日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

令和5年度防災訓練を行いました

2023/12/12

令和5年12月5日(火)、令和5年度鹿屋体育大学防災訓練を実施しました。この訓練は、災害発生時に慌てず的確な対応をとれるよう、学生と教職員を対象に毎年行っているものです。

訓練は2部構成で行い、第1部の緊急連絡における安否確認では、全ての学生と教職員1067名を対象とし、早朝に震度5弱の地震が発生したことを想定して、メールによる安否確認を行いました。
第2部の震災・消防訓練では、午後に震度5弱の地震が発生し、直後にそれに伴う火災が発生したことを想定して、地震発生時の対応や火災発生時の避難、自衛消防隊の活動の訓練を行いました。訓練開始時に学内にいた学生や教職員約170名が参加し、最後には、学生や新任の教職員7名が消火器取扱訓練を実施しました。

第2部訓練を支援・指導された大隅肝付地区消防組合の方からは「これまでの防災訓練の経験が活かされたスムーズな避難だった。実際に地震などの災害が起きると、周りの地域全体に被害が及び火災が起きても公設消防隊が駆け付けられない場合があるため、自衛消防隊や学内の対応を引き続き訓練してほしい。」との講評が寄せられました。

訓練終了後、金久博昭学長からの講評では、第2部訓練での迅速な行動が評価された一方で、第1部について学生の回答率が約7割だったことに触れ、「これが実際の地震であれば、3割の学生が未だ安否不明の状態である。災害時に適切な行動がとれるよう、訓練であっても1人1人が責任ある行動を心がけてほしい。」との激励をいただきました。

今回の訓練で得た経験が、非常時の対応に活かされることを期待します。