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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

放課後等デイサービスの子どもたちが海洋スポーツを体験しました

2022/08/22

令和4年8月19日、本学海洋スポーツセンターで鹿屋市白崎町にある「放課後等デイサービス笑光(ニコ)」の子どもたちが海洋スポーツを体験しました。

鹿屋市に開設して4年目を迎える「放課後等デイサービス笑光(ニコ)」は、毎年夏休み期間には「いつもと違った体験をさせたい。やれば何でもできると思っています」というニコ施設長である小崎香菜さんの方針から、柔道以外に、これまでサッカーや野球などのスポーツ体験を計画し、参加の機会をつくっている施設です。今年は海洋スポーツを専門とする本学の卒業生との縁をきっかけに、海洋スポーツの体験を試みることとなりました。

体験会を実施するにあたり、海洋スポーツはニコの施設職員も初めての経験だったため、まずは事前に施設職員を対象とした体験レッスンを行い、実施種目や内容、安全面などを海洋スポーツセンター教職員と十分に協議した上で、今回の子どもたちの体験が実現しました。

当日は、デイサービス利用の子どもたち10名と施設職員6名が参加し、海洋スポーツセンター教員の笹子悠歩助教をはじめ、鹿児島県スポーツ協会のセーリング強化指導員である本学卒業生の此上友唯さんや海洋スポーツを専門とする本学の学生が、指導・支援する協力体制の下で行われました。昨今の変わりやすい天候で時折強い雨に見舞われる中でも、子どもたちは準備されたSUPやカヌー、ヨット乗船の体験を十分に楽しんでいる様子がみられ、うまく漕げなくても、波に足をすくわれ転んでも「こわくないよ」、「スピードがあったけど楽しい」と笑顔で感想を教えてくれました。

海洋スポーツセンターでは、健常者を対象とした公開講座や、地域の小学校や高校に通う児童・生徒を対象とした体験会はこれまでも行ってきましたが、今後は、障害のある子どもたちへも目を向け、素敵な笑顔があふれる貴重な体験ができる取り組みについて本学教職員も学びながら行っていきたいと考えています。

体験の様子
体験の様子
体験の様子