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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

鈴木智晴特任助教が九州体育・スポーツ学会の学会賞受賞を報告!

2024/09/20

左から金久学長、鈴木特任助教、藤井講師、前田理事・副学長

鈴木 智晴特任助教(責任著者:スポーツイノベーション推進機構(スポーツパフォーマンス・コーチング部門))が、九州体育・スポーツ学会「学会賞(奨励論文賞)」を受賞しました!

受賞した論文テーマは、「大学野球捕手の二塁送球時における下肢の動作と動作時間および送球速度との関係」です。本研究は、大学野球捕手を対象に、二塁送球動作における下肢の動作と動作時間および送球速度との関係を明らかにすることを目的としています。結果として、捕手は、①捕球から軸足接地にかけての左右股関節と膝関節の動きで動作時間を短くし、②軸足接地から踏込足接地にかけての軸脚股関節と膝関節、踏込脚の股関節の動きで送球するボールの速度を速くしていることがわかりました。

令和6年9月18日(水)に、鈴木特任助教、前田 明理事・副学長(共同研究者)及び藤井 雅文講師(共同研究者:スポーツ・武道実践科学系)が学長に受賞報告を行いました。学長から今後の活躍へ期待を込めた激励の言葉があり、研究内容に関する懇談は終始和やかな雰囲気で行われました。

コメント

鈴木 智晴 特任助教

この度は栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。前田先生をはじめ支えてくださった皆様に感謝し、今後も研究と実践を通じてスポーツ科学の発展に貢献していきたいと思います。この成果を励みに、さらに精進して参ります。
今後も捕手に限らず野球における様々な動作を分析し、選手のパフォーマンス向上に役立つ実践的な練習法や指導法を確立したいと考えています。また野球部での活動を通して研究と実践の両輪を回せるよう努めていきます。

前田 明 理事・副学長

鈴木先生がコツコツ続けてきた、捕手に関する一連の研究の1つで、博士の学位取得にも繋がった論文です。SPORTECスポーツパフォーマンス研究センターの施設があったからこそできた研究とも言えます。この受賞を機に、今後も多くの選手にフィードバックできる実践的研究が進むことを期待しております。

今回の受賞論文は以下の「九州体育・スポーツ学研究」に掲載されています。

九州体育・スポーツ学研究 第38巻第2号(令和6年3月) (外部リンク)

受賞の報告の様子