第30回記念大会学長杯オープンヨットレースが開催されました!
2022/08/30
令和4年8月28日、本学の海洋スポーツセンターにおいて第30回記念大会学長杯オープンヨットレースが開催され、九州各地から29名が参加しました。今年で30回を数える歴史ある学長杯ですが、新型コロナウイルス感染症の影響等から3年ぶりの開催で、主催者としては感慨深いものとなりました。
開会式では「小学生から78歳の方までと幅広い年齢層の参加者の皆さんと運営に携わるスタッフの皆さんがあって、この学長杯ヨットレースが第30回を開催できることに感謝します。何より体調に気を付けて楽しんでください」と金久博昭学長が挨拶し、参加者を代表して鹿屋海洋スポーツクラブ所属の松浦颯良(そら)さん(中3)が「シーマンシップにのっとり正々堂々と競技することを誓います」と爽やかに選手宣誓を行いました。最後に大会レース委員長の同センター榮樂洋光講師から今大会のルールや体調管理の注意等を行った後、10時の第1レーススタートに向けて参加者は出艇していきました。
当日は3年振りの開催を歓迎しているような快晴に白波の見えない「凪」状態で、第1レース開始時はヨットレースとしては物足りない微風でしたが、第2レース時には風向きが定まらない「振れる」状態となり、「風を読んで」競うヨットレースとしてはその手腕が試されるとても面白いコンディションになる中、4種目29艇はそれぞれの帆を懸命に操り競い合っていました。

閉会式では榮樂レース委員長から、無事に終了したお礼と、レースの面白みに大きく影響する目標部位の設置を、運営役員として携わっていた学生が行っていたこと等を挙げて学生をねぎらうコメントが含まれる挨拶があり、引き続き中村海洋スポーツセンター長による表彰状授与が行われました。惜しくも入賞できなかった参加者もレースを満喫した表情で、次の大会での再会を口にしつつ帰路についていました。皆様ご参加ありがとうございました。
優勝者の方等のコメント
OP級Aクラス優勝
廣池颯さん(中1、宮崎セーリング連盟所属)
小学生時に父親の勧めでヨットを始め、楽しいからお友だちを誘ったとのことです。今回そのお友だち3名も参加しており、皆で「風を感じるヨットが楽しい」と笑顔で教えてくれました。

シングルハンドAクラス優勝
原田小夜子さん(鹿児島県スポーツ協会;本学OG)
「最近の日常の練習が一人なので、今日のようなレースは今の自分にとっていい刺激になった。国体に向けてまた頑張ります」

原田さんを取り上げた本学公式Webサイト記事 https://www.nifs-k.ac.jp/information/ob-4/
シングルハンドBクラス優勝
最高齢78歳で参加の有村哲郎さん(鹿屋海洋スポーツクラブ所属)
「定年をきっかけに地元に帰って来て、50歳から兵庫県でやっていたヨットができる場所を探したら、ここがあった。このように身近で気軽に参加できる施設や機会があってうれしい」と話してくれました。

ウインドサーフィンクラス
廣津秀治さん(鹿児島市消防局;錦江湾マリン所属)
「風が振れているような今回のレースは自分としては好きなコンディションで楽しいレースでした!」
