令和3年度より学生2人から始まった「NIFS学生広報スタッフ」は、令和4年度4人(継続1人、新規3人)、令和5年度6人(継続2人新規4人)と徐々にメンバーが増えています。
令和5年度も引き続き、広報活動を開始します。
令和4年度のNIFS学生広報スタッフのアイデアから始まった月1回の動画配信企画「#にふらじ」は、最新配信を4/15にupいたしましたので、お知らせいたします。
最新の動画配信「にふらじ」#6
(学生スタッフ引き継ぎ会)
(R5.4.15up)
NIFS学生広報スタッフの詳しい活動内容は、以下のページからご覧ください。
鹿屋体育大学アドミッションセンター広報部(入試広報)にも、NIFS学生広報スタッフが協力し、以下SNSから広報活動を行っています。
入試広報Tiktok https://www.tiktok.com/@nifstaff.ac
以下の大学公式SNSからも、大学の最新情報をご覧いただけますので、ご利用になっているSNSの鹿屋体育大学公式アカウントをフォローいただき、最新の情報をご覧ください。
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鹿屋体育大学 広報・企画室
「体育大学の『学び』ってどんなのがあるの?-研究室訪問-」を更新しました!
18人目は、関 朋昭教授です。

令和5年4月5日(水)、水野講堂において令和5年度鹿屋体育大学入学式を挙行しました。
本年度は、体育学部205名(スポーツ総合課程132名、武道課程53名、第3年次編入学スポーツ総合課程20名)、大学院体育学研究科21名(体育学専攻修士課程13名、同博士後期課程6名、大学体育スポーツ高度化共同専攻3年制博士課程2名)の計226名が入学しました。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、列席者の制限、検温や消毒などの対策を徹底した中で行われました。
式では、金久 博昭学長が「新入生のみなさんには、本学での学びをスタートするにあたり、どのようなビジョンをもって、本学での4年間を過ごすのか?ということを強調しておきたいと思います。夢の実現につながるビジョンをもつためには、4年後に叶えたい姿だけではなく、それに至るまでのプロセスも意志のある将来の見通しとして描かなければなりません。新入生の皆さんは、ぜひ、自分自身の夢とその実現に向けた確かなビジョンを掲げ、本学でのスポーツや武道の実践と学びに取り組んでください」と告辞を述べました。
続いて、体育学部武道課程に入学した長崎 祥太郎さんが「私たち入学生一同は、大学生活という新たな経験をするにあたり、壁にぶつかり、挫折することもあるかもしれませんが、仲間たちと手を取り合い協力して、本学創設の理念にのっとり、品位を保ち、スポーツ・武道及び体育・健康づくりにおける実践的かつ創造的で市民性、国際性を備えたリーダーを目指して、学業及び競技力の向上に励むことを、ここに誓います」と入学者を代表して宣誓しました。
また、在学生を代表して、第40代体育会会長今井 公暉さん(スポーツ総合課程:3年)が「鹿屋は、緑豊かな自然、壮大な海に囲まれ、勉学、専門競技に打ち込める環境にあります。また、学生は全国各地から高い志を持つ仲間たちが集い、互いに刺激し合えるところがこの大学の良さでもあります。大学は自由な時間が多く、自分のやりたいことができます。逆に、自分から行動しないと何も得ることができないのも大学です。積極的に勉学や課外活動、ボランティアなど様々なことに挑戦し、有意義な大学生活を実現させてください」と激励の言葉を述べました。

告辞を述べる金久学長

左)宣誓を述べる長崎さん
右)歓迎の辞を述べる今井さん
会場外の様子




令和5年3月25~27日の3日間、高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム「2022年度スポーツサイエンスキャンプin鹿屋体育大学:スポーツ科学の最前線~From Gene to Gold~」を開催しました。
スポーツサイエンスキャンプは、スポーツ科学の研究成果が「運動パフォーマンスの向上に対して大きな役割を果たしていること」および「国民すべての健康の維持・増進に対して幅広く応用されていること」の2点を理解してもらうことを目的とし、鹿屋体育大学が誇る最先端の設備や施設、テクノロジーを体感できる2泊3日のプログラムです。2003年から継続して開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2年間中止を余儀なくされ、今年度3年ぶりに開催することができました。
公募の結果、全国から多数の応募が寄せられ、その中から選ばれた遠くは大阪府、九州近隣の地域や地元鹿児島県など各所から16名の高校生が参加しました。プログラムはスポーツ生理学、スポーツ心理学、バイオメカニクスの3分野に関する講義と演習の6コマで構成され、本学教員6名がそれぞれの専門分野を担当しました。また今回は初の試みとして、1日目のイントロ講義を金久博昭学長が担当し「スポーツの無限の可能性を知ってほしい」と翌日からの講義・演習に、より興味や疑問を持って参加できるような3分野に関する様々なトピックから現在の課題等を織り交ぜながら講義しました。
3日間のプログラムを通し、各教員の専門分野からその分野の特徴的な内容について講義しました。高校生にわかりやすい表現で、高校生活やそれぞれの競技種目への活かし方や考え方を随所に盛り込みながら進められ、参加者が目を輝かせながら講義を受ける姿が見受けられました。また、講義後に教員へ個別質問する参加者もあるなど最先端の研究装置・設備を用いた実験を通して、スポーツを競技力の向上を目指すという点だけでなく、スポーツや運動が人間の体に及ぼす影響や重要性についての興味や関心が高まったようでした。
参加者からは、講義・演習に関して「最初は難しそうと思って参加していたけれど、先生の話が面白く、自分自身も興味がある分野の内容だったので楽しく講義を受けられました」「装置を使った実験が楽しかった」という声が聞かれ、プログラムを堪能した様子でした。また「とにかく楽しい3日間で、時間が経つのが早すぎてみんなと別れるのが寂しい」と、今回のプログラムで出会い3日間をともに過ごした仲間との別れを寂しがる声も聞かれましたが、最後には「また会おうね!」と手を振り合い、帰路についていきました。
★スポーツサイエンスキャンプの詳細や写真は以下ページからご覧いただけます。
スポーツサイエンスキャンプ – 国立大学法人 鹿屋体育大学 NATIONAL INSTITUTE of FITNESS and SPORTS in KANOYA (nifs-k.ac.jp)
このたび、本学の叢瑋(ソウ イ)さん(体育学研究科体育学専攻修士課程2年)が、日本スポーツ産業学会において開催された「リサーチカンファレンス2023」において日本スポーツ産業学会奨励賞を受賞しました。リサーチカンファレンスは、専門学校生や大学生等が自身の研究分野について発表し、その学術性と新規性を競い合うもので、全体発表者17名から選ばれました。
叢さんの受賞した研究内容は「ホームファンの感情が行動意図に及ぼす影響:B 3リーグのアリーナ観戦者に着目して」と題し、日本プロバスケットボールリーグ3部リーグ(B3リーグ)のアリーナ観戦者のうち、ホームファンを対象に、これまでのアリーナ観戦で経験したことのある感情が行動意図(クラブ支援意図、再観戦意図)に及ぼす影響を明らかにすることを目的としたものです。
スポーツマーケティング研究としては従来から、感情、ファンコミュニティID、チームID、地域愛着などの変数各々が、行動意図に有意な正の影響を及ぼしていることは多数確認されてきていましたが、今回叢さんは、行動意図を予測する同一のモデルの中に、感情、ファンコミュニティID、チームID、地域愛着を全て含め、同時に分析を行いました。全ての変数を含めたことからより包括的で実用性の高い行動意図の予測モデルが立てられ、プロスポーツにおける観戦者数増加の一助となる研究発表として評価されました。
学位記授与式の行われた令和5年3月24日、叢瑋さんは指導教員の北村尚浩教授、副指導教員の隅野美砂輝准教授とともに学長報告を行いました。金久博昭学長からは「修士課程修了と奨励賞の受賞おめでとうございます。優れた発表内容だと思いますので、是非次のステップとして論文化に挑戦してください。鹿屋体育大学の学部と修士課程で学んだ6年間を土台にし、益々研究に勤しんで博士論文につなげてください。活躍を期待しています」とお祝いと激励のメッセージが贈られました。叢さんは「研究内容もカンファレンスでの発表も大きなチャレンジでしたが、良い評価をいただけて大変うれしく思います。鹿屋で学んだ経験を活かして、博士課程での研究活動に邁進したいと思います」と喜びと今後に向けての決意を語りました。
※ID アイデンティフィケーション

左から隅野准教授、金久学長、叢さん、北村教授

令和5年3月24日(金)、水野講堂にて卒業証書・学位記授与式を挙行しました。
本年度、卒業証書及び学位記を授与されたのは、体育学部スポーツ総合課程卒業生141名、武道課程47名の合計188名、大学院修了生16名及び大学院論文博士取得者1名の合計205名です。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、列席者の制限、検温や消毒などの対策を徹底した中で行われました。
式では、金久博昭学長が「本日ここに、卒業証書授与式および学位記授与式を迎えられましたことを、心からお喜び申し上げます。この日を迎えるにあたり、卒業生および修了生の皆さんは、ご家族の方々をはじめとする、多くの皆様の慈愛あふれるご支援があったことを、感謝の気持ちをもって改めて思い起こしてください。新天地において、本学で得た知識やスポーツ実践のノウハウを十分に活かし、スポーツの力で、社会の活性化に貢献されることを期待します」と告辞を述べました。
続いて、一昨年度、昨年度に引き続き、今年度も室伏広治スポーツ庁長官ご本人からのビデオメッセージによる祝辞をいただきました。メッセージの内容は「みなさんは、学生生活の半分以上の期間を新型コロナウイルス感染症の流行のなかで過ごされ、部活動、就職活動にも大きな影響を受けたと思います。そのなかでも、挑戦することを諦めず、スポーツを通じて何ができるのかを真剣に考えてきたことは、自分自身だけではなく、多くの人々の心身共に健康で充実した生活に寄与していくでしょう」と、制約された学生生活の中でも活動を続けてきた卒業生へ、祝福と激励の言葉が盛り込まれたものでした。
在学生送辞では、体育会会長の今井公暉さん(スポーツ総合課程:2年)から「先輩方は常に私たちの先頭に立って、リーダーシップを発揮してくださいました。今日まで私たちを導いてくださいましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。これからは私たちが鹿屋体育大学の伝統を受け継ぎ、さらなる飛躍を目指して、在学生一同、尽力して参ります」と力強い言葉が述べられました。
卒業証書・学位記取得者答辞では、長谷川毅さん(同課程:4年)から「この4年間は、学年が上がったり、部活動の大会などで大舞台に立つにつれ、プレッシャーや使命感に押しつぶされそうになったこともありました。しかし、そんな苦しい中、常に心の支えとなっていたのは、両親、先生方、そして部員たちでした。本当に感謝しています。この鹿屋体育大学で培ってきた経験をもとに、各分野で貢献できる人材になることを目指し精進して参ります」と感謝と決意が述べられました。

学長告辞

室伏長官からのビデオメッセージ

卒業証書・学位記授与の様子
左)瀨底 かすみさん(スポーツ総合課程:4年)
右)小野澤 暢大さん(武道課程:4年)

左)在学生送辞を述べる今井さん
右)卒業証書・学位記取得者答辞を述べる長谷川さん
会場の様子


令和5年3月21、22日の2日間、東洋大学陸上競技部所属の栁田大輝選手、成島陽紀選手及び和田遼選手がスポーツパフォーマンス研究センターでの測定に訪れました。本測定は、本学の髙井洋平准教授(スポーツ生命科学系)と東洋大学の土江寛裕教授(1996年、2004年オリンピアン)の共同研究により実施されたものです。
当日は通常時の走行のほか、牽引装置を用いて抵抗をかけた走行を行い、50mフォースプレート及びモーションキャプチャーで走行時の床反力と動作に関するデータを測定していました。
土江教授からは「ここでしか実現できない、実践と同じ環境での測定データが得られるのがスポーツパフォーマンス研究センターの強みであり、とても興味深いデータが得られています。恩師の福永哲夫先生(本学元学長)とは、センターが設置される前に『実践に近い状態での測定ができる施設があると良い』という会話をしたことがありました。その構想が実現する形となり、とてもうれしく思います」とのコメントがあり、充実した測定を行えたことが伺えました。
是非、またのお越しをお待ちしております!


測定の様子

締結式の一場面
このたび本学を含む九州・沖縄地区の国立大学法人11大学は、令和5年3月21日、「国立大学法人における研究力向上の連携に関する覚書」を締結しました。
国立大学法人の運営費交付金が削減される中、これまで以上に各大学が持つ高度な実験機器や設備、研究に関するデータ等を有効活用しやすい環境を整えるもので、「九州・沖縄オープンユニバーシティ」として九州大学を中心に今後構築されていくものです。
本学は、スポーツパフォーマンス研究センターに保有するフォースプレートやモーションキャプチャー、及びスポーツトレーニング教育研究センターのトレーニング環境シミュレータ等をはじめとする高度な測定機器・設備を保有している国立大学唯一の体育大学。締結式に臨んだ前田明理事・副学長は「本学はスポーツに特化した大学であり、得意分野が他大学からわかりやすいと思います。スポーツはいろんな可能性があり、他大学の異分野との連携した研究が行えるのが楽しみです」と、スポーツ界のみならず各分野の研究の発展に寄与できる可能性が広がるこの取組へ抱負を述べました。
◆鹿屋体育大学「学内共同教育研究施設等」のご紹介
https://www.nifs-k.ac.jp/outline/cer/
◇スポーツパフォーマンス研究センター
Sports Performance Research Center (nifs-k.ac.jp)
◇スポーツトレーニング教育研究センター
https://www.nifs-k.ac.jp/outline/cer/training/
鹿屋体育大学では教育、研究のために動物が実験に供されております。尊い動物の御霊に感謝し、安らかな眠りを祈るべく実験動物慰霊式を開催しました。
式では、動物実験小委員会吉田委員長より挨拶があった後、慰霊の言葉、黙祷、献花を行いました。
慰霊の言葉より
鹿屋体育大学実験動物慰霊式にあたり、本学の動物実験実施者を代表しまして、ここに謹んで慰霊の言葉を述べさせていただきます。
令和4年度、本学では研究・教育の目的で、マウス92匹、ラット98匹が動物実験に供されました。そしてこれら尊い命の犠牲により、貴重な研究成果や教育成果を得ることができました。実験動物の犠牲の上で成り立つこれらの成果を広く公表し、社会に還元する大切な責任があることを自覚し、同時に、犠牲となる動物の数を最小限にし、またストレスや苦痛を軽減させるよう努めて参ります。
最後に、研究・教育のために犠牲になられた実験動物に対し、ここに謹んで感謝と敬意の念を表し、その御霊が安らかに眠りにつくことをお祈りして、慰霊の言葉といたします。
令和5年3月17日
鹿屋体育大学 動物実験実施者 代表
田巻 弘之


(左)慰霊式
(右)動物実験小委員会委員長挨拶


(左)動物実験実施者代表慰霊の言葉
(右)学長による献花、黙祷の様子
令和5年3月14日、令和4年度学生挑戦プロジェクト成果報告会が対面とオンライン会議方式を併用して開催され、45名が参加しました。
平成28年度より実施している学生挑戦プロジェクトは、学生の自主性、企画力、創造性を養うとともに、キャンパスライフの充実・活性化を図ることを目的として、学生が実現したいプロジェクトに対して必要な支援を行うものです。全学生から募集し、今年度は審査の結果、2件が趣旨等にそった優秀なプロジェクトとして採択され、各々が“挑戦”してきました。
沼田真帆さん(スポーツ総合課程3年)は、バレーボール競技におけるプロの選手サポートとして、4つの社会人チームのトレーナーの現場を体験してきたことを報告しました。プロの現場にはトレーナーが数名配置されており、分野(メディカル、ストレングス)ごとに、より専門的なケアや指導が日々細やかに行われていること、本学のバレーボール部でも活用しているデバイスが、チームによって違った角度で活用されていることを発見するなど等様々なことについて身をもって体感し、プロのトレーナーの経験と知識の豊富さに驚いたとのことでした。そして、この経験が自身の将来の目標をより強固なものとし、挑戦後にはより経験を積むために、トレーニングジムでのアルバイトを始めたことが報告されました。
棚田恭平さん(スポーツ国際開発学共同専攻修士課程1年)は、野口慎平さん(同)と藤谷雄平さん(体育学専攻博士後期課程3年)と一緒に「SDGs達成に寄与できる鹿屋体育大学生育成プロジェクト」について、スポーツを通したSDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」に着眼し取り組んだことを報告しました。訪問調査させていただいた団体の活動を通し、子どもの貧困問題について、衣食住の問題への関心は高いがスポーツ分野への関心は低く、さらに広がる格差の要因と課題の深さ・大きさを実感したこと、そして今回プロジェクト内で行った本学学生への意識調査アンケート回答者数もかなり少数であり、まずは学生への意識付けや興味を持ってもらうための取り組みを継続していく必要があること等が報告されました。
いずれの発表も質疑応答が活発におこなわれる充実した成果報告会となりました。学生挑戦プロジェクトは、来年度も引き続き募集される予定ですので、学生のみなさま、是非応募してみてはいかがでしょうか?

左)開会のあいさつをする前阪茂樹学長補佐(学生支援担当)
右)会場からの質問の様子

左)発表者の沼田さん
右)発表者の棚田さん