20210708 urita 

ちょっぴりニヒルで一見近寄りがたい雰囲気があるが、実は話題が豊富でアイデアが湯水のように溢れ出る。鹿屋体育大学に着任して30年以上の歳月が流れ、瓜田先生が心に秘めた体育大への愛情は半端ない。筑波大学の学生時代に、砲丸投げの日本記録を樹立した。鍛え抜いた身体は、まさに動く筋肉マン。「ポテンシャルはあるので、底力を発揮できるかどうかこれからが勝負」と、開学40周年後の体育大に期待を寄せる。

ー瓜田先生の研究内容を高校生向けにひとことで教えてください。

瓜田 体力トレーニングの方法を教えています。特に「筋力トレーニングの仕方について」がメインで、陸上の指導方法論もやっています。

―学生に対してはどんな指導を?

瓜田 こういうのあるから考えといてね、と資料も渡すしミーティングもするよ、話も聞くよ、アドバイスもするよ、でもいつか必ず聞くよ、と言ってじんわりじんわり考えさせます。前振りしておいて、で、どうだった? と尋ねる。“前振り男”と呼ばれています(笑)。前倒しで準備にじっくり時間をかけてぎりぎりまで考え、よーいどん!のときにスタートが遅れないように、というのが基本的な考え方です。学生には自分で問題を見つけて課題を解決し、自分で判断しながら進んでいける自立した力を身に付けてほしいです。

―砲丸投げの日本記録を樹立された時の話を聞かせてください。

瓜田 最初の日本記録は大学4年生の時で、17m16でした。その2日ぐらい前に優勝してガッツポーズする夢を見たんですよ。試合の当日は周りに人がたくさんいるのに人が見えず、光の筋がスーッと見えてそこに向かって投げるという不思議な体験をしました。(日本記録を)投げたいという“思い”がずっとあったからだと思います。思いは自分自身を動かすものなので、やるべきことをやっていれば結果は普通はついてくる。ついてこなければ「何か」が不足しているので、その何かを探さないといけない。自己最高記録はユニバーシアード神戸大会の17m52(1985年、日本記録)です。

―ご自身の経験から、学生に言いたいことは?

瓜田 失敗したり、くよくよすることもあるけれど、分別をわきまえた上でまずはやってみなはれ、ですね。

―最後に瓜田先生の趣味を教えてください。

瓜田 身体を動かすことと、歩きながら考えることです。身体を動かしていると、不思議と頭も冴えてくる。新しい発想が生まれるとうれしくて。ちょっと変わった趣味です(笑)。

(取材・文/西 みやび)

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