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2025年世界形柔道選手権大会(フランス・パリ)「U21未満の部 固の形優勝」を金久学長へ報告

2025/12/02

左から、小崎講師、金久学長、長岡さん、野本さん、小澤教授

11月8~9日にフランス・パリで開催された「2025年世界形柔道選手権大会」の“21歳未満の部・固の形”に、全日本学生柔道連盟の代表選手として「受」と「取」のペアとして出場した本学柔道部の長岡健心さん(武道課程3年)と野本輝さん(同2年)が、見事優勝を果たしました。12月1日に、柔道部部長兼顧問の小澤雄二教授と同監督の小崎亮輔講師とともに、学生代表として世界の頂点に立った2人が金メダルを手に、金久博昭学長を表敬訪問しました。

金久学長は、2人が柔道の学生代表としてチャンピオンになったことへの祝辞を述べた後、学長自身が学生時代に空手をやっていたことに触れ「私はどちらかと言えば組手の方しかできなかったけれど、形と組手の両方でレギュラーになっていた人は技の完成度が高く、ひと味違っていた。形は年齢を重ねても続けられ、柔道の技のエッセンスが凝縮されているので、今回金メダルを勝ち取ったことを機に、今後は柔道の形を広める役割も担ってほしい」と話しました。また、「今後もさらに精進し、シニアの部での優勝を目指してほしい」と激励しました。

長岡さんは「昨年の先輩たちが決勝に行けなかったので、とりあえず決勝に残ることを目標にしていました。金メダルを持って帰ってきて、といろんな人に言われていたのでプレッシャーはありましたが、実現できてよかったです」、野本さんは「目標はメダルを取ることではなくて、“金メダル”にこだわって“取る”と決めていたので、現実になってうれしいという気持ちしかなかったです」と優勝の喜びについてコメントしました。

小澤教授は「あっぱれ! という言葉に尽きます。2人の努力で勝ち取った金メダルで、指導者としてもありがとうという気持ちでいっぱいです」、小崎講師は「学生の形は今回で4年目の大会でした。形は本気で取り組めば取り組むほど面白くて奥が深いということが分かっているだけに、学生時代に世界形柔道選手権大会を味わえたことをうらやましくも思います」と、今回の快挙を一緒に喜びました。

学長への報告の様子
金メダルを首にかけ、左から長岡さん、野本さん