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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

令和7年度第1回事務職員向けSD研修を開催しました

2025/10/22

令和7年10月10日(金)、鹿屋体育大学では、事務職員を対象としたSD研修を開催しました。講師には、長崎大学理事・事務局長の田頭𠮷一氏をお迎えし、「今後の国立大学の動向等を踏まえた鹿屋体育大学として準備しておくこと及び事務職員として持つべき視点・考え方」をテーマにご講演いただきました。

田頭氏は、平成元年に文部事務官として採用された際、本学学生課に勤務されていたというご縁があり、今回の研修が実現しました。当時を知る職員にとっては懐かしく、若手職員にとっては貴重な学びの機会となりました。

研修は二部構成で行われ、第1部では「中教審答申等を踏まえて備えることとは何か」と題し、過去から現在に至る中央教育審議会答申等を振り返りながら、文部科学省が高等教育機関に求めてきた方向性を読み解きました。また、地域貢献という観点から本学の立ち位置を見つめ直し、これからの鹿屋体育大学がどうあるべきかを考える契機となりました。

第2部では、「先輩講和~37年前、鹿屋体育大学職員だった私に伝えたいこと~」と題して、本学創設期のエピソードや、文部科学省および各大学での豊富な経験を通じて得られた知見が語られました。当時の苦労や学び、そして後輩職員への温かいメッセージが込められた講話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。

参加者からは、「大学が今後どのような方向へ進むべきかを考えるよい機会となりました」「目の前の業務にとらわれず、大きな目標や前提に立ち返ることの重要性を感じました」「これまで中教審答申は上位職が対応するものと思っていましたが、今後は自ら関わる必要があると気づきました」「仕事や人に真摯に向き合ってこられたからこその言葉に胸が熱くなりました。困難なときには今日のお話を思い出し、心の支えにしたいです」といった感想が寄せられました。

今回の研修は、参加者一人ひとりが自身の業務の意義を見つめ直し、大学の未来を担う意識を高める貴重な機会となりました。

研修の様子