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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

ロンドン五輪個人ロードレース代表選手 卒業生の萩原麻由子さんが来学

2026/02/03

左から、黒川前監督、金久学長、萩原さん、山口監督

平成21年3月の本学卒業生で、2012年ロンドンオリンピック個人ロードレース代表選手の萩原麻由子さんが、令和8年1月30日に山口大貴講師(監督)、黒川剛前監督と共に金久博昭学長を表敬訪問しました。

萩原さんは本学在学中の2006年にドーハアジア大会で日本人女子初優勝、オリンピック出場後の2013年からは海外のトップチームに所属し、2015年ジロ・ローザステージ優勝、2016年第36回アジア自転車競技選手権大会女子エリートタイムトライアル優勝と、日本人女子としては偉業ともいえる成績を残しました。2021年3月に引退後は小金井精機製作所(本社・埼玉県)の前橋工場に勤務しており、今回は後輩たちへのリクルートを目的に約5年ぶりの来学になりました。

学長訪問後に「競技スポーツ論」の授業で自転車競技部の学生への講話が予定されていた萩原さんへ、金久学長から「学生へは鹿屋体育大学の卒業生でオリンピックまで行った私が、今なぜこの企業にいるのか、テクノロジーの最先端の企業でどう生かされているのか、体育大でアスリートとして4年間頑張ったあなたたちの何を必要としているのかをぜひ話してあげてください」とアドバイスがありました。また「ひとつのことを極めた人が行き着くところは皆同じで、そこに境界はない。常にトップオブザトップを目指してきたことに自信を持って、これからも頑張ってください」とエールを贈りました。

萩原さんは「競技引退の挨拶で寄らせてもらって以来の母校でしたが、温かく迎え入れてくださり、ありがたいと感謝しています。現在は企業の事務職員として、一見競技人生と接点のないような職種に就いていますが、私自身海外で活動していたことが生かされていることを発見する日々を送っています」と話しました。

学生時代の萩原さんについて、黒川前監督は「妥協しないストイックな性格で、決めたことをきちっとやり遂げるタイプだった。学生時代にアジア大会で金メダルを取って、そこから日本のトップに上りつめていったけれど、謙虚な姿勢は昔も今も少しも変わらない。オリンピアンになったことで、みんな頑張ればオリンピックに行けるよねっていう目標を後輩たちにつくってくれた」と絶賛しました。

自転車競技部の後輩にあたる山口監督は「けがをして陸上競技から自転車競技に転向し、頑張ろう!と思っていた矢先に、萩原さんがロンドンオリンピックに出場するというニュースが飛び込んできて、とんでもない部に入ってしまったというプレッシャーを感じたことを今でも覚えています。ドーハで優勝してすぐに現地で転んで骨盤骨折をし、自転車競技部に戻ってきてからもしばらくは自転車に乗れなかったときに、どういう形でチームに貢献できるかを考えて倉庫の掃除をしていたというエピソードは、後輩たちに語り継がれています。エースの時もあるけれど、アシスト役にも回れる姿勢は学ばないといけないし、競技が強いだけでなく、人間的にも尊敬できる憧れの存在です」とコメントしました。

歓談の様子