体育学研究科体育学専攻(修士課程)
目的
鹿屋体育大学大学院体育学研究科修士課程体育学専攻は、学部での教育研究の成果を基盤として、スポーツ、武道及び体育・健康づくりの分野における専門的知識・技術の教授研究能力及び高度の専門性を要する職業に必要な能力を有する研究者や指導者の養成を目的とする。
さらに、社会人の再教育、海外の留学生の受入れによる教育研究の国際交流を図り、これらを通じて国内外の体育・スポーツ情報のネットワーク構築をめざす。
ディプロマポリシー
鹿屋体育大学大学院体育学研究科修士課程体育学専攻では、以下のような能力を身につけ、かつ所定の単位を修得し、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に「修士(体育学)」の学位を授与する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野において、専門的知識・技術の教育研究能力及び高度の専門性が求められる職業を担うために必要な能力を身につけている。
- 我が国におけるスポーツ・武道文化の発展及び国民の体力・健康の増進に寄与する能力を身につけている。
カリキュラムポリシー
鹿屋体育大学大学院体育学研究科修士課程体育学専攻では、スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野において、専門的知識・技術の教育研究、高度な専門性が求められる職業を担うことのできる研究者や指導者の養成及び社会人の再教育を目的として、学術の理論並びに応用と実践が一体となった教育研究の展開が可能な教育課程を編成する。
教育課程の編成の方針
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野における教育研究能力及び高度の専門性を要する職業等に必要な基礎的能力を養うため、「共通科目」を必修科目又は選択科目として配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野で求められる基礎的なリテラシー及びマネジメント力を涵養するための科目を配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野で求められる基礎的な研究実践力及びディスカッション能力を涵養するための科目を配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野で求められる基礎的な英語力を涵養するための科目を配置する。
- キャリアを形成するための科目を配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野における専門的知識・技術の教育研究能力及び高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うため、スポーツ総合科学、スポーツ文化・社会科学、スポーツ生命科学の3領域について、基礎科目及び応用科目を学生の志向性に応じて選択できるよう配置する。
なお、基礎科目は主に理論を展開し、応用科目では理論の応用や実践を展開する。- スポーツ総合科学領域:スポーツ・武道及び体育・健康づくりの実践的側面に関する専門的知識・研究法を追究するための科目を配置する。
- スポーツ文化・社会科学領域:スポーツ・武道及び体育・健康づくりの文化的、社会的側面に関する専門的知識・研究法を追究するための科目を配置する。
- スポーツ生命科学領域:スポーツ・身体活動への生体応答メカニズムに関する専門的知識・研究法を追究するための科目を配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野における総合的な教育研究能力及び高度の専門性を要する職業等に必要な能力を活かし、修士学位論文をまとめるための科目を必修科目として配置する。
- スポーツ・武道及び体育・健康づくりの分野における専門的知識・研究法を活かし、修士学位論文としてまとめるための科目を配置する。
教育・学修方法に関する方針
学位論文の作成及びその他の修学上の指導を行うために、指導教員(1名)及び副指導教員(2名以内)を配置する。指導教員等の指導を十分に受けながら、研究分野及び研究内容等を考慮の上、1~2年次にかけて共通科目(6単位)、基礎科目及び応用科目(20単位)を履修するとともに、2年次に課題研究科目(4単位)を履修することを指導する。なお、特講と特講演習はセットで履修することを推奨する。学位論文は、指導教員等の指導の元、1年次より着手し,2年次において学位論文中間発表会及び発表会で発表できるように指導する。
学修成果の評価の方針
各授業科目の学習成果の評価は、客観性及び厳格性を確保するため、学生に対して成績評価基準をあらかじめ明示し、当該基準に基づき厳格な評価を行う。また、修士論文又は特定の課題についての研究の成果は、審査及び最終試験を修士論文審査基準に基づき適切に行う。
教育課程
大学院体育学研究科は、体育・スポーツ、健康に関する科学的及び実践的な教育研究領域において、特に社会的要請の強い分野を中心とした専門性の高い職業人の養成、研究者の養成及び社会人の再教育を目的とした多様なカリキュラムを編成するとともに、次のような教育目標にそった教育を効果的に行うため授業科目を共通コア科目、基礎科目及び応用科目に区分して設けている。
- 国民各層の身体活動に対する欲求を把握・分析し、スポーツ医科学分野の学際的な研究活動を基盤としてそれらを統合し、生涯を通じ個々の健康水準や生活環境等に応じた適切な生涯スポーツプログラムを攻究するとともに、生涯スポーツ分野における高度な管理・運営能力を有する専門的指導者の養成を図る。
- 各種スポーツ・武道の競技力向上のために技能を分析し、スポーツ科学の学際的な研究活動に基づいたトレーニング理論と方法を攻究するとともに、それらを統合した実践的な指導能力と幅広い応用能力を身に付けた高度の専門的指導者の養成を図る。
- 国民の健康・体力水準の向上と競技力水準の向上に資するため、科学と実践に関する専門知識を総合的に判断し攻究する、健康・スポーツ科学分野の研究者の養成を図る。
さらに、平成28年度から筑波大学との共同専攻を実施しています。
担当教員研究領域
体育学専攻(修士課程)の研究指導担当教員は以下を参照ください。
履修要項・シラバス
取得可能な免許・資格
教育職員免許法に定める中学校及び高等学校教諭の一種免許状(保健体育)の所要資格を有する者が、教育職員免許状取得に必要な単位数(24単位以上)を修得し、かつ本学大学院体育学研究科修士課程体育学専攻の課程を修了したときには、申請に基づき次の免許状を取得することができる。
免許
教育職員免許状
教諭になるために必要な免許
- 中学校教諭専修免許状(保健体育)
- 高等学校教諭専修免許状(保健体育)
各種提出様式
- 研究題目届 ( WORD、PDF)
- 学位論文題目届(別紙様式第1号)( WORD、PDF)
- 学位論文題目変更届(別紙様式第2号)( WORD、PDF)
- 学位論文変更届 (別紙様式第8号)( WORD、PDF)
学位論文等の提出に係る書類
関係規則
修士課程の学位論文について
修士課程の学位論文題目一覧
年度 | 論文題目一覧 |
---|---|
令和元年度 | 令和元年度修士課程の学位論文題目一覧 |
令和2年度 | 令和2年度修士課程の学位論文題目一覧 |
令和3年度 | 令和3年度修士課程の学位論文題目一覧 |
令和4年度 | 令和4年度修士課程の学位論文題目一覧 |
令和5年度 | 令和5年度修士課程の学位論文題目一覧 |
教育の質保証
本学では、「ディプロマポリシー」に則した学生の学修到達度の向上のために、学修成果を可視化し、評価・検証することで、教育プログラムの改善を行っています。
修了時満足度調査(修了する2年生へのアンケート調査)
修了する2年生に対し、本学教育課程の満足度及び学修の修得度等に係るアンケート調査を行っています。
修了時満足度調査
修了後調査(大学院修了後3年・10年後の修了生へのアンケート調査)
修了して3年及び10年経過した修了生に対し、「在学中に身に付いた力」や「本学教育の満足度」等、アンケート調査を行っています。
令和6年度修了後調査(2021年度及び2014年度修了生対象のアンケートフォーム)
過去の修了後調査の結果
大学院外部評価委員会
本学は、第4期中期目標・中期計画において、「スポーツ・武道、体育・健康づくり・競技力向上の分野における多様なニーズに対応できる実践的な能力を備えた人材を養成するため、大学院教育(修士・博士課程)に関する外部評価の結果を踏まえた教育課程の改訂を実施する。」ことを目標に掲げており、大学院教育(修士・博士課程)の改善に資することを目的として、外部評価委員会を設立しました。
会議の開催状況および概要について、以下のとおり公表いたします。
<令和5年度外部評価委員会> | |
日 時 | 令和5年11月3日(金)14時~16時 |
場 所 | 貸会議室「新宿プリンスビル Room B」(対面とWEB会議の併用) |
(外部評価の内容) 〇項目別評価(修士課程・博士後期課程・3年制博士課程) ・入学試験 ・カリキュラム ・進路 〇大学院全般について 〇2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 | |
委 員 ※敬称略 | 永木 耕介 (法政大学スポーツ健康学部・学部長/研究科 教授) 沢井 史穂 (日本女子体育大学大学院スポーツ科学研究科 教授/研究科長) |
報告書 | 令和5年度鹿屋体育大学大学院外部評価報告書(PDF) |