SPセンターにパラリンピアンが測定に訪れました
2022/02/25
令和4年2月24日、本学と連携協定を締結しているジャパンアスリートトレーニングセンター大隅(大崎町)で練習を行っている東京2020パラリンピック出場選手(陸上競技)が、本学のスポーツパフォーマンス研究センターを訪れ、地面反力,動作の測定を行いました。
今回訪れたのは、男子走幅跳や短距離走において国内外で活躍され、東京2020パラリンピックでは日本記録を更新し4位となった山本篤選手、女子走幅跳でリオ・パラリンピック4位、東京2020パラリンピックで5位入賞を果たした前川楓選手らパラ陸上選手です。
自身も走高跳の選手でありながら来られた選手らのコーチも担う鈴木徹氏も測定に同行されており、「昨年までは沖縄県で合同練習を行っていたが、天候によるコンディションの影響が大きかった。この両施設(ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅、鹿屋体育大学)は、天候に左右されることなく、また50mの長走路フォースプレートシステムで測定できる他にない環境で、選手に負担なく効率的に練習ができとても良い。トップアスリートの中でもよく聞きます」と両施設を絶賛されました。
測定を終えた前川選手は、「自分の感覚としては良かったスタート時と、測定で得られた数値が良かった動きには違いがあった。結果から体の動きの修正・改善をいろいろ試していけることが楽しみです」と述べ、今後も定期的に測定に訪れるとのこと。また、山本選手は「私自身の経験や私から観た判断を伝えてはいるが、このように測定することで自ら義足と身体の感覚の差を実感し、自身が本当に納得して改善点等に向き合えることに繋がるのでとてもありがたい。より本戦に近い距離を走れる50mの長走路フォースプレートシステムも選手の身体への負担も少なくて効果的」と様々な観点から効果的であることを話されました。
選手の皆さんの今後の活躍がとても期待されます。

