子どもの運動プログラムExseed 車いすペアバージョンと避難所バージョンを撮影
2025/08/08
令和7年8月5日の午後から、大学院棟2階のトレセン新スタジオで、子どもの運動プログラムとして開発されたExseed(運動監修:髙井洋平教授、運動制作:栫ちか子教授)の車いすペアバージョンと避難所バージョンの撮影が、栫教授振付指導の下、栫ゼミの学生をモデルに行われました。本学卒業生で愛知県立港特別支援学校教諭、本学学術共同研究員の小川邦生さんも、車いすペアバージョンの指導のために愛知県からかけつけました。今回は子どもに限らず、大人も取り組めるExseed新バージョンになっています。
Exseedの車いすバージョンはすでにHP等で公開されていますが、今回のペアバージョンは「車いすを自分で動かせない方も、支援者に動かしてもらうことによって一緒に楽しんでもらえる動きになっています」と小川さん。避難所バージョンは、栫教授が昨年11月に鹿屋市の国立大隅青少年自然の家で開催された『SDGs防災フェスティバル』で栫ゼミの学生と共に披露した“避難所version”をベースに、「避難所の限られたスペースで一人、あるいは家族や兄弟とペアでできる運動を考えました。また、エコノミークラス症候群の予防につながるような足首を動かす運動や、床に座ったままでできるストレッチや筋力強化の運動など、さまざまなバリエーションの動きを取り入れ、リニューアルして完成させました」と栫教授。
13時に練習からスタートした収録は、本番を迎えても栫教授からなかなかOKをもらえずにNGシーンを繰り返していましたが、16時過ぎにようやく終了。最後の栫教授の「OK!」の声に、学生たちは大きな歓声と拍手で盛り上がっていました。
新スタジオでの本格的な撮影は今回が初めてだったそうで、収録を無事に終えて栫教授は「今回の撮影を通してスタジオの活用可能性が見えたので、今後もさまざまな用途で使いたいと思います」とコメントしました。編集作業を経ての最終的な公開は、秋頃を予定しています。