令和4年2月17日、鹿屋体育大学広報室主催、(公財)鹿屋体育大学体育・スポーツ振興教育財団協賛の、第1回鹿屋体育大学動画コンテストの表彰式が行われました。
このコンテストは、本学の教育・研究、課外活動の特色や魅力を学生・教職員の目線から切り取った作品を募り、ステークホルダーに広く発信することを目的としたものです。今回は令和3年10月15日から12月17日まで募集し、3件の応募がありました。
どの作品も「体育大愛のある動画」で「3分~5分」の「テロップ入りで動作や映像の説明があるもの」等の公募条件を見事にクリアした、クオリティの高い作品であり、広報室員による審査結果は僅差で、最優秀賞に有薗ゆいさん(スポーツ総合課程4年)、優秀賞に木倉碧之介さん(スポーツ総合課程3年)、そして敢闘賞に橋口颯さん(スポーツ総合課程3年)の作品が選ばれました。
式では表彰状、副賞及び記念品が贈呈され、受賞者を代表して有薗さんから「3年次編入で入学してから、コロナ禍で大きな活動ができない日々が続くなか、できる範囲で様々な取り組みを続けてきました。その一環としてこの動画コンテストに応募しましたが、4年次の終わりにこれまでの活動を活かす機会を作ることができて嬉しいです」とコメントがありました。
本コンテストに応募された動画は、下記リンクから視聴することができます。ぜひご覧ください。
公式Webサイト ビデオライブラリ「学生制作動画」
https://www.nifs-k.ac.jp/outline/summary/pr/video.html
表彰状を受け取る有薗さん、木倉さん、橋口さん(左から)
令和4年2月14日、本学大学院棟2階演習室Ⅲにおいて、今年3月31日をもって定年退職されるスポーツ・武道実践科学系木葉一総准教授の最終講義が開催されました。講義は三浦健准教授の進行のもとオンライン会議システムの学内配信にて行われ、多くの学生及び教職員が聴講しました。
木葉准教授は、平成24年9月鹿屋体育大学に着任され、専門のバスケットボールに関する授業担当教員として実技指導等のほか、地域の方々を対象とした公開講座を長年開講するなど、様々な分野で本学の発展に貢献していただきました。
最終講義では「私の篭球人生におけるターニングポイント」と題し、一本道ではなかった自身の人生に関すること、節目となった出来事を赤裸々に告白しながら、その経験から得られた教訓について講義されました。
最終講義を終えた後に、本学の教員であり女子バスケットボール部OGの幾留沙智講師から花束が贈られ、配信会場及びオンライン会場が大きな拍手に包まれました。
講義される木葉准教授
幾留講師からの花束贈呈
令和4年1月8日鹿屋市体育協会主催の「けいこ始め式」において令和3年度における各競技団体の功労者の労をねぎらい、成績優秀者の功績を称えるための体育協会からの表彰式が行われました。なお、今回の表彰式は、令和3年に開催予定であった「三重とこわか国体」の出場候補であった選手などに対し、国体に向けた日ごろの研鑽を称え、これまでの功を労らう「特別表彰」も併せて実施され、本学関係者も多数表彰されました。
主な受賞として、永年にわたり、体育協会の加盟団体としての運営及びスポーツの振興に取組み、鹿屋市の社会体育又はスポーツの振興に顕著な貢献があった「体育功労者」にバレーボール部顧問の濱田幸二教授、ボート競技選手として令和3年度国民体育大会第41回九州ブロック大会(成年女子ダブルスカル)1位の成績をもって「優秀スポーツ選手」はスポーツ総合課程4年の谷口智佳子さんが受賞しました。
受賞者代表として挨拶をした濱田教授は「この受賞を機に更に精進します。来年のかごしま国体に向かって、皆様の協力を頂きながら、鹿屋市開催のバレーボール、ボート及び自転車競技の成功に向かって取り組んで参りたい。また微力ですが鹿屋市のスポーツの発展に力をそそぎたいと思います。本日はありがとうございました」と挨拶しました。
主催者や来賓からの激励の言葉を受け、式の最後には、本学海洋スポーツセンター専門職員の坂口陽平さんが「競技は様々ですが35競技団体が、競技力の向上やスポーツの振興そしてスポーツの感動を与えられるように精進して参ります!」と高らかに決意表明を宣言しました。
(写真左から)表彰状を受け取る濱田教授、谷口さん
特別表彰の皆さん
(写真左から)受賞者代表の挨拶をする濱田教授、決意表明をする坂口さん
令和3年11月27日に本学SA室主催の「みんなのタイムトライアル in 大崎」が、大崎町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅で開催されました。「みんなのタイムトライアル in 鹿屋体育大学」は令和元年から開催されていますが、Blue Winds事業が本年度のスポーツ庁委託事業として採択され、同イベントが大崎町でも開催される運びとなりました。
司会は今年もMBC南日本放送の松木圭介アナウンサーが務め、はじめに主催者を代表してSA室副室長の北村尚浩教授が「自分が目指すタイムをいかに達成できるか、そして走る楽しさ、運動する楽しさを感じていただきたい」と挨拶しました。続いて、中垣内真樹教授による競技説明の後、鹿屋市から参加の永野幸四郎さんが「このコロナ禍の中、大会を開催してくださったすべての方々に感謝し、苦しい逆境を楽しい走りでゴールすることをここに誓います」と選手宣誓を行いました。さらに、準備体操ではダンス部のメンバーと一緒に本学が開発した5分間の運動「Exseed」を行いました。
今回は100m、1000m、3000m、5000mの4種目に小学校1年生から60代まで総勢47人によるレースがスタートしました。100m以外の種目では、県下一周駅伝肝属チームの選手がペースメーカーを務め、参加者が自ら設定した目標タイム達成を支援するというスタイルで行われました。ほとんどの方が目標タイムを達成したり、自己記録を更新するなど、秋の休日のイベントを家族連れ、友達連れで楽しんでいました。また、当日はYouTubeチャンネルでライブ配信も行われました。
「Exseed」で準備運動をする様子
室内陸上競技場での様子
屋外陸上競技場での様子
令和3年12月25日から28日の4日間、本学屋内実験プールにおいて、滋賀県と鹿児島県の競泳競技選手の合同練習が行われました。この合同練習は、令和5年に鹿児島県で開催される「燃ゆる感動かごしま国体」及び「燃ゆる感動かごしま大会」の開催に向けて、スポーツを通じた後催県との交流により、気運の醸成や競技力向上の推進を図ることを目的に鹿児島県が実施している「後催県交流推進事業」の一環として実施されました。合同練習には、鹿児島県の競泳競技選手69名と指導者17名、滋賀県の競泳競技選手10名と指導者2名が参加しました。練習を前に25日、両県の選手、指導者などが参加し、滋賀県選手らの歓迎セレモニーが行われました。
歓迎セレモニーで、鹿児島県水泳連盟会長の若松博文氏から「4日間と時間は短いですが、けがに気を付け、お互いに切磋琢磨しながら頑張ってください。オリンピックなど世界を見据えて頑張ってほしいと思います」と激励の言葉が述べられました。また、滋賀県の選手代表は「今回の合同練習で精神面、技術面を磨き、滋賀に帰りたい。国体で鹿児島に来るときに良い成績を取れるよう、頑張りたいと思います」と、今回の本学での練習とかごしま国体に向けて決意の言葉を述べました。
鹿児島県競泳競技選手の練習風景
歓迎セレモニーの様子(集合写真は撮影時のみマスクを外しています)
令和3年11月20~23日、山口県スポーツ交流村で開催された2021 Laser All Japan Championshipsのレーザーラジアルクラスにおいて本学卒業生の原田小夜子さん(平成21年度卒:長崎県出身)が優勝しました!
原田さんは、本学卒業後、長崎県のスポーツ協会やいくつかの実業団等における活動を経て、2020年度から鹿児島県スポーツ協会の強化指導員として本学の附属施設海洋スポーツセンターを拠点に活動しています。
新型コロナ感染症の影響のため、原田さんにとっては1年振りの大会出場で、楽しみと不安の交錯する複雑な心境で迎えた大会でした。通常50艇ほど参加のところ、今回は69艇での一斉スタートとなったことから、原田さんは「スタートが勝負、スタートから攻めていこう!と臨んだことが功を奏した一因かもしれない。3日間で6レースをこなす中で、途中からはレースが出来ること、大会に出場できることは本当に楽しいと思いながら滑走しました」と優勝の勝因を話してくれました。
大学時代は、同じ学内に競技種目は違ってもオリンピアンや全日本レベルで活躍するようなトップアスリートがいて、彼らが憧れであり、モチベーションとなっていたこと、また、講義棟のある構内から10分位で海洋スポーツセンターまで移動できたため、休み時間も練習することが出来たことがとても良かったと振り返る。また、「卒業して外から見ると、鹿屋体育大学の海洋スポーツ環境の良さを改めて知ることができます。東京2020オリンピックへの出場は叶わなかったけど、そのこともコロナでかごしま国体が延期されたことも全てが、今の私を育ててくれて、再び鹿屋体育大学に導いてもらえ、今回の優勝に繋がったと思う」と全てをプラスに捉えながら競技に真摯に向き合う素敵な姿が伺えました。
そして今、学生の頃自分が憧れたトップアスリートの一人になれた自分の役割として、2年後のかごしま国体を大きな目標として活動・強化しながら、一緒に練習している学生や、土日指導している高校生らのモチベーションや憧れの先輩となれるよう、自分もまだまだ強化、前進していきたいと競技者としての目標と指導者としての目標も話してくれました。
これからの活躍にますます期待しています。
(写真左)レーザー級優勝の楯(写真右)女子のトップ者へ歴代引き継がれている楯
令和3年12月12日に今年で3回目となる「みんなのタイムトライアル2021 in 鹿屋体育大学」が、本学の陸上競技場で開催されました。Blue Winds事業が本年度のスポーツ庁委託事業として採択され、今年は同イベントが大崎町でも開催されるなど、BlueWindsの輪が広がってきています。今回は100m、1000m、3000m、5000mの4種目に小学校1年生から50代まで46人が参加、自己申告した目標タイムの達成にチャレンジしました。また、当日はYouTubeチャンネルでライブ配信も行われました。
司会は今年もMBC南日本放送の松木圭介アナウンサーが務め、はじめに松下雅雄学長が主催者を代表して、Blue Winds事業に対する鹿屋市からの支援へのお礼の言葉を述べたあと「参加者のみなさんはケガをしないよう十分に気を付けて、日常とはまったく違う異次元の世界を満喫してください。陸上競技部の学生のみなさんは参加者が目標タイムを達成できるよう、ペースメーカーとしてしっかりサポートしてください」と挨拶しました。松村勲准教授による競技説明の後、100m1組目の参加者5人による選手宣誓があり、本学が開発した5分間の運動「Exseed」でダンス部のメンバーと一緒に準備体操を行いました。
垂水市から家族4人で100mに出場した高月英樹さんは「長男が来年地元を離れるので、家族の記念になればと思って参加しました。残念ながら長男は体調を崩して参加できなかったのですが、楽しくていい思い出になりました。来年も参加したいです。娘に負けるまで頑張ります」、中学2年生の高月來蘭々さんは「パパには勝てなかったけれど楽しかった」と笑みを見せました。3000mに出場した向井卓郎さんは本学8期生で、卒業後も中距離で実業団に入った陸上競技部の出身。「転勤で鹿児島に戻ってくることができたので、今回参加することができました。鹿屋体育大学に進学したお陰でその後の道が拓けたので、ここは私の原点です。これからは物心両面で応援をしていきたい」と、熱い母校愛をのぞかせました。5000mに1名での参加となった杉浦竜也さんは「ペースメーカーに3人もついてもらい、ひとりでとても贅沢な時間を過ごさせていただきました。残念ながら22分の目標タイムは達成できませんでしたが、満足です。ありがとうございました」と、最後の種目で完走した喜びを話してくれました。完走した選手には記録証が渡され、種目別に松木さんとジャンケン抽選会を行い、5名に鹿児島黒牛が贈られました。
挨拶をする松下雅雄学長
オープニングでの選手宣誓
ダンス部のメンバーと一緒に「Exseed」で準備運動
1000m以上は本学陸上競技部の学生によるペースメーカーの先導で目標タイムを達成!
本学卒業生の向井卓郎さん
今年もMBC南日本放送の松木圭介アナウンサー(写真右)と松村勲准教授が実況中継を盛り上げました
3人のペースメーカーに誘導されて5000mを走る杉浦竜也さん
鹿屋体育大学は令和3年12月1日~3日の3日間、東京ビッグサイトで開催された、日本最大のスポーツ・健康産業総合展示会「SPORTEC2021」に出展しました。今回で11年目を迎えた「SPORTEC 2021」は、新型コロナウイルス感染症感染防止対策等のために進化する感染症対策展示も5回目として同時開催され、約450社の日本中のスポーツ・健康産業関連企業やヘルス&ビューティー関連企業等が出展しました。
本学出展は、受託・共同研究等の産学官連携に関する広報活動を主な目的としており、産学官連携に関する広報チラシ、大学リーフレット、スポーツパフォーマンス研究センターパンフレット等の配布の他、共同研究等の研究成果及び研究施設などについてポスター展示、チラシの配布や模型等を用いて説明を行いました。また、本学のスポーツパフォーマンス研究センター教員によるセミナー等が展示会場やLIVE配信で行われ、本学の展示ブースには、展示品やチラシ及びセミナーに興味を持った来場者が多数訪れ、今後に繋がる研究や施設・設備に関し多岐にわたる質問で期間中賑わいました。
名だたる企業からスポーツ支援や事業になにかしらの足掛かりやヒントをつかみたいと多数出展する当展示会で、今年から本学に勤務するURAの我妻玲特任准教授は、「自社製品の効果検証を大学に求める企業がとても多いことがわかりました。URAとして、企業と大学間をつなぎ、スムーズな産学官連携ができるように尽力したい。」と対応した感想を話されました。
(写真左)東京ビックサイト案内板(写真右)多くの方が訪れた本学ブース
鹿屋体育大学食堂では、東京2020オリ・パラ大会の選手村で実際に使用されたカトラリーを12月から利用しています。
国の特別天然記念物トキの翼をイメージした曲線と桜の花びらが舞う素敵なデザインの貴重なカトラリー。鹿屋体育大学経営協議会学外委員で東京2020オリンピックの組織委員会参与でもある上治丈太郎氏(元ミズノ副社長)が、オリンピック出場や国内外で活躍できるトップアスリートを目指す本学の学生のモチベーションアップの一助に繋がればと手配してくださいました。
大会組織委員会がSDGSを推進する観点から「脱プラスチック」を進め、金属食器で名だたる新潟県燕市で製造された金属製のカトラリーは、海外の選手を配慮した大きさで、手にすると持ち手の曲線のフィット感に職人の技を感じるとともに、その重厚感に五輪出場の想いが伝わるような存在感があります。また、再利用することにより東京2020オリ・パラ大会のレガシーとして多くの人が実感する機会となり、利用者からは「自分もオリンピアンになったみたいで、貴重な体験だ」と、いつもの場所でのいつもの食事に彩りを添えています。
お近くにお越しの際はご利用ください!
(写真)NIFS GALLERYの展示風景
(写真)学生食堂で利用されているカトラリー
令和3年11月13日(土)に「2021かのやエンジョイスポーツ~オンライン運動会!!~」が開催されました。このイベントは大学スポーツを活用した市民参加型の運動会を実施することで、大学を核としたスポーツと地域の融合による交流の増加を目的に、鹿屋市と鹿屋体育大学が共同で2018年から開催しています。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止しましたが、今年はオンラインで4チーム20人が県内外から参加、司会進行をMBC南日本放送の松木圭介アナウンサーが務め、自宅からオンラインで参加できる新しい運動会を約3時間にわたりエンジョイしました。
松木アナの立案で、体育大学を略した“タイダイ”の4文字を頭文字にその場で考えてもらった選手宣誓をチームから代表して各1名が行い、準備運動の後まずは鹿屋体育大学の松下雅雄学長や本学1期生の教員、鹿屋市の中西茂市長らからの出題によるBlue Winds〇×クイズ5問からスタート、同市のPR特命係長かのやカンパチロウのカンパチ横跳ねを10秒間で何回できるかを競う種目など全4種目を競いました。1位に輝いた「博子の軍資金」には賞品として鹿児島黒牛300g×5名分、2位の「鹿屋工業高校」にはうなぎのかば焼き1尾×5名分、3位の「鹿屋肝属法人会青年部会」には鹿児島黒豚800g×5名分、4位の「小鹿酒造」には大学及びBlue Windsグッズが贈られました。参加者からは「オンライン運動会は初めてだったけれど、思っていた以上に楽しめました」と喜びの声が聞かれました。
MBC南日本放送の松木圭介アナウンサーが司会進行を務めました
20名中県外からも3名が参加しました!