令和7年度「鹿児島県青少年海外ふれあい事業」シンガポール青少年が本学で剣道体験
2025/12/02
令和7年度「鹿児島県青少年海外ふれあい事業」におけるシンガポール青少年受け入れ業務の一環として、令和7年11月22日から27日まで5泊6日の日程でシンガポール青少年団10人と、シンガポール政府の文化・コミュニティ・青年省の管轄下にある法定機関「人民協会」の職員2人の12人が鹿児島県を訪れ、25日に本学剣道部で10人全員が剣道体験を行いました。この事業は鹿児島県がシンガポールの青少年を受け入れ、交流を通じて国際的感覚やふるさとを愛する心の醸成を図り、時代を担う青少年リーダーを育成してお互いの国の相互理解と友好を深めることを目的に実施しています。
シンガポール青少年団は16時半からスタートした剣道部のこの日の練習風景を見学した後、剣道部部長で顧問教員の前阪茂樹教授から「礼に始まり、礼に終わる」礼法や、竹刀の持ち方、大きな声で「メン!」と言いながらの面打ち、足さばきの指導等を受けました。その後、剣道部の学生がマンツーマンで個別に指導を行っていました。
今回団長を務めたアルンラッジ・S/O・チダムバラムさん(30)は「鹿児島に到着してから、私たちは多くの場所を訪れました。農泊体験もしましたが、身体を動かす武道は初めてでしたので、剣道体験はとても新鮮でリフレッシュできました。前阪先生は我々に対して非常に忍耐強く接してくださいました。学生のみなさんにも温かく迎え入れていただいて、本当に楽しい体験でした」と感想を話してくれました。
前阪ゼミで剣道部の和田龍眞さん(武道課程4年)は「海外の方と接すること自体が初めてだったので、少しでも剣道の良さが伝わったらいいなと思いながら一緒に練習しました。今回の体験をきっかけに、今後も剣道を続けてもらえたらうれしいです」と笑顔で話し、迎え入れる側としても、限られた時間を精一杯有意義に使おうという気持ちで接してもらったことが伝わってきました。
体験終了後は全員で記念撮影を行い、団長のアルンラッジさんから前阪教授に友好関係の証としてシンガポールの国花である蘭の花をモチーフにした記念品が贈呈されました。その後、青少年団は出発時間18時ぎりぎりまで学生との交流を楽しみ、大学を後にしました。



