のセミナーは、「ドーピング等の不正はスポーツインテグリティを毀損する行為である」「ドーピングを防ぐために検査等の対策が行われている」「意図的か否かに関わらず、禁止物質が体内から検出されると違反となるため、アスリートとして自分の身体に入れるものには責任を持つ必要がある」といったスポーツ選手にとってとても考えさせられる内容でした。

講演の後に「北京オリンピックで起きたドーピング問題は、何が問題だったのか」「再発を防止するためにはどのような取組が必要か」というテーマでグループワークが行われ、「検査違反したにも関わらず競技に参加したことが問題である」「選手自身が正しく自己管理を行える環境を作る必要がある」「自国のみの問題ではないため、各国と協力しながらドーピングを無くしていく必要がある」など、様々な意見が参加学生から出されました。

セミナーの終わりには、参加学生自身の体験談として「普段飲用していたサプリメントが、ドーピング検査で違反と判定される可能性があるということに大会の1か月前に気付いた」というエピソードが話され、ドーピングは身近な問題であるということを参加者間で改めて確認しました。各団体のリーダーとして必要な知識を身につける有意義なセミナーとなりました。

講演される津々木氏8講演される津々木氏

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