日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

東京2020オリンピック体操競技日本代表亀山耕平氏が本学を訪れました

2022/07/05

(写真左から)中谷監督、金久学長、亀山氏、村田コーチ

令和4年7月1日、東京2020オリンピックに日本代表として出場、体操競技種目別あん馬で5位入賞し、2022年に現役を引退した亀山耕平氏が本学を訪れました。亀山氏は、日本代表として世界選手権にも出場しており、2013年には種目別あん馬で優勝するなど、第一線で活躍しました。この日は、学長との懇談と本学学生に向けた講義を行いました。

講義の前に、金久博昭学長のもとを訪れた亀山氏は、「今回、鹿屋に来る貴重な機会をいただけて光栄。自分の経験を鹿屋の学生に少しでも伝えられればうれしい」と語り、金久学長からは、「今の時代、世界と戦うためにはクラブ単位という狭い世界の中では限界がある。トップアスリートが若い世代の知らないことを伝えていくことが大切。日本の未来にどう貢献するかをぜひ考えていただきたい」との言葉がありました。また、競技の技術採点にもすでに採用が進められているAIやスポーツとデジタルなどについても話が広がり、本学非常勤講師で体操競技部の村田憲亮コーチや体操競技部の中谷太希監督らとともに今後の指導の在り方などについて意見が交わされました。

続いて行われた競技スポーツ論での亀山氏の講義では、「強くなるための考え方~体操選手のための体系論~」と題して、亀山氏の競技人生を振り返りながら、自分を強くしてくれた人との出会いや影響を受けた言葉などについて語られました。人との出会いを大切にして、常に何かを吸収しようという気持ちを持つこと、競技者としてのメンタリティの持ち方や不安・恐怖などの気持ちとの向き合い方など、学生たちがこれから競技をする上で非常に役立つ内容となりました。

学長との懇談の様子
講義を行う亀山氏

講義後、亀山氏と記念撮影