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国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

小学生約300人が鹿屋体育大学とKKBの共同プロジェクト「Exseed」を体験

2022/03/29

令和4年3月27日、鹿児島市のあいハウジングアリーナ松元(松元平野岡体育館)で「令和3年度すぽどんKIDSワンデースクール(以下「スクール」)」(主催:鹿児島市・鹿児島市スポーツ振興協会)が開催され、参加した小学1~3年生の児童約300人(午前の部と午後の部を合わせて)が「Exseed」を体験しました。

「Exseed」は約5分間の音楽に合わせてしっかりと身体を動かすことで、走る・跳ぶといった基礎的な動作を楽しく身に付けられる、鹿屋体育大学とKKB鹿児島放送が共同プロジェクトとして勧めている運動ができる身体にするためのエクササイズです。この日は、本学の栫ちか子講師とダンス部2名、栫ゼミの5名の学生がスクールに出向き指導しました。参加した子どもたちは、栫講師の「人と比べないで自分のペースでいいんだよ!間違っても大丈夫!」など、元気いっぱいに励ます掛け声に合わせて準備運動で身体をならした後、最後はExseed初級編にあたるEASY版に全員がトライしました。1時間の指導を終えて、栫講師は「子どもたちが1つひとつの動きを理解して動けるように、今回は少し時間をかけてExseedをやりましたが、教える側がくたくたになってエネルギーを吸い取られるぐらい子どもたちが元気に動いてくれたのがとてもうれしかったです。ExseedはYouTubeに掲載されているので、ご家族で続けていただければと思います」とコメントしました。

その後は、子どもたちがパルクール、バレーボール、バスケットボール、ストリートダンス、空手、ソフトテニスの6種目の中から3種目を選んで体験する「スポーツ体験教室」が開かれ、栫講師と本学の7名の学生はストリートダンスのコーナーを受け持ちました。ダンス部2名が進行を務める中、栫講師と学生らは、子どもたちにやさしく声をかけながらダンスし、楽しい時間を一緒に過ごしました。
参加した有薗ゆいさん(スポーツ総合課程4年、ダンス部)は、「ダンスをやりたくて来ている子どもたちだったので、積極的に動こうとしているのがわかり、楽しもうと思っているのが伝わってきてこちらも一緒に楽しむことができました。今後はまずはダンスをやってみようともっと多くの子どもたちに思ってもらえるよう、入り口のハードルを下げてより多くの子どもたちにダンスを体験してもらえるような取り組みもできたらと思っています」と話してくれました。

この日のスクールは、午前午後ともに「Exseed」を体験した後、スポーツ体験教室がそれぞれ3回開催されましたが、泣いている子どもやトイレに行きたい子どもたちの面倒を精一杯見て、子どもたちに溶け込んでいるやさしくも頼もしい学生たちの姿が印象に残りました。

(写真左)舞台の上から「Exseed」を指導する栫講師とダンス部の学生
(写真右)午前午後、合わせて約300人の児童が「Exseed」を体験しました
スポーツ体験教室「ストリートダンス」で子どもたちに指導しながら一緒に楽しむ学生たち