2026年度NHK大学セミナー 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 ディレクター3人が来学!
2026/07/06
鹿屋体育大学とNHK鹿児島放送局の共催による「NHK大学セミナー」が令和8年6月25日に開催され、1年生を対象にした「キャリアデザインⅠ」の受講生167人が大学院棟3階の大講義室に集いました。講師として東京渋谷区にあるNHKから来学したのは、NHKのテレビ番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』をディレクターとして制作してきた奥翔太郎さん、東森勇二さん、新保真生さんの3人です。
『プロフェッショナル 大学生応援塾 鹿屋体育大学』と題して3限の12時40分にスタートしたセミナーは、「人物ドキュメンタリーで、その道を極めた人をひたすら追いかける番組」という番組説明と3人の自己紹介、主なプロフェッショナル担当回の話題からスタートし、事前に本学学生にヒアリングしたアンケート結果を基に展開されました。セミナーは、『第1部プロフェッショナル大解剖「制作舞台裏から見る。あした使える人生の流儀」』、『第2部「プロフェッショナル 仕事の流儀」から、鹿屋体育大学のみなさんへ』の2部構成で行われ、ディレクターという仕事についている3人の仕事に対する姿勢や言葉が学生の視野を広げ、学生の不安や悩みに本気で向き合ってもらった貴重な90分になりました。
学生から一番多かった質問「プロフェッショナルに共通していることは?」の3人の共通の答えが「ナルシズム」だと発表されると、一瞬会場からどよめきが起きました。「決してネガティブなナルシズムではなく、自分はそうなると信じていた、自分だからできた、といったことを堂々と口にする内に秘めたナルシズムが全員に共通しているマインド」という説明のあと、東森さんが担当した2018年放送の体操競技の内村航平選手の映像が流れ、スクリーンに「自分だけは、自分の可能性を信じる」という言葉が映し出されると、学生も納得した表情へと変わりました。
番組はディレクター、カメラマン、音声マン3人1組のクルーで1人の人物に平均40日間密着し、ひとつの番組ができるまで約5カ月かかるそうです。「密着の中で自身の心に響いた言葉は何ですか?」の学生からの事前質問には、新保さんがYouTuber竹脇まりなさんの「私は、私でいい」、奥さんが卓球選手・石川佳純さんの「勇気出したほうが勝ち」という言葉を紹介、さらに新保さんが造園職人・小林徹さんの「人生は、終わりなき、答え合わせ」という言葉を紹介し、「大事なことは正解を選べるかではなくて、その選択を正解にできるかどうか。正解になるように生きてほしい」と学生にエールを贈りました。
また、番組の出演者が晩年から輝き始めた人が多いことから、東森さんが「夢と天職は違うパターンがある。夢破れても輝ける仕事がなくなったことではないし、いま全力でやっていることが無駄になることはない」と話しました。
最後の質疑応答では、学生から「世界一清潔な空港と言われる羽田空港を支えてきた女性の清掃員にスポットを当てた回を観て、感動しました」と、実際に番組を観ての感想も寄せられました。
セミナー終了後はNHK関係者の皆さまが、金久博昭学長を表敬訪問しました。金久学長は「“プロフェッショナル 仕事の流儀”は有名人だけでなく、無名ながらその道で一流の仕事をしている人のすごさも取り上げる、まさにNHKならではの番組だと思う」と話し、印象に残った“神回”の話題で盛り上がりました。
受講後の学生アンケートでは「今後の大学生活を有意義に過ごす上で、とてもためになる内容だった」「自分もこの大学に入ったことを正解にしていこうと思った」「周りに流されず、自分を信じることの大切さを感じた」「自分の可能性のハードルを高く保つこと、自分軸で動くこと、踏み込んだ先に、真実があるといった言葉が印象に残った」など、セミナーが受講生全員の心に刺さる内容であったことが伺えました。
「キャリアデザインⅠ」の担当教員、中村勇講師は「キャリアデザインⅠという授業に必要なコンテンツはまさにこれ、というセミナーでした。学生の競技力向上やキャリア形成のヒントになる現場の生の声を直接学生にたくさん届けていただき、学生が今後のキャリア形成に生かしてくれることを願っています」と締めくくりました。







