令和4年度海洋スポーツセンター協力者会議を開催しました
2022/12/28
本学では12月5日、令和4年度鹿屋体育大学海洋スポーツセンター協力者会議を開催しました。
今回は対面とオンラインのハイブリッド方式で「青少年教育施設との実践的な連携事業推進のために」を研究テーマに開催しました。
発表①では、独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部企画課指導者養成係長の末原美佐氏が体験活動の推進について、機構の沿革や関連法案等を踏まえた方策の説明を交えて発表しました。機構では年度計画の達成のために教育事業等方針を策定し、地方施設での体験授業等に向けた方針を示しています。それに基づいた海洋施設の活動プログラムの実施事業数等についての説明があり、専門性をもたない指導者による安全性の確保等の課題があるとし、機構として企業や大学・関連団体と連携し、より多くの子どもたちに体験活動の提供をしていきたいとまとめました。
次に発表②では、国立大隅青少年自然の家事業推進室長の浦博司氏が施設における海浜活動の充実に向けた効果的な連携と今後の展望について、これまでに実施してきた教育事業や利用状況等について説明を交えて発表しました。現在実施している「海からのメッセージ」等の教育的事業について、心理面と評価テストを用いたスキル面の両方の研究を進めていきたいと展望を示しました。また今後の海浜活動等の実施に向けて、本学との連携について連携協議会を通じた検討を進めていきたい旨の話がありました。
2つの発表後に行われた質疑応答・意見交換においては、安全確保に向けた指導者の養成、大学と研究面での連携を進めるときに数値としてのデータがあることの重要性、野外教育施設の今後の在り方等々有意義で活発な意見交換が行われ、時間を惜しむ中閉会となりました。


