日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

「SDGs防災フェスティバル」に本学教員・学生が参加しました!

2024/11/29

令和6年11月24日(日)に、鹿屋市の国立大隅青少年自然の家で初開催となる「SDGs防災フェスティバル」(主催:国立大隅青少年自然の家、共催:鹿屋体育大学)が開催され、約350人が訪れました。午前10時からと13時からは、本学の栫ちか子准教授、中谷深友紀特任助教と栫ゼミの学生たちが、集まった子どもたちと一緒に“いつでも、どこでも、誰とでも、もちろん避難所でもOK”の「鹿屋体育大学こどもの運動プログラムExseed(避難所version)」を楽しみました。

また、坂口俊哉講師のゼミ生、植木一喜さん(スポーツ総合課程3年)、永岡勇次郎さん(同3年)、上田平浩志さん(同3年)、戸川晴仁さん(同2年)の4人が中心となって企画立案した「こども防災ミッションアドベンチャー」を、本学学生の森田遥也さん(同3年)、廣井楓さん(同3年)、髙松奏さん(同2年)、植木春華さん(同1年)らが一緒に盛り上げました。ミッションスタート直後に課されたSDGsに関するクイズの解説と解答合わせ、正解数に基づくコインの受け渡しを担当した森田遥也さん(同3年)は、「防災やSDGsに関することを学校だけでなくイベントという形で学べる機会があるのは、小さい頃から意識するきっかけにもなり、とてもいいことだと思いました。子どもの頃家族と出掛けたイベントのことを懐かしく思い出し、こちらまで幸せな気持ちになりました」と話してくれました。

屋外のアドベンチャーでは、折りたたんでスペースがどんどん狭くなったブルーシートに何人乗れるのかをチャレンジする体験、防災ラジオを手動で蓄電する体験、炊事用の薪を材木に見立てて作ったタワーの高さを競う体験、水消火器を使った消火リレーの4カ所を体験。各セクションでドラゴンの面を被った4人のゼミ生が、ドラゴンになりきって対応しました。植木さんは「今回のイベントはどんな場所でもできるということを再確認できたので、また近いうちにぜひ実現させたいです」、永岡さんは「イベント全体がどう盛り上がるのか、子どもや大人がどう楽しく教育的に学べるのか考えながらゲーム構成を考えたので大変なことも多かったのですが、形にできてホッとしています。今回は溜まったコインで景品と交換できるゲームを考えました。子どもたちが夢中になって楽しんでいたのがうれしかったです」、上田平さんは「ゼミに入って初めてのイベントでしたので、ドラゴンになりきるのが難しかったです。本来あまり表に出るタイプではないので、とても貴重な経験になりました。元気いっぱいの子どもたちに圧倒されました」とコメントしました。

今回のイベントのために友人からオリジナルの音源を提供してもらい、映像を制作した戸川さんは、「今回は次につなげるための基盤づくりとして臨みましたので、次回は今回以上に楽しくて面白い教育イベントを提供したいです。鹿屋体育大学のスペシャリストとしてこれからも邁進します」とアピールしました。

レストランでの食事提供のほか、たこ焼き、クレープ、甘酒カレー等のキッチンカーも出店、こども食堂×鹿屋市社会福祉協議会による避難所炊き出し実演の豚汁とアルファ米ごはん試食、防災講演会、協賛企業等の紹介ゾーン、防災&防災以外の体験ゾーンなど、災害に備えて知る、学ぶ、体験する貴重な機会となりました。

イベントを終えて坂口講師は「『防災を楽しく学ぶ』をテーマに企画準備を進めてきました。趣旨に賛同していただいた協賛企業や出店ブースの方々の協力のおかげで、楽しめるイベントになったかなと思います。防災とキャンプは親和性も高いので、次回はアウトドアスポーツ関連の企業の方たちにも出店してもらいたいなと思っています」と、次回への期待を寄せました。

防災フェスティバルの様子

Exseed避難所versionを体験
戸川晴仁さんが制作した説明映像
クイズの解答と解説を真剣に聞く子どもたち
ドラゴンになりきって、ルールを説明するゼミ生
避難所設営グッズや非常時持ち出し袋等を展示した、
鹿屋市安心安全課のブース
キッチンカーも出店して美味しくて楽しいランチタイムに
「女性×こども×ペット×要支援者のための防災」を
テーマにした防災講演会も開催されました