令和4年度学生挑戦プロジェクト成果報告会が開催されました
2023/03/15
令和5年3月14日、令和4年度学生挑戦プロジェクト成果報告会が対面とオンライン会議方式を併用して開催され、45名が参加しました。
平成28年度より実施している学生挑戦プロジェクトは、学生の自主性、企画力、創造性を養うとともに、キャンパスライフの充実・活性化を図ることを目的として、学生が実現したいプロジェクトに対して必要な支援を行うものです。全学生から募集し、今年度は審査の結果、2件が趣旨等にそった優秀なプロジェクトとして採択され、各々が“挑戦”してきました。
沼田真帆さん(スポーツ総合課程3年)は、バレーボール競技におけるプロの選手サポートとして、4つの社会人チームのトレーナーの現場を体験してきたことを報告しました。プロの現場にはトレーナーが数名配置されており、分野(メディカル、ストレングス)ごとに、より専門的なケアや指導が日々細やかに行われていること、本学のバレーボール部でも活用しているデバイスが、チームによって違った角度で活用されていることを発見するなど等様々なことについて身をもって体感し、プロのトレーナーの経験と知識の豊富さに驚いたとのことでした。そして、この経験が自身の将来の目標をより強固なものとし、挑戦後にはより経験を積むために、トレーニングジムでのアルバイトを始めたことが報告されました。
棚田恭平さん(スポーツ国際開発学共同専攻修士課程1年)は、野口慎平さん(同)と藤谷雄平さん(体育学専攻博士後期課程3年)と一緒に「SDGs達成に寄与できる鹿屋体育大学生育成プロジェクト」について、スポーツを通したSDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」に着眼し取り組んだことを報告しました。訪問調査させていただいた団体の活動を通し、子どもの貧困問題について、衣食住の問題への関心は高いがスポーツ分野への関心は低く、さらに広がる格差の要因と課題の深さ・大きさを実感したこと、そして今回プロジェクト内で行った本学学生への意識調査アンケート回答者数もかなり少数であり、まずは学生への意識付けや興味を持ってもらうための取り組みを継続していく必要があること等が報告されました。
いずれの発表も質疑応答が活発におこなわれる充実した成果報告会となりました。学生挑戦プロジェクトは、来年度も引き続き募集される予定ですので、学生のみなさま、是非応募してみてはいかがでしょうか?

右)会場からの質問の様子

右)発表者の棚田さん