本学卒業生の橋本英也さん(2016.3卒、日本競輪選手会)が、東京2020オリンピックの自転車競技男子オムニアムの日本代表選手に内定しました!

これまでもアジア競技大会オムニアムやトラックレース全日本選手権等で数々の優勝を成し遂げてきた橋本さん。母校として心からの祝福と益々のご活躍を祈念しております!!

 

橋本さんコメント

 東京オリンピック代表に選ばれて非常に光栄に思います。
 鹿屋体育大学時代に4年間お世話になった大好きな鹿屋は第2の故郷、卒業後も応援頂く大学関係者や鹿児島の皆様に心より感謝するとともに、コロナの影響でご苦労されている 皆様に今回の出場決定を一緒に喜んで頂ければ嬉しいです。
 オリンピック開催は1年先送りになりましたが、残された課題を克服できる有意義な時間を与えられたと前向きにとらえています。
 オリンピックでは狙うは勿論金メダル、大会までしっかり精進していきますので、引き続き暖かい応援を宜しくお願い致します。

 

自転車競技部 黒川剛監督コメント

 4年前に僅差で出場を逃して落胆した姿を見ていただけに、この4年間の積み上げが代表決定に繋がり安堵しました。
 自転車競技部からはロンドン五輪に2名、リオデジャネイロ五輪に2名を輩出しましたが、橋本には初めてメダルが狙える力があると分析しています。
 本当の勝負はこれから、延期になった時間を味方につけしっかりレベルアップして、世界の頂点を狙って欲しいです。

五輪代表選手に内定した本学OB橋本英也さん写真8

このたび、本学スポーツ生命科学系所属の沼尾成晴准教授の研究論文が、日本生理人類学会の英文誌「Journal of Physiological Anthropology」に掲載されました。研究の詳細は以下のとおりです。

タイトル

加齢による内臓脂肪の蓄積は動脈硬化のリスクを高める

要旨

本研究では,閉経前よりも閉経後女性では内臓脂肪の蓄積が高まり、その蓄積には閉経よりも加齢が強く影響することを日本人肥満女性においてはじめて明らかにしました。また、腹部の複数の脂肪組織の中でも内臓脂肪がメタボリックシンドローム危険因子と関係し,動脈硬化のリスクを高めることを見いだしました。

成果の公開先

本研究成果は,日本生理人類学会の英文誌Journal of Physiological Anthropologyに2020年4月19日にオンライン上で公開されました。
URL : https://jphysiolanthropol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40101-020-00222-0

研究成果のポイント

ポイント1:閉経後の内臓脂肪の蓄積は、閉経よりも加齢の影響を受けることが明らかになりました。
ポイント2:肥満女性おける内臓脂肪の蓄積は、メタボリックシンドローム危険因子と関連し、動脈硬化のリスクを高める可能性が示されました。

研究者からのコメント

女性では、閉経により腹部脂肪組織の蓄積箇所が変化することがこれまでの研究で報告されてきました。今回の研究では、閉経後肥満女性で腹部脂肪組織の中でも内臓脂肪の蓄積が確認されましたが、その蓄積には閉経よりも加齢の影響が大きい可能性が示されました。このことは、女性において閉経前後だけでなく、加齢とともに生活習慣を見直し、内臓脂肪を過剰に蓄積させないことが将来的な動脈硬化予防に重要であることを示しています。今後は、生活習慣(身体活動や食事)に着目して、閉経後女性の腹部脂肪やメタボシックシンドローム危険因子との関連を長期的に検討していくことが必要であると考えています。

論文情報

Numao S, Katayama Y, Nakata Y, Matsuo T, Nakagaichi M, Tanaka K. Association of abdominal fat with metabolic syndrome components in overweight women: effect of menopausal status. Journal of Physiological Anthropology, 39: 12, 2020. DOI: 10.1186/s40101-020-00222-0

沼尾成晴准教授の情報

本学公式Webサイト紹介ページ
https://www.nifs-k.ac.jp/property/researchers/syllabary/05/2019-02-04-04-18-36.html

授業を行う沼尾准教授9授業を行う沼尾准教授

新型コロナウイルスの影響で日常生活の自粛が要請され、老若男女問わず運動不足による健康への二次被害が懸念されています。このたび鹿屋体育大学生涯スポーツ実践センターの中垣内真樹センター長が中心となって大学所在地近隣の花岡地区(5町内会)にウォーキングコースを設定しました。地域貢献の一環としてコース内にある町内会や小・中学生へコースマップを配布し、運動不足解消を呼びかけました。

ウォーキングコースは3つの拠点をスタート・ゴールとして、3~4kmの健脚コースと2.6~2.7kmのお手軽コースがそれぞれに設定されています。さらに地域への愛着を深めてもらおうとミッションをクリア(地域の謎解き)しながら楽しく歩けるように工夫されています。

学校からマップが配布された週末、マップを手に早速姉妹でチャレンジしてみた小学生からは「良い感覚でミッションがあるから、長い距離も楽しみながら歩けました。町内のことも知ることができ、いい運動にもなってよかったです」との感想が聞かれました。

「ウォーキングは体や心のリフレッシュに有効です。新型コロナウイルス感染防止対策は怠らないようにしながらも楽しい企画・情報発信ができないかと考えてミッションウォーキングマップを作成してみました。ふるさとの史跡や本学、自然を満喫しながら歩けるこの地区ならではのコースマップが作成できました。個々の健康のため、家族のコミュニケーションのため、地域愛を育むための一助となれば」と中垣内教授は思いを話しました。
マップはこちら「ファンウォークマップ」からどうぞ♪

史跡を巡りながらのウォーキングの様子10
マップを手に姉妹でチャレンジする様子

この度、日本コーチング学会大31回大会において、本学OBの柚野秀斗さん(2020年3月卒業)がポスター発表個別コーチング学部門で優秀発表賞を受賞しました。日本コーチング学会第31回大会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりましたが、WEB形式での研究発表が実施され、ポスター発表個別コーチング部門では、20名の発表者の中から2名が優秀発表賞として表彰されました。

受賞した柚野さんの研究発表題目は「カヌースプリント・カナディアン種目におけるパドルの握り方と手枷の活用方法の検討」で、「手枷」というパドルと握り手をつなぐ装具の使用も含めた4条件に設定し、筋電図を用いて運動中の主動筋の筋活動の相違を、比較・検討したもの。今回の受賞に柚野さんは

「このような賞をいただき嬉しい限りです。中村夏実准教授のご指導のもと、研究に取り組み、たくさんの方のお力添えのおかげで楽しく、最後まで研究に取り組むことができました。今回の受賞の喜びをエネルギーに、新社会人として日々精進してまいります」と喜びを語りました。

4月からは就職し、社会へ羽ばたいている柚野さん。鹿屋体育大学ではOB・OGの皆さんの活躍をいつまでも応援しています。

柚野さん11

このたび、本学スポーツトレーニング教育研究センターが、鹿児島県教育委員会から御礼状、鹿屋市教育委員会から感謝状の贈呈を受けました。これは鹿児島県内の研究協力校と連携した運動プログラムの開発に関する取り組みについて、評価されたものです。

この取り組みは、「子どもの体力低下」という課題を解決するため、平成22年から鹿児島県内の研究協力校(小学校・中学校等)と連携し、児童・生徒が学校で取り組める運動プログラムを開発・実践、体力向上を図るもので、専門的なトレーニング機器を使わず短時間の運動を継続的に行うことにより運動能力の向上に効果的な運動プログラムの開発となっています。

4月21日に学長へ報告があり、山本正嘉センター長は「鹿児島県及び鹿屋市の教育委員会の協力の下、研究協力校とこの取り組みを実施することができ、大変感謝しています」と述べました。また、本取り組みに携わってきた髙井洋平准教授からは「この取組を県内外に広げるために、地元放送局と連携し、運動プログラムの動画配信も計画しています」と今後の計画について報告があり、それを受けた松下雅雄学長は「本取り組みを多くの学校現場に展開し、子どもの体力向上に繋げていってほしい」とこれからの活動への期待を述べました。

(左から)山本センター長、松下学長、高井准教授12(左から)山本センター長、松下学長、髙井准教授

 

直垂(ひたたれ:男)、小袖五衣(いつつぎぬ:女)という江戸時代の武家の正装に身を包んだ8名13直垂(ひたたれ:男)、小袖五衣(いつつぎぬ:女)という江戸時代の武家の正装に身を包んだ8名

古代から受け継がれた伝統行事「第26回 仙巌園『曲水の宴』」が、4月5日に鹿児島市の島津家別邸・仙巌園で開催されました。曲水の宴は小川の上流から流した杯が自分の目の前を通り過ぎる前に題にちなんだ和歌を詠む神事で、今年は鹿児島で国体と全国障害者スポーツ大会が行われることから、鹿児島県内外のスポーツ分野で活躍する8名が参宴者として招待されました。今年の歌題は「望」。鹿屋体育大学からも2名が招待され、世界剣道選手権大会個人2位の実績を持つ竹中健太郎准教授は「日の本(ひのもと)の剣の文化を修練に 望み託して若人育つ」、同じく世界剣道選手権大会3位の同大学武道課程2年で剣道部の妹尾舞香さんは「一戦を悔いなきものにと望みつつ 全霊かけて剣の道行く」とそれぞれの思いを表現しました。

曲水の宴はもともと疫病を鎮める神事であることから、今年は新型コロナウイルスの終息を願い、観覧客の人数制限や開催時間の短縮など感染拡大の防止策がとられるなかでの開催となりました。終了後に竹中准教授は「参宴し、改めて我が国の伝統と文化の素晴らしさを再認識しました。今後は剣道を通じて日本の文化と精神性を伝承していきたいと思います」、妹尾さんは「武家の伝統的装束で仙巌園の曲水の宴に参宴させていただき、一生の思い出ができました。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べました。

竹中准教授(左)と剣道部の妹尾舞香さん(中央)14竹中准教授(左)と剣道部の妹尾舞香さん(中央)

この春、新型コロナウイルス感染予防のため卒業証書・学位記授与式(以下「卒業式」)を挙行できず、さみしい思いをした卒業生・修了生へ心温まるメッセージが届きました。

その取り組みを発信してくださったのは、鹿屋市近隣でフリーマーケット等の市民活動を行っている隈崎かずよさん(おおすみハナマルシェ実行委員会)。隈崎さんは、この数年、地元近隣で様々な活動を行う中で本学学生とふれあい、協力し合う機会があった方。本学の卒業式中止のニュースが聞こえると「親元離れて4年間、この鹿屋で頑張ってきた学生本人や保護者の気持ちを考えると何かしたい!」という思いが沸きおこり、その日にSNS上でメッセージの募集を始めました。するとわずか3日間で全国各地から心温まる、素敵なメッセージが100件近く寄せられたため、卒業式挙行予定日に本学で行われた卒業証書配布の際にパネルにして持参し、出席した卒業生等が目にすることができました。

隈崎さんは3月31日、この日まで115件余り集まったメッセージを携えて改めて来学しました。卒業生はおりませんでしたが、この思いを受け取った松下雅雄学長は「本学の学生をこのように応援してくださって本当にありがとうございます。式は挙行できませんでしたが、今年の卒業生はお陰様でとても思い出深い卒業を迎えられたことと思います。感謝の気持ちでいっぱいです」とお礼を述べ「感謝状」を贈りました。

また、東京在住の保護者の方からお礼のご連絡もいただくなど反響の大きさに隈崎さんご自身も驚きと共に「学生一人一人がとても素直で優しいです。地元に愛される歴史があり、この結果になっていると思います」と語ってくださいました。

今年は新型コロナウイルス感染予防のためにこの春の様々な行事が中止になっておりますが、このようなご支援・ご声援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。今後も地域に根差した大学であることを忘れず、邁進してまいります。ありがとうございました。20200401 sotugyoumese ji15
写真左から宮内さん、隈崎さん、中島さんと松下学長

 

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員一同、ご入学を心から祝福・歓迎します。

すでにお知らせしましたとおり、「令和2年度鹿屋体育大学入学式」を新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、やむを得ず中止することといたしましたが、松下雅雄学長から新入生の皆さんを迎える言葉をビデオレターでお届けします。

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※クリックでYoutubeが開きます。

学長の言葉全文(PDF)

令和2年3月23日、本学にて垂水市との連携協議会が開催されました。本協議会は平成28年度に設置され、相互の連携及び協力を目的とした協定に基づき、毎年開催されているものです。

協議会の冒頭に、尾脇雅弥垂水市長と松下雅雄学長より挨拶があり、第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の開催に向け、さらなる連携と協力を行うことを確認しました。

その後各担当者より報告事項について説明があり、同国民体育大会に向けた取組状況、保健事業における連携状況及びマリンパークたるみずの利用状況等について活発な意見交換が行われました。

今後、垂水市のさらなる発展と鹿屋体育大学との連携が期待されます。

協議会の様子17


 鹿屋体育大学では教育、研究のために動物が実験に供されております。尊い動物の御霊に感謝し、安らかな眠りを祈るべく実験動物慰霊式を開催しました。

 慰霊の言葉より

 鹿屋体育大学実験動物慰霊式にあたり、本学の利用者を代表して、ここに謹んで慰霊の言葉を述べさせていただきます。

 令和元年度、本学において教育・研究の目的で実験に供された動物は、マウス999匹、ラット96匹を数えました。これらの尊い命の犠牲により、貴重な教育成果、および研究成果を得ることができました。

 実験動物の尊い犠牲の上に得られた貴重な情報を、社会に貢献できる成果として公表し、還元することに努めてまいります。

 最後に、教育・研究のために犠牲になられた実験動物に対し、ここに謹んで感謝と敬意の念を表し、その御霊が安らかに眠りにつくことをお祈りして、慰霊の言葉といたします。

令和2年3月12日

鹿屋体育大学 動物実験実施者 代表

吉田 剛一郎

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(左)慰霊式               (右)安田動物実験小委員会委員長挨拶

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 (左)慰霊の言葉            (右)松下学長による献花の様子

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