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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

鹿屋市と本学が“スポーツ実施率日本一”を共同宣言 杉野選手参加でモニュメント除幕式も同時開催

2025/01/15

令和7年1月13日、鹿屋市と鹿屋体育大学が「目指せ!鹿屋スポーツ実施率日本一共同宣言イベント」を開催し、会場となった本学水野講堂に鹿屋市民約160名が集いました。スポーツ実施率とは週1回以上運動・スポーツをしている成人の割合のことで、現在の鹿屋市の53.9%(令和6年度調査)をまずは70%にすることを目標に掲げています。初めに共同宣言を立案した中垣内真樹本学スポーツイノベーション推進機構ヘルス・スポーツプロモーション部門長が実践を交えて式典の趣旨説明をした後、中西茂鹿屋市長と金久博昭鹿屋体育大学長が「私たち、鹿屋市と鹿屋体育大学はスポーツを通じ、健康で活力のある社会を実現するためにする、みる、ささえる、つながる、スポーツの推進を通してスポーツ実施率日本一を目指し、共同で取り組むことをここに宣言します」と、署名した宣言書の一部を読み上げて披露しました。

その後「スポーツ実施率日本一になるために必要なこと」と題し、本学経営協議会学外委員で元テレビ朝日のスポーツ文化ジャーナリスト・宮嶋泰子氏をコーディネーターに、中西市長、金久学長によるトークセッションが繰り広げられたほか、パリ五輪体操男子団体金メダリストで本学卒業&修了生の杉野正尭選手参加の下、鹿屋市の霧島ヶ丘公園と会場をオンライン中継で結び、「パリオリンピック記念モニュメント除幕式」が行われました。杉野選手へ中西市長から賞賜金、公益社団法人鹿屋体育大学体育・スポーツ振興教育財団の風呂井敬理事長から奨励金も交付されました。

中西市長は「スポーツを通して鹿屋市が健康ですこやかな街になり、鹿屋市民全員が1週間に1回は意識的に身体を動かす、そういう街になるよう最終的に100%を目指します」、金久学長は「30~50代の働き盛りの忙しい世代の実施率を高め、鹿屋市と両輪で1+1が3にも4にもなるように体育大がある街として日本一を実現すべく、鹿屋市と一心同体となって100%を目標に取り組んでいきたい」と話しました。杉野選手は「ロサンゼルスでは個人でも金メダルを取って、再び鹿屋市にモニュメントをつくっていただけるように頑張りたい」と抱負を述べました。

2部は場所をSPORTECスポーツパフォーマンス研究センターに移し、1部に引き続き宮嶋氏をコーディネーターに杉野選手のトークセッション、杉野選手、体操競技部部員による体操パフォーマンスと体操教室、杉野選手のサイン抽選会が行われました。トークセッションで杉野選手は「鹿屋体育大学に進学していなければ、金メダルは取れていなかった。あきらめなければ、夢は叶う。全力でがむしゃらに頑張る人が大好きです」と話し、会場は拍手に包まれました。

共同宣言イベントの様子

実践を交えながら趣旨説明をする中垣内部門長
宣言書を読み上げる金久学長㊧と中西市長
署名した宣言書を披露
トークセッション(第1部)の様子
「パリ2024オリンピック記念モニュメント除幕式」では、霧島ヶ丘公園の田邊友唯さん(スポーツ総合課程4年、体操競技部主将、全日本学生選手権大会男子個人総合優勝)、芝原叶妃さん(鹿屋中央高校2年、SUP2年連続世界選手権入賞)を中継で結びました
左から金久学長、風呂井理事長、杉野選手、中西市長
トークセッション(第2部)の様子
杉野選手のサイン抽選会