スポーツを数字(データ)でカタルガ!―語るスポーツ養成プロジェクト―第2弾を実施
2022/09/27
スポーツ庁及びUNIVASの委託事業である「令和4年度大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出支援事業」の一環として、昨年度に引き続き今年度もMBC南日本放送アナウンサーの松木圭介氏を講師にお招きし、希望した学生3名を対象に「-語るスポーツ養成プロジェクト-」を実施しました。“カタルガ”とは鹿児島弁で、語ろう、話しましょう、の意味。昨年度の「スポーツをカタルガ!」に、今年度は新たに「数字(データ)」というキーワードが加わりました。
受講生は9月中旬から松木さんのオンライン講座を3回受けて、秋葉笑里さん(武道課程3年、なぎなた部)と蜂須賀友助さん(スポーツ総合課程3年、硬式野球部)の2名が9月23日に鹿屋市体育館で開催された「九州大学秋季バレーボール女子1部リーグ戦」の鹿屋体育大学VS熊本学園大学の試合において、本学スポーツパフォーマンス研究センターの沼田薫樹特任助教のサポートの下、YouTubeでの実況中継に挑戦しました。試合終了後は3-0で勝利した鹿屋体育大学女子バレーボール部主将、大工園彩夏さんへのインタビューも行いました。
始まる前は緊張気味の二人でしたが、終了後に秋葉さんは「昨年から興味があったのですが日程が合わず、念願かなって今年やっと参加することができました。なぎなたでは数字に注目するという経験をしてこなかったので最初はとまどうことも多かったのですが、こういうスポーツの見方もあることを知って面白いと感じました。メディア関係の仕事に興味があるので、今回の経験をなぎなた部での活動や将来に生かしていきたいです」、蜂須賀さんは「今までにない数字という視点でスポーツを見ることができたのが、楽しかったです。今回の貴重な経験を通して、アナウンサーになりたいという想いがさらに強くなりました」と、達成感あふれる満面の笑みでコメントしました。
終了後に松木さんから修了書が渡されましたが、「国体とリーグ戦を直後に控えた二人でしたが、選手一人ひとりについての事前取材やデータ整理など、100調べて1しか出せないこともある世界ながら労力を惜しむことなく全力で臨んでくれました。本日小松友哉さん(スポーツ総合課程4年)は参加できませんでしたが、3人とも自ら積極的に動いてくれました」とたたえました。
今回のプロジェクトを担当した本学スポーツアライアンス室員の棟田雅也助教は「2年目のテーマとして今回は“継承する”をテーマに掲げました。実は昨年の受講生3名が今年の受講生3名に、昨年学んだことをつないでくれました。今回参加した学生も、経験したことを自分たちの部活に持ち帰って、また次につなげていってもらえたらと思っています。このプロジェクトがきっかけで、昨年度の参加者の1人はMBCに実習に行かせてもらうというご縁もできました。12月に開催予定のシンポジウムでも今回の取り組みについて報告予定です。せっかく大学が近くにあるので、鹿屋市民のみなさんにもっと大学に足を運んでもらって大学スポーツを生で観戦してほしい。今回のようなオンライン配信を継続していくことで、そのきっかけづくりになれば」と話しました。




参考情報
Blue Winds事業である『カレッジスポーツデイ』との共同開催で実施しました。
Blue Winds事業について
https://www.nifs-k.ac.jp/outline/feel-approach-program/blue-winds-ncaa/