第4回在留外国人日本語スピーチコンテストで本学留学生チェン イーチェンさんが準優勝!
2022/12/02
令和4年11月26日、鹿屋市国際交流協会創立25周年記念講演会において「第4回在留外国人日本語スピーチコンテスト」が開催され、本学留学生チェン イーチェンさん(台湾:鹿屋体育大学博士後期課程2年)が出場し、準優勝を受賞しました。

コンテストには鹿屋市在留中のミャンマーやベトナムなどからの出身者で、滞在期間や立場も様々な10名が出場し、久しぶりの国際色豊かな雰囲気の中でスピーチは始まりました。2番目に登壇したチェンさんは、「鹿屋での経験と決意」と題し、まず来日してわずか2か月の間に経験した3つの興味深いエピソード、①例えば、「〜じゃない」のように、イントネーションで意味が大きく変わる日本語の話、②ペーパータオルよりもハンカチで手を拭くことが一般的な日本文化のエコな部分に感銘を受けた話、③同じ発酵食品で匂いの強い食べ物であっても、台湾の臭豆腐は食べられるが、日本の納豆はどうしても苦手であるという食文化の話を紹介しました。そして、外国での生活には多くの困難が伴うが、その都度助けてくれる大学や鹿屋市の優しい人々を大切にし、これからも起こりうる困難を乗り越える決意を力強く表明しました。忙しい中、しっかり練習し、原稿を見ることなく発表できたことが評価されての受賞となりました。
後日、入学してからコロナの影響で来日できない間もオンラインで日本語指導等の支援を行ってきた国際交流センター長の国重徹教授とともに金久博昭学長に受賞報告にきたチェンさんは、「コンテスト当日より緊張した」と最初は緊張の面持ちでした。本学への入学のきっかけが、本学が2015年から2019年に文科省・スポーツ庁からの委託事業として開催した「鹿屋体育大学国際スポーツアカデミー」の第10回(2019年)への参加だったことも話題となり、話は研究のことへも波及しました。学長から、今回の受賞へのお祝いの言葉とともに、今後の研究について「本学が世界の若者から選んでもらえるような大学になるよう、研究にもしっかり取り組んでください」と期待の言葉がかけられました。