日本スポーツ産業学会「リサーチカンファレンス2023」で叢 瑋さんが奨励賞受賞!
2023/03/28
このたび、本学の叢瑋(ソウ イ)さん(体育学研究科体育学専攻修士課程2年)が、日本スポーツ産業学会において開催された「リサーチカンファレンス2023」において日本スポーツ産業学会奨励賞を受賞しました。リサーチカンファレンスは、専門学校生や大学生等が自身の研究分野について発表し、その学術性と新規性を競い合うもので、全体発表者17名から選ばれました。
叢さんの受賞した研究内容は「ホームファンの感情が行動意図に及ぼす影響:B 3リーグのアリーナ観戦者に着目して」と題し、日本プロバスケットボールリーグ3部リーグ(B3リーグ)のアリーナ観戦者のうち、ホームファンを対象に、これまでのアリーナ観戦で経験したことのある感情が行動意図(クラブ支援意図、再観戦意図)に及ぼす影響を明らかにすることを目的としたものです。
スポーツマーケティング研究としては従来から、感情、ファンコミュニティID、チームID、地域愛着などの変数各々が、行動意図に有意な正の影響を及ぼしていることは多数確認されてきていましたが、今回叢さんは、行動意図を予測する同一のモデルの中に、感情、ファンコミュニティID、チームID、地域愛着を全て含め、同時に分析を行いました。全ての変数を含めたことからより包括的で実用性の高い行動意図の予測モデルが立てられ、プロスポーツにおける観戦者数増加の一助となる研究発表として評価されました。
学位記授与式の行われた令和5年3月24日、叢瑋さんは指導教員の北村尚浩教授、副指導教員の隅野美砂輝准教授とともに学長報告を行いました。金久博昭学長からは「修士課程修了と奨励賞の受賞おめでとうございます。優れた発表内容だと思いますので、是非次のステップとして論文化に挑戦してください。鹿屋体育大学の学部と修士課程で学んだ6年間を土台にし、益々研究に勤しんで博士論文につなげてください。活躍を期待しています」とお祝いと激励のメッセージが贈られました。叢さんは「研究内容もカンファレンスでの発表も大きなチャレンジでしたが、良い評価をいただけて大変うれしく思います。鹿屋で学んだ経験を活かして、博士課程での研究活動に邁進したいと思います」と喜びと今後に向けての決意を語りました。
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