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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

国際学会「International Society of Biomechanics in Sports Conference 2025」で本学大学院生が受賞!

2025/11/17

令和7年11月2日(日)~6日(木)に、カタール大学(ドーハ)で開催された「International Society of Biomechanics in Sports Conference 2025(ISBS2025)」で、山本 翔大さん(体育学研究科体育学専攻(博士後期課程)1年、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部助手)が「New Investigator Award (Poster) 2nd Place」を受賞しました!

「VARIATIONS IN RELATIONSHIPS BETWEEN JUMP HEIGHT AND LOWER-LIMB JOINT KINETICS AT THE INTRA- AND INTER-INDIVIDUAL LEVELS IN SINGLE-LEG COUNTERMOVEMENT JUMPS」と題した山本さんの研究は、「片脚跳躍(Countermovement Jump)において跳躍高と下肢関節キネティクスの関係性が個人間および個人内レベルで異なるのかどうかを明らかにする」ことを目的としています。

結果として、足関節キネティクスの増大は、個人間および個人内の両レベルにおいて跳躍高の増大に関わることが明らかとなりました。一方で、股関節と膝関節のキネティクスと跳躍高の関係には個人差があり、これらのキネティクスの増大が必ずしも跳躍高の増大に関わるわけではないことが明らかとなりました。本研究から、個々の選手の力学的特徴を加味して、トレーニングを処方する必要性を示唆することができました。

山本さんのコメント

今回、このような栄えある賞をいただき、大変うれしく思います。この賞をいただけたのは、宮崎先生、久保田先生をはじめ、多くの先生方にご指導いただいたおかげです。心より感謝申し上げます。また、本研究の実験に参加・協力していただいた学生にも御礼申し上げます。
今回の発表内容をさらに深め、国際誌への論文投稿へとつなげるとともに、博士論文の執筆に向けて、より一層研究に励みたいと考えております。

宮崎講師(共同演者)のコメント

スポーツバイオメカニクス専門の国際学会での受賞はうれしく思います。発表内容の論文化に向けて、引き続き研究を進めていただければと思います。
研究について発表する山本さん
表彰状を持つ山本さん(左)