このたび、本学の萩原悟一講師(スポーツ人文・応用社会科学系所属)が、日本スポーツ産業学会第27回大会企画コンペ~アイデアコンペ「スポーツ産業に新たな投資を呼び込もう!」~で、スポーツ庁長官賞を受賞しました。この賞は、2016年度より当学会が実施してきたスポーツ政策やスポーツ産業の活性化にむけた提言コンペに2018年度から「スポーツに新たな投資を呼び込むアイデア」が付加され、我が国のスポーツ市場規模拡大にむけ貢献を期待するアイデアが公募されたコンペの最優秀賞です。萩原講師の提案は、ふるさと納税を利用してスポーツ産業の活性化に繋がっている地方モデルの紹介や本学のスポーツ施設を活用したスポーツ・ツーリズムのアイデア等を盛り込んだもので、現在スポーツ庁及び経済産業省などが提唱している地方創生の活性化へ繋がる可能性を大いに含むものとして評価されての受賞となりました。
このたび、松下雅雄学長はじめ役員に受賞の報告をした萩原講師は、「鹿屋市で行おうと進めているアイデアにお墨付きをいただけたようなものなので、これを機に地元や本学への貢献にむすびつくような取り組みの実現化に弾みをつけたい」と今後への意欲をみせました。
学長表敬の様子
8月12日、入間市市民体育館(埼玉県)で開催された第57回全日本学生なぎなた選手権大会において、鹿屋体育大学なぎなた部春山りんかさん(武道課程1年)が試合競技個人の部で優勝しました。春山さんは1年生ながら決勝戦までトーナメントを勝ち進め、大阪体育大学4年生相手に延長にまでもつれ込む接戦の末、1本先取で見事優勝しました。初出場での優勝に春山さんは「結果より内容を楽しもうと試合に臨んだ。まさか今年優勝できるとは思っていなかったので、とても嬉しい」と喜びを語りました。
また、試合競技団体の部では、5人対抗のうち4人が引き分け、0対1の僅差で惜しくも準優勝となりましたが、四連覇の重圧のかかった決勝戦としては、大健闘の結果となりました。
(左)試合競技個人優勝の春山さん (右)なぎなた部のみなさん
8月10~12日に兵庫県・ベイコム総合体育館で開催された第72回全日本学生体操競技選手権大会において杉野正尭さん(スポーツ総合課程2年)が種目別あん馬で優勝しました!杉野さんは「優勝できて素直に嬉しい。全日本種目別ではあと一歩のところで優勝を逃しとても悔しい想いがあり、全日本インカレでは必ず優勝するという気持ちで臨んで試合をし、結果につながって一安心しています。この結果に満足することなく来年以降も優勝し続けて全日本種目別のタイトルも再び獲得したい。 」と喜びを語りました。その他にもメダル獲得を含め多数入賞し、男子団体総合では3位に入賞しました。たくさんのご声援ありがとうございました。
8月20日からは前野風哉さん(スポーツ総合課程4年)がインドネシア・ジャカルタで開催される第18回アジア競技大会に日本代表として出場します。応援よろしくお願いします。
【本学入賞者】
種目 | 順位 | 氏名(学年) | ||
---|---|---|---|---|
男子 | 個人総合選手権の部 | 5位 | 杉野 正尭(2) | |
7位 |
前野 風哉(4) |
|||
団体総合選手権の部 | 3位 | 鹿屋体育大学 | ||
個人種目別選手権の部 | あん馬 | 1位 | 杉野 正尭(2) | |
つり輪 | 2位 | 前野 風哉(4) | ||
跳 馬 | 2位 | 長谷川 瑞樹(3) | ||
平行棒 | 6位 | 藤巻 竣平(1) | ||
鉄 棒 | 3位 | 前野 風哉(4) | ||
6位 | 中谷 至希(3) |
(左)種目別あん馬で優勝した杉野さん(右)体操競技部のみなさん
8月4日、毎年恒例のかのや夏祭り「総踊り」(かのや夏祭り実行委員会主催)に、鹿屋体育大学も参加しました。
昨年は台風の影響で参加できず、2年ぶりの参加となりましたが、自転車競技部、女子バレーボール部、留学生を中心に約70名が集まりました。
「総踊り」本番を前に、本学構内では結団式が行われ、森司朗理事から猛暑の中を踊る参加者へ激励の言葉が述べられた後、教職員からバーベキューの差し入れがありました。参加者は、準備された焼肉やおにぎりをおいしそうに頬張り、これから暑い中踊りを披露する英気を養いました。また、おなか一杯になった後は、踊りの練習を自主的に行うなど体育大学生らしい意気込みが見受けられました。
その後、「総踊り」のスタート場所(鹿屋市役所)に移動し、18時半頃、踊り連団長の松井喬さん(スポーツ総合課程4年)の掛け声で参加者の士気を高めてスタート。日中よりも若干やわらいだ暑さの中、沿道から応援してくれる市民の声に応えるように精一杯踊りました。スタート直後は不揃いの瞬間も見られた踊りも、時間と共に揃い、大勢の見物客でにぎわっていた本部席付近では、積極的に声をだし、一層盛り上がりました。
7月23日~8月2日、タイ王国女子バレーボールナショナルチーム一行(以下「タイチーム一行」という。)が来日し、鹿屋市で合宿を行いました。今回の来日は、5月8日に本学、鹿屋市、鹿児島県とタイ王国バレーボール協会との間で締結した2020年東京オリンピック競技大会事前キャンプに関する覚書に基づいて実現したものです。
タイチーム一行は、初日である23日に、鹿屋体育大学を訪れ、松下雅雄学長ら役員を表敬訪問しました。学長からは監督や選手へ、東京2020オリンピック出場に向けて激励の言葉が贈られ、タイチーム一行の監督とキャプテンからは今回の誘致に伴う大学の協力への感謝や決意表明が述べられました。
また24日~25日の2日間に渡り、タイチーム一行は本学のスポーツパフォーマンス研究センターを中心に、フォースプレートやモーションキャプチャーシステムを用いて、ブロックの動作分析やサーブパフォーマンスの測定等を行いました。そこでは、各プレーヤーが自分のプレーをさらによりよいものにするべく、真剣な表情で計測結果を確認する選手の姿が見受けられました。
28日には、串良平和アリーナ(鹿屋市)にて、本学女子バレーボール部とのエキシビションマッチが行われました。女子バレーボール部員にとって、世界レベルの選手の競技力を身をもって感じる貴重な経験となりました。また、多くの市民も訪れ、抽選会を行うなどホストタウンとして交流を深めました。
タイチーム一行は9月に開催される、「2018 バレーボール女子世界選手権」に出場します。今回の経験を活かし、さらなる活躍が期待されます。
(左)学長表敬にて(右)SPセンターで測定結果を確認する様子
(左)SPセンターでのブロックの動作分析(右)本学女子バレーボール部とのエキシビションマッチ
(左)市民と交流をするタイチームの選手(右)エキシビションマッチ後のタイチームと女子バレー部
7月23日~25日の3日間、8月4日に開催される、かのや夏祭り「総踊り」の練習を行いました。今年は、自転車競技部、女子バレーボール部、留学生の学生を中心に参加します。昨年は台風の影響で不参加だったこともあり、今年は初参加の学生が半数を占めています。
授業や部活動の合間を縫って行われた練習では、先輩方の踊る映像を見ながら見様見真似で踊りはじめました。数回通すころには、楽しんで踊る姿が見られました。
練習2日目には、学長や森理事、石田理事が見学され、激励の言葉を述べられました。その後、差し入れもいただき、より一層力の入った練習になりました。
短い時間での練習でしたが、鹿屋体育大学生持ち前の集中力と運動神経で高い完成度が期待されます。
平成30年度日本版NCAA KANOYAモデル事業
ランチトークイベント「出番ですよ!隅野SA室員 with サッカー部」が平成30年7月11日(水)11:50~12:15に鹿屋体育大学 学生食堂で約180名の本学学生及び教職員がランチをする中、開催されました。
司会は前回に引き続きスポーツアドミニストレーター(SA)の萩原悟一講師がつとめ、隅野美砂輝スポーツアドミニストレーション室(SA)室員・スポーツディレクター(SD)とサッカー部所属学生の学内への情報提供・共有の場を持ちました。
今回はサッカー部所属学生も登壇してもらい、趣を変えました。萩原講師が、隅野SA室SDへ司会をバトンタッチされました。
左から隅野SA室SD、4年奥村さん、4年岡田さん、3年綿引さん、2年宮内さん、1年根本さん
=以下、隅野SA室SDとサッカー部所属学生5名とのインタビューとなります=
(隅野SA室SD)
1年生には「はじめまして」です。専門はスポーツマーケティングです。よろしくお願いします。
さて、今回はサッカー部の紹介をさせていただきます。登壇しているのは、トップチームから4年生2名、3年生1名、2年生1名、1年生1名の5名です。
部員90名で、各30名ずつの3チームで活動しています。ユニフォームは鹿屋体育大学のスクールカラーである青色が基調となっています。
他の部活動を知る機会になりますので、お時間をいただきます。これから5名の自己紹介をします。
(サッカー部:5名)
4年の奥村泰地です。ポジションはディフェンス(DF)で、鹿児島県鹿屋市出身です。
4年の岡田浩平です。ポジションはフォワード(FW)で山口県下関市出身です。
3年の綿引 康です。ポジションはディフェンス(DF)で、茨城県那珂市出身です。
2年の宮内真輝です。ポジションはミッドフィルダー(MF)で、福岡県福岡市出身です。
1年の根本 凌です。ポジションはフォワード(FW)で、神奈川県茅ケ崎市出身です。
Q: (隅野SA室SD、以下Q同じ)九州大学1部リーグ前期日程を振り返っての感想をお願いします。
A:(奥村さん)下位チームへの負けが多く、失点も増えました。後期リーグでは失点を少なくし、キャプテンとしていいチームづくりをしたいです。
A:(岡田さん)失点が多いので、改善したいです。4年生になり、試合に出場できるようになったのでチームを引っ張る存在になりたいです。FWとしてもっと点に絡めるようにしたいです。
A:(綿引さん)DFなのでチーム・個人としても失点を減らして、しっかりと勝ち切りたいです。
A:(宮内さん)良い試合と悪い試合の波がありました。失点が多いのが弱点なので、後期リーグに向けて、失点を減らしたいです。個人としては、攻撃から守備のポジションに変わり、感覚の違いを感じていますが、今のポジションでレギュラーをとりたいです。
A:(根本さん)引き分けの試合が多かったですが、福岡大学との前期リーグ最終戦で勝ってチームの雰囲気が良くなったので、巻き返したいです。FWとしてゴールに貪欲になりたいです。
Q:福岡大学は同じ九州地区でライバル校でもありますが、どのように感じていますか?
A:(奥村さん)福岡大学との前期リーグ最終戦では、しっかり守備ができ、しっかりと攻撃もできました。DFとして相手の攻撃的な選手と競り合えました。
A:(岡田さん)高校時代の同級生がキャプテンなので、思い入れがあります。全国クラスの試合はまだまだ圧倒できる部分があったと思うので、今度は試合で圧倒できるようにしたいです。
A:(綿引さん)思い入れがあったので、勝てたのはうれしかったです。失点の部分を改善したいです。
A:(宮内さん)福岡県出身なので、絶対勝ちたいと気合が入りました。相手チームには180cm以上の長身FWがおり、フィジカル不足を感じました。チームの「勝つ」という気持ちが強かったため、試合では100%以上の力が出せました。
A:(根本さん)今回、福岡大学との対戦は初めてですが、過去の対戦成績では負け越しているので、因縁の相手という印象があります。思い切って打ったシュートがリーグ戦初ゴールになったのは、しっかりと守備をしてもらったおかげだと思います。
Q:今週末から始まる「九州大学サッカートーナメント本戦」に向けた意気込みをお願いします?
A:(奥村さん)個人として昨年は出場できなかったので、初戦から出場したいです。全国大会でも勝てるチームづくりを行いたいです。
Q:最後に一言お願いします!
A:サッカー部のTwitterやFacebookを通して試合結果や得点シーンの映像を掲載しているので、ぜひご覧ください。応援よろしくお願いします。
『BlueWinds3本締め』をcoolにキメる萩原講師
■次回のお知らせ
日程:7月18日(水)
時間:11:45~12:15(予定)
場所:鹿屋体育大学 学生食堂
登壇者:坂中美郷 SA室 室員
7月9日~11日に日本女子プロ野球リーグに所属するレイアの選手、元レイア所属選手および指導者、スタッフ約40名が「産学官連携によるスポーツ合宿まちづくり推進事業」の一環で来学し、トレーニングや動作測定等を行いました。
「産学官連携によるスポーツ合宿まちづくり推進事業」は、鹿屋市及び民間団体と連携して実施しており、本学では主に、専門機器・施設を用いたスポーツ科学的な動作測定や身体能力測定、栄養学的な観点からの食事のアドバイス、トレーニング場所の提供等で、アスリートのパフォーマンス向上に寄与しています。
11日にはスポーツパフォーマンス研究センター(SPセンター)でモーションキャプチャ、フォースプレート等の機器を用い各球種の速度、投球フォーム、打撃フォームについて、その場でモニターに出されるデータを確認しながら測定を進めていました。来学した選手の中には侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」に選出された選手が2名含まれており、8月にアメリカで行われるワールドカップに出場予定です。今回の測定結果によるパフォーマンスの向上が期待されます。
また、11日のSPセンターでの測定には台湾のプロ野球関係者3名が見学に訪れ、世界でも類を見ない測定の様子や施設機能について熱心に取材していました。
モーションキャプチャ、フォースプレート等を用いた測定の様子
(左)モニターのデータを確認する様子(右)打撃練習の様子
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)に繋がる事業を支援するための東京2020PRツールである横断幕が届きました。
これは、バレーボールタイ王国女子代表チームが7月下旬に鹿屋市で合宿を行う際、本学のスポーツパフォーマンス研究センターで動作測定を行うことにあわせて東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から借用したものです。
鹿屋市は、今年4月に東京2020大会開催に向けたタイ王国(バレーボール競技)の「ホストタウン」に認定されており、今後、バレーボールタイ王国女子代表チームとの交流を通して、東京2020大会に向けて更なる取り組みが期待されています。