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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

第9回スポーツパフォーマンス学会大会において沼田薫樹特任助教が優秀賞を受賞しました!

2023/09/05

令和5年8月4日に開催された第9回スポーツパフォーマンス学会大会において、本学の沼田薫樹特任助教(スポーツイノベーション推進機構)が優秀賞を受賞しました!

研究発表の題材は「大学女子バレーボール選手における慣性センタを用いたトレーニング負荷−量と運動強度の関係」です。本研究のポイントは、練習セッションの強度を1から10段階で評価する「主観的運動強度」と、慣性センサを用いて計測した「跳躍回数」と「合計跳躍高」との間に相関関係があることを明らかにしたところにあります。疲労に関連する「主観的運動強度」とトレーニング負荷−量を示す可能性のある「合計跳躍高」との関係についての研究は、技術の進歩によって初めて実現したものであり、その先進性が評価され今回の受賞に至りました。

令和5年8月30日、沼田特任助教と共同研究者の濱田幸二教授(スポーツ・武道実践科学系)が学長へ受賞報告を行いました。報告を受けた金久博昭学長は「現場の指導者に『この研究結果は有益だ、指導に活かそう』と感じ、取り入れてもらうことが最も重要なことであり、我々の使命のひとつでもあると思います。そのためには、『試合で勝つ』という結果で研究に説得力を持たせることも大事です。研究結果と競技成績が両立していけるように、これからも精進してください」と激励の言葉をかけました。

沼田特任助教コメント

この度は優秀賞に選出いただき感謝申し上げます。この賞は、鹿屋体育大学のバレーボール研究グループをはじめ、スポーツ人文・応用社会科学系の和田智仁教授のお力添えはもちろん、多くの方々から頂いたご助言のおかげで受賞することができました。この場を借りて心より御礼申し上げます。バレーボール競技における慣性センサを用いた研究には、まだまだ課題が山積みであると感じています。今回の受賞を励みに、より多くの方々に影響を与える発見を目指し、さらなる精進を重ねて参りたいと思います。

学長報告の様子