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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

鹿屋東中学校男子バスケ部を対象に“ACL(膝前十字靭帯)損傷予防教室”を開催しました

2023/01/31

令和4年12月25日に、鹿屋東中学校男子バスケ部1,2年生を対象に、“ACL損傷予防教室”を行いました。

ACL損傷はバスケットボールなどのジャンプ着地や切り返しの多いスポーツに発生しやすい、その後の競技生命にも影響を及ぼす可能性のある大きな怪我です。中学生の頃から発症が増えることが報告されており、できるだけ早くから予防することが重要と考えられていますが、そもそもACL損傷を知識として知らなければ予防方法もわかるはずがありません。

そこで今回は、

  1. ACL損傷について知ってもらうこと
  2. 自分の体を知ってもらうこと
  3. 予防方法を知ってもらうこと

の3つの目的で、講義およびメディカルチェックを行いました。

当日は非常に寒い天候にも関わらず、25名の生徒に参加していただきました。メディカルチェックとしては可動域測定、筋力測定などの標準的な評価に加え、フォースプレートとビデオを用いた着地姿勢評価という新しい取り組みも行いました。講義としては、廣津匡隆准教授(スポーツ生命科学系)がACL損傷の病態、原因などを説明し、藤田英二教授(同系)がトレーニング方法などの実技指導を行いました。

成長期には膝の痛みを発症することが多く、参加者の中にも現在膝の痛みに悩まされている生徒もいました。そのような生徒には後日、評価結果を記したフィードバックシートにより、アドバイスを行うこともできました。

これをきっかけに、少しでも傷害予防に興味を持って、予防トレーニングを行なってくれることを願います。

今後も膝の痛みで悩むアスリートが1人でも減ることを目標に、このような取り組みをできるだけ多くの生徒や指導者に対して行っていきたいと思っていますので、ご興味のある中学校・高校関係者の方は、お気軽に以下連絡先にご連絡ください。

連絡先

廣津 匡隆(スポーツ生命科学系:准教授)
〒891-2393 鹿児島県鹿屋市白水町1番地
【E-mail】mhirotsu※nifs-k.ac.jp
メールアドレスは「※」を「@」に変換してください
※土・日曜日、祝日、年末年始は除く

ギャラリー

予防教室の様子:1枚目
予防教室の様子:2枚目
予防教室の様子:3枚目
予防教室の様子:4枚目