本学大学院生が九州体育・スポーツ学会第74回大会の若手優秀発表賞を受賞!
2025/09/11
令和7年9月6日(土)~7日(日)、佐賀大学本庄キャンパスで開催された「九州体育・スポーツ学会第74回大会」において、川﨑百合香さん(体育学研究科3年制博士課程大学体育スポーツ高度化共同専攻2年、福岡大学スポーツ科学部助教)さんが「若手優秀発表賞」を受賞しました!
川﨑さんの発表テーマは、「“リズムに乗れる”テンポを探る― BPMとダンス動作の関係 ―」です。本研究は、中学校保健体育の「現代的なリズムのダンス」における、「ヒップホップの縦のり」、「ロックの弾み」等の基本的な動きにおいて、リズムの特徴を捉えやすいテンポ(BPM)を明らかにすることを目的としています。
ダンス未経験の学生25名、経験者5名を対象に分析し、結果として、「ヒップホップの縦のり」ではBPM80~90、「ロックの弾み」ではBPM140~150のテンポについて「捉えやすい(やや捉えやすい)」との回答が多く、動きの分析においても「捉えられている」対象者が多いことがわかりました。また、「ロックの弾み」における「スキップ」の動きでは、リズムの捉え方において個人差が大きいことも明らかになりました。
■ 川﨑さんのコメント
このたび、九州体育・スポーツ学会第74回大会にて「若手優秀発表賞」という栄えある賞を賜り、大変光栄に存じます。本研究は、指導教員である栫ちか子先生をはじめ多くの先生方のご指導とご支援、ならびに調査にご協力いただいた皆様のおかげで進めることができました。 今回の受賞を励みに、研究をさらに深化させ、中学校ダンス領域における「現代的なリズムのダンス」の指導法構築に繋げてまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 |
■ 栫教授(指導教員)のコメント
今回の研究は、様々なダンスの動きについて、どのテンポ(速さ)がリズムに乗りやすいのかという問いの解明に向けて、貴重なデータを示すことができました。 川﨑さんは、一児の母であり、現在、福岡大学で助教として勤務しながら博士課程に在籍されています。女性研究者の良きロールモデルとして、今後も博士号取得に向けて研究を進めていただきたいと思います。 |

