スピードスケートの髙木美帆選手、合宿中に金久学長を表敬訪問
2023/01/11
北京五輪で金メダル1個、銀メダル3個の計4個を手にし、冬季五輪1大会での日本人最多メダルを獲得したスピードスケートの髙木美帆選手(日本体育大学職員)が、鹿屋市でのスポーツ合宿のために1月4日から12日まで鹿屋市を訪れました。鹿屋体育大学内外でのトレーニングが後半に差し掛かった10日、髙木選手がCCCチャリン・コ・クリエイション株式会社代表取締役・黒川剛氏、本学自転車競技部の山口大貴監督とともに金久博昭学長を表敬訪問しました。自転車競技とスケートは使う筋肉が近いと言われ、スピードスケート選手の多くがトレーニングに自転車を取り入れています。この日は学長訪問の後、午後から自転車ロードトレーニングの様子も地元メディアに公開されました。
髙木選手は現在ナショナルチームを離脱し、ナショナルチーム時代に世界の頂点へと導いてくれた恩師のヨハン・デビットコーチに引き続き師事しています。髙木選手の拠点は北海道で、雪が積もると外に自転車を漕ぎに行くことができず練習ができないため、コーチの意向として冬場は暖かい地方に行って外でトレーニングをするということが恒例になりつつあると明かしました。「これまで冬場は宮崎でトレーニングすることが多かったのですが、スピードスケート関係者の鹿屋体育大学OBの方に鹿屋には素晴らしい施設や環境があることを教えていただき、新しい場所でチャレンジしたいという気持ちで初めて鹿屋を訪れました。大隅半島の自転車ロードを走るときは、自転車競技部主将の伊澤将也さんが私をいい感じで引っ張ってくれましたし、宿舎の周りも都会すぎず合宿にもってこいの静かで過ごしやすい環境でした。またぜひ訪れたいと思います」と髙木選手。
テレビで髙木美帆選手の特集があるときは必ずと言っていいほど番組を見てきた、と話す金久学長は「現時点では自分がどこまでいけるのか極めたいだろうと思いますので、今すぐとは言いませんが、将来的に競技を引退した時は世界を見てきたからこそ次の世代のアスリートに伝えられるメッセージを日本に残してほしいし、そうしてもらえることを髙木さんに期待しています。ケガにだけは注意して、鹿屋は土地そのものがトレーニング場なので、またいつでも鹿屋体育大学に帰ってきてください」と激励しました。

