日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

本学学生2名が九州体育・スポーツ学会第73回大会の若手優秀発表賞受賞を報告!

2024/09/20

左から金久学長、岡さん、小松さん、関教授、宮崎講師
表彰状を持つ小松さん(左)と岡さん(右)

令和6年9月7日(土)~8日(日)、長崎大学文教キャンパスで開催された「九州体育・スポーツ学会第73回大会」において、小松 友哉さん(体育学研究科修士課程体育学専攻2年)及び岡 知里(スポーツ総合課程4年)さんが「若手優秀発表賞」を受賞しました!

小松さんの発表テーマは、「スポーツにおける種目転向の「原因」の解明 トップアスリートの事例に基づく現象学的考察」です。本研究は、スポーツの才能を有する子どもを見つけて育てる取り組みであるスポーツタレント発掘育成事業出身のトップアスリートの事例を考察することで、種目転向の「原因」を明らかにすることを目的としています。

岡さんの発表テーマは、「仮想視野狭窄下での反復横跳びに対する聴覚フィードバックの影響」です。本研究では、晴眼である健常な男女大学生18名を対象とし、視野狭窄を模倣した状態での反復横跳びに対する聴覚フィードバックの影響を検討しています。

令和6年9月18日(水)に、小松さん、関 朋昭教授(指導教員:スポーツ人文・応用社会科学系)及び岡さん、宮崎 輝光講師(指導教員:スポーツ生命科学系)が学長に受賞報告を行いました。学長から、今後の小松さんの博士及び岡さんの修士に向けての取り組みへの期待と激励の言葉があり、研究内容に関する懇談は、終始和気あいあいとした雰囲気で行われました。

コメント

小松 友哉 さん

研究成果を形にし、学会大会で発表することができたことを嬉しく思います。概念を丁寧にレクチャーしてくださった先生方、発表に向けてディスカッションを行った院生の皆さんに感謝の気持ちを述べたいと思います。今回の発表を論文にまとめ、投稿を目指しています。発表にていただきましたアドバイスを踏まえてよりよい論文に仕上げていきたいと考えています。

関 教授 (指導教員)

彼の研究手法は古典的なアプローチに基づいていますが、その手法が研究課題の克服において斬新であることをご理解いただき、ご評価いただけたことは、指導教員として非常に嬉しく思います。彼の研究生活はまだ始まったばかりですので、今後もさらなる精進を期待しております。

岡 知里 さん

本研究は、友人との会話から始まり、先生方や実験参加者のご支援のおかげで、学会発表という形にできました。心から感謝申し上げます。この課題解決の重要性を広めていき、測定方法の確立を目指し精進していきます。

宮崎 講師 (指導教員)

視野狭窄のある方々を含め、あらゆる対象者に対して体力を正確に測定する方法の開発は非常に重要な課題です。本研究を基に、この課題の解決に向けた取り組みが進められることを期待しています。

・参考:九州体育・スポーツ学会第73回大会プログラム (外部リンク)