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祝優勝!第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会女子総合・2年ぶり15回目女子チームスプリント学連新記録3連覇

2023/10/12

文部科学大臣杯第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会のトラック競技が8月25日から27日の3日間千葉市のTIPSTAR DOME THIBAで、ロードレースが長野県の特設周回コースで行われ、本学自転車競技部が2年ぶり15回目の女子総合優勝を果たしました。後期授業がスタートして全員がそろった10月初旬、山口大貴監督とともに今大会で女子チームスプリントを53秒369の日本学生新記録で3連覇した中西美央さん(スポーツ総合課程3年、岡山高等学校・岡山)、岩元美佳さん(同2年、都城工業高等学校・宮崎)、年見穂風さん(同2年、都城工業高等学校・宮崎)の3人が、金久博昭学長に優勝の報告をしました。

金久学長から祝福とねぎらいの言葉をかけられたあと、中西さんは「先輩方が卒業して、今は3年生の自分が下を引っ張っています。今年は500mタイムトライアル、スプリントの個人2種目とチームスプリントの3冠を狙っていたのですが、スプリントが2位で2冠だったので、来年こそは3冠をとれるように圧倒的な力をつけたいと思います」、岩元さんは「マディソンが力不足で2位でしたので、来年はチームスプリント同様に個人種目でも優勝したいと思っています」、年見さんは「個人種目の結果が去年より下がってしまったので、来年は団体の連覇を目指しつつ個人種目も頑張ります」と来年への意気込みを話しました。
金久学長は本学自転車競技部出身のオリンピアンの学生時代について触れ「彼ら、彼女らは自分のやりたいこと、行きたいところが明確で、自分が頂点に立ちたいという気持ちがものすごく強かった。個人種目で優勝した結果が、総合優勝につながると思うので、まずは個人種目で自分がトップに立つ、ということを意識してみてください。来年も優勝の報告に来てほしいし、そのときに去年と違って何が良かったのか、何を頑張ったのかをきちんと説明できる仕組みを自分の中につくっておくことが大事。へこんでも止まらないで前に進み、決して自分の力をあきらめないで。可能性は無限。為せば成る!」と激励しました。
山口監督は「今年は個人でタイトルを取れる選手がかなり少なかった印象を私自身持っており、自分なりに分析していましたが、本日学長を表敬訪問させていただいて改めて現状を再認識することができました。次は男子も女子も個人のタイトル数を増やすことを目標に掲げ、個人の能力値を上げるために本学の施設も活用して可視化していきたいと思います。中西さんは私のゼミ生でもあるので、卒論にも反映させて課外活動と正課の両輪を、自転車同様にバランスを取っていけたらと思っています」と話しました。最後に金久学長が「個人種目の優勝と学業の文武両道を目指してください」とエールを贈りました。

写真左から金久学長、中西さん、岩元さん、年見さん、山口監督