日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

令和8年度「アスリートのインテグリティ育成・向上セミナー」を実施しました。

2026/10/21

令和8年10月6日、鹿屋体育大学では全学生を対象に「アスリートのインテグリティ育成・向上セミナー」を開催し、学生、教職員約250名が参加しました。

本セミナーは、近年の社会情勢の変化に伴い、学生を取り巻く環境が大きく変化している現状を踏まえ、大学スポーツ界における薬物使用、ハラスメント、暴力行為などの不祥事の発生を背景に、学生アスリートが直面するリスクへの理解を深め、健全な意識改革を促すことを目的として実施されました。なお、本セミナーは公益財団法人スポーツ安全協会のスポーツ活動等普及助成事業の一環として開催されたものです。

講師には、TMI総合法律事務所所属弁護士/一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)法務部副部長の平 龍大氏をお招きし、「大学生の身近なトラブル」をテーマにご講演いただきました。

講演は、昨今は右肩上がりに増えているパワハラ相談や飲酒をしていい年齢と飲酒してはいけない年齢が共存している稀有な組織が大学であること、SNSを楽しむことは基本自由だが多くのリスクが潜んでいること、取り立ててスポーツ選手にはインテグリティが求められており、報道されやすいのが現実であること、パワハラで人は死ぬことがあることなど、多くの観点を学生自身が意識しやすいように、実例や質問を交えられ充実の1時間でした。

最後に会場の学生から「してはいけないこととわかっているけどしてしまうこと、しないといけないけど出来ないことがあるのが現実、どう向き合い、組織として作りあげたらいいのか」といった切実な質問があると「個々の意識や目標が明確であることはもとより、部活全体のコミュニケーションを高めながら、部としてのビジョンをいかに密に共有することかだと考える」と回答されるなど、学生が今抱える悩みにも丁寧にお答えくださいました。

学生にとって身近なトラブルの現状を知り対応等を学ぶとともに、インテグリティへの理解と意識の向上に大きく寄与する有意義なセミナーとなりました。