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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

「Blue Winds presents. スポーツで自由研究をしよう!」を開催しました!

2025/07/22

令和7年7月20日10時~13時、今年で3回目となった「Blue Winds presents. スポーツで自由研究をしよう!」を鹿屋体育大学球技体育館卓球練習室で開催しました。応募者多数のため抽選になりましたが、夏休みの自由研究相談ブースには県内各地の小学校から、1年生から6年生までの小学生32人とその保護者が参加し、本学の学生14人がAからFの6つのブースに分かれて1組に30分ずつアドバイスをしました。また、沼尾成晴教授、栫ちか子教授、栗山靖弘准教授、棟田雅也講師、松永武人講師の5人の教員も参加しました。

子どもたちからは事前に「足が速くなりたい」「バレーボールで高く跳びたい」「バスケットが上手になりたい」などの研究テーマが寄せられており、事前に対策を話し合って準備を進めていた学生が、子どもたちに的確かつスムーズに指導をしていました。

志布志市立原田小学校2年生の村永琳理さんのテーマは「走り方のフォームでどれだけタイムが変わるかを知りたい」。腕の振り方のアドバイスを受けて実際に走るとタイムが著しく向上した結果に、「早く走れるようになって参加して楽しかった」と笑顔で答えていました。南大隅町立神山小学校1年生の片野坂星樹君のテーマは「縄跳びがうまく跳べるようになりたい」。学生から足音がしないように飛ぶよう指導を受けると、1回の指導で3回から8回へ、その後もさらに記録が伸びていき「跳べるようになってうれしい」と話しました。  

指導を担当した三島未琴さん(修士課程2年)は「研究やスポーツは面白いということを子どもたちに伝えたくて、参加しました。子どもたちがやりたいと思っていることを明確にしてこちらが引き出してあげると、意見交換がスムーズにできるようになり、最後は楽しいと思ってくれるようになったのでこちらも達成感ややりがいを感じました」、中国からの留学生でもある陳真さん(同2年)は「子どもとコミュニケーションを取ることが大事だということを学び、自分にとってもいい勉強になりました。現場を体験できて楽しかったです」、後藤芹凜さん(スポーツ総合課程3年)は「事前準備で指導案をがちがちにつくっていたのですが、その場で子どもが求めていることを汲み取ってニーズに合わせることが大事だと学びました。最後に楽しかったと言ってもらえてうれしかったです」、池上公貴さん(同1年)は「自分は教えることが好きだということに気が付き、結構指導力はあるかもしれないと思えました。楽しく過ごせて、参加して良かったです」と振り返りました。学生たちにとっても、今回のイベントは充実した貴重な学びの1日になったようです。