令和6年1月 年頭の挨拶 A.C.E. Kanoya の育成に向けて

鹿屋体育大学72575

新年明けましておめでとうございます。旧年中は、鹿屋体育大学を応援、ご支援いただき、誠にありがとうございました。本年もよろしくお願い致します。

昨年10月には、コロナ禍による開催延期を経て、鹿児島において特別国民体育大会(かごしま国体)及び特別全国障害者スポーツ大会(かごしま大会)が開催されました。鹿屋市におきましても、ローイング(ボート)、バレーボール(成年女子)、自転車(ロードレース)、スポーツウェルネス吹矢(デモンストレーションスポーツ)及びバレーボール(精神障害者の部)の各競技が開催されました。かごしま国体において、本学学生は鹿児島県代表選手として51名が選出され、剣道成年男子、女子には教員2名も出場し、いずれもすばらしい成績を収めました。かごしま大会では、陸上競技女子に出場した本学学生が選手宣誓を務め、2種目で大会新となる記録を達成し金メダルを獲得しました。令和6年に開催される佐賀県大会は、国民体育大会の名称が「国民スポーツ大会(略称「国スポ」)に変わる最初の本大会となります。また、今年の7月から9月にかけて、オリンピック・パラリンピック競技大会がパリで開催されます。本年も、国際大会をはじめとする様々な大会において、本学学生の活躍を期待したいと思います。

さて、令和6年度は、国立大学法人第4期中期目標・中期計画期間における第3年度となります。本学は、令和4年度に、新たな時代の流れを踏まえ「教育・学生支援」「研究」「国際化」「社会連携・社会貢献」の各領域における長期ビジョン“NIFS NEXT30”を策定すると同時に、令和5年度前半にかけて、「スポーツイノベーション推進機構」の設置を完了し、新たな研究成果及び社会連携・社会貢献の創生に向け活動を開始しました。そして令和5年度後半には、アスレチックデパートメント(AD)、インスティテューショナルリサーチ (IR)、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する本学の方針・体制及び解決すべき課題について整理しました。なかでもADに関しては、NIFS NEXT30のアクションプランの実現に向け、組織体制の機能強化を目的に「教育・学生支援」及び「社会連携・社会貢献」の2部門を設置しました。

本学のADは、大学スポーツ協会(UNIVAS)と連携し、大学スポーツ振興のための事業を統括する学内の組織体として令和元年に設置されました。その機能として、当初、①学習支援・キャリア形成支援、②課外活動の支援及び安心・安全の環境整備、並びに③社会貢献・大学広報等に関する事項を扱うことが期待されていました。しかしながら、現状として「社会貢献・大学広報」に関しては、スポーツアライアンス(SA)室・Blue Winds事業を中心に活発な活動が展開されているものの、「学生支援・キャリア形成支援」及び「課外活動の支援及び安心・安全の環境整備」に関しては、ADとしての役割等が明確ではなく、十分に機能している状態にあるとは言えませんでした。そこで、ADの機能として、①と②に関連する事項の課題を整理し、関連委員会と連携しつつ課題解決のための方向性・アプローチを具体化するタスクフォースとして設置されたのが「教育・学生支援」部門です。

本学の長期ビジョンであるNIFS NEXT30では、育成をめざす人材像として「スポーツ、武道、体育及び健康づくりの各領域における、先導的かつ即戦力となる人材」「スポーツ界のオピニオンリーダー」「国際大会で活躍するアスリート」を挙げ、育成する学生の特徴を表すスローガンとして【活気ある(Active)独創的な(Creative)精鋭たち(Elites):A.C.E. Kanoya】を掲げています。A.C.E. Kanoya (エースかのや)の実現は、本学長期ビジョンの大きな目標の一つであり、その達成に向けた具体的なアプローチの方向性を定めるうえで、今後、ADの教育・学生支援部門が重要な役割を担うことになります。まずは「学生アスリートの学業充実」が当面の主要な課題であり、令和6年度はADの教育・学生支援部門と関連する委員会との協力の下、本学学生における「学業とスポーツ・武道実践のハイレベルでの両立」、すなわち「文武不岐」の姿勢の育成を推進していく所存です。本年もご指導、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。

令和6年1月
国立大学法人 鹿屋体育大学長
金久 博昭

金久博昭学長のメッセージ等

式辞等

令和5年度
令和4年度
 
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