日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

オックスフォード大学との剣道交流を行いました!

2025/12/01

全員での記念写真

令和7年11月26日(水)、オックスフォード大学の剣道部員7名が来学し、本学剣道部の学生たちと親睦を深めました。本学剣道部と英国剣道協会は令和6年5月に国際交流協定を結んでいる関係もあり、現在の英国剣道代表監督を務める高波 宗人氏(本学武道課程卒業生)から依頼があり、今回の来鹿が実現しました。

オックスフォード大学剣道部の学生たちは、剣道部の稽古に参加する形で、本学学生との交流を深め、前阪 茂樹教授(剣道部部長・顧問教員)や大城戸 知准教授(剣道部監督)の指導を受けていました。

今回参加したオックスフォード大学剣道部の高 滌川(ガオ・ディチュアン)さんは「皆さんすごく強くて、正しい剣道をしているし、とにかく攻めが強い印象でした。実力差があるので、鹿屋体育大学の稽古をそのまま取り入れるのは難しいですが、気迫や剣道に対する考え方など学べるところばかりでした」と話しました。

また、同部コーチの鄭 子航(テイ・シコウ)さんは「鹿屋体育大学の三段稽古(掛かり手が元立ち3人に対し連続で掛かっていく稽古法)を見て、量より質が大事だと思いました。私たちの大学では、人数や空間も限られているので、稽古の有効性を高めることが課題でしたが、今回の稽古を通じ、勉強になりました」と本学剣道部で独自に実践している「三段稽古」に感銘を受けた様子でした。

本学剣道部の舩迫 仁也さん(武道課程3年)は「外国の人と稽古する機会があまり無く、地稽古(自由に打ち合う実戦的な稽古法)では、日本の選手とは違う間合いから技がきたりするので、そこに対応するのが難しかった。自分が本気でやって打たれるところもあり、稽古を通じて参考になるところがありました」と交流体験を振り返りました。

稽古の最後には、前阪部長より挨拶があり「一日だけでしたが、お互いに学ぶことがあったと思います。今回の経験を今後につなげて、ぜひ明日からステップアップしてしっかりと剣道を頑張ってほしい」と激励の言葉がありました。

今回の交流は、剣道を通じた英国と日本の懸け橋として、お互いに剣道の精神と技を学ぶ貴重な機会となりました。

素振りの様子
防具を付ける様子
指導をする前阪部長(写真中央)
地稽古の様子①(前阪部長(左)と余さん)
地稽古の様子②(大城戸監督(手前)と鄭さん)
地稽古の様子③(本学剣道部学生(右)と羅さん)
オックスフォード大学剣道部学生に挨拶をする前阪部長
オックスフォード大学剣道部学生と記念撮影