日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

令和6年度卒業証書・学位授与式を挙行しました!

2025/03/25

令和7年3月24日(月)、本学水野講堂で卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

本年度卒業証書および学位記を授与されたのは、体育学部スポーツ総合課程141名、武道課程51名の192名、大学院体育学研究科修了生12名(修士課程9名、博士後期課程3名)、大学院論文博士取得者2名を合わせて合計206名です。

式では金久博昭学長が「本日卒業生、修了生の皆さんが手にする卒業証書・学位記は、スポーツ・武道及び体育・健康づくりを指導し、普及するために必要な知識と実践能力を身に付けていることを示す証です。科学技術がいかに進歩しようとも、スポーツ・武道及び体育・健康づくりに対する社会的評価には、それらに直接かかわる人、一人ひとりの品位、教養そして倫理観によって大きく左右されることを決して忘れないでください。本学の卒業は、学生アスリートからの卒業を意味します。本学での学びを生かし、社会人として時代に即した倫理観と社会性を持ち、スポーツや武道を普及し、振興するリーダーとしての役割を担っていただけることを切に希望します」と告辞を述べました。

来賓祝辞では、鹿児島県藤本徳昭副知事が塩田康一県知事からの祝辞を代読、続いて中西茂鹿屋市長からの祝辞、最後に室伏広治スポーツ庁長官からのビデオメッセージが披露されました。在学生送辞では第42代体育会会長國光元就さん(武道課程1年)が「先輩方と過ごした日々を振り返ると、いつも私たち在学生の先頭に立ち、大きな背中を見せていただいたと感じています。ときには悩みながらも前に進む先輩方の姿を見て、私たちも成長することができました。先輩方が築かれた伝統を受け継ぎ、さらなる飛躍を目指して、在学生一同、尽力して参ります。先輩方がこの大学で培われた知識、経験、そして最高の仲間と絆があれば、どんな困難も乗り越えられ、私たち後輩のいつまでも良き先輩として、社会に出ても誇りある姿を見せていただけると確信しています」と感謝の気持ちと未来へのエールを贈りました。

卒業証書・学位記取得者答辞では、津村涼太さん(スポーツ総合課程4年)が「4年前、新型コロナウイルスの流行で日本中が混乱している中、私たちは入学の日を迎えました。私は本学の体操競技部に所属し、“パリオリンピックで金メダルを取る”“全日本インカレ団体優勝”という目標を掲げ、授業の合間、休みの日も練習を続けてきました。日本代表に選ばれるなど目標が近くなっていることを感じていましたが、3年生の冬から怪我が増え、焦りから自分を見失い、何のために競技を続けているのか分からなくなったこともありましたが、苦しいときに常に心の支えになっていたのは両親、先生方、苦楽を共にした部員たちでした。最終的に私自身の目標を達成することはできませんでしたが、本学で過ごした日々は私たち卒業生にとってかけがえのない財産です。鹿屋体育大学の卒業生であるという誇りを胸に、社会貢献できる人材を目指し、私たち卒業生の活躍を鹿屋の地に届けられるように精進して参ります」と感謝の気持ちと新たなステージへの決意の言葉を述べました。

その後、剣道部、男子バスケットボール部、なぎなた部、自転車競技部に所属する学生による合唱隊が入場し、会場の全員で学生歌を斉唱して令和6年度鹿屋体育大学卒業証書・学位授与式は終了しました。

アーカイブ動画

こちらから式当日のライブ配信映像のアーカイブ動画がご覧になれます(配信期間限定)。

式典の様子

卒業証書・学位記授与式当日の懸垂幕
スポーツ総合課程 総代 池田匡佑さん
武道課程 総代 木島悠人さん
金久学長告辞
藤本副知事がお祝いメッセージのあと塩田知事の祝辞を代読
中西市長の祝辞
室伏スポーツ庁長官からのビデオメッセージ
在学生送辞を述べる体育会会長の國光さん
卒業証書・学位記取得者を代表し、答辞を述べる津村さん
在学生による合唱団が入場し、全員で学生歌を斉唱