日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

国立体育大学(台湾)の一行が短期交流に訪れました

2023/09/20

令和5年6月30日から8月1日にかけて、国立体育大学(台湾)から教員の楊雅婷さんをはじめ教員・学生5名が短期交流に訪れ滞在しました。

本学と国立体育大学は平成14年に交流協定を締結し、これまで様々な学術交流や学生交流を行ってきました。今回は、主に中垣内真樹教授(スポーツ生命科学系)が取り組んでいる高齢者のフレイル予防教室に参加したほか、藤田英二教授(同系)の貯筋サークル、榮樂洋光講師(スポーツ・武道実践科学系)による海洋スポーツ体験、剣道の授業の見学、日本語の特別授業及び日本語補講への参加等、本学の特色ある取組の体験が行われました。休日には霧島や鹿屋の神社巡り、食事処巡り、本学教員・学生・地域住民との交流会など、日本の文化を積極的に体験された1か月でした。

最終日の8月1日には学生による発表会が行われました。「最初は日本語を上手く話せませんでしたが、みなさんの協力もあり上達したと思います。スクエアステップエクササイズや貯筋サークル等の活動を通し、高齢者との接し方も学ぶことができました。今後は、高齢者を支える仕事に就くために勉強を続けていきたいです。みなさんとも引き続き連絡を取り合うことができるとうれしいです」と、日本語で時にユーモアを交えながら流暢に発表しました。

引率教員の楊さんは、20年程前本学に交換留学生(1年間)及び大学院生として在籍した修了生です。吉重美紀教授(スポーツ人文・応用社会科学系)は「今年度定年を迎えますが、その年に教え子が教員として学生と共に研究交流のため訪ねてくれ、とてもうれしいです」とコメントしました。

終わりに、楊さんから「今回のような交流を今後も続けていきたいです。短期交流だけではなく、1年間の長期研修も実施できるようにしたいです」と、今後の展望が語られました。発表会に参加した本学学生からも「今回で終わりではなく始まりで、今後も交流を続けていきたいです。次は台湾でお会いしましょう!」と力強いメッセージが送られ、盛況のなか閉会しました。

発表する国立体育大学の学生のみなさん