日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

令和5年度卒業証書・学位授与式を挙行しました!

2024/03/29

令和6年3月25日(月)、本学水野講堂で卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

本年度卒業証書および学位記を授与されたのは、体育学部スポーツ総合課程137名、武道課程48名の計185名、大学院修了生23名、大学院論文博士取得者3名を合わせて合計211名です。5年ぶりに保護者や教職員も出席し、規制のない形で行われました。

式では金久博昭学長が「学部生の皆さんにとって、本学の卒業は、学生アスリートからの卒業を意味します。蒼天のもと自らを鍛え、限界にチャレンジした日々の思い出は、この先、決して色褪せることはないでしょう。一方で、本学での学びが、皆さん自身にとって、また社会に対して、どのような価値を持つのかを身をもって知るのは、これから先の長い人生においてだと思います。つまり、スポーツや武道そのものにではなく、それらを学び、その学びを生かすことができる人生にこそ価値があるのです。4月以降、新たな挑戦をスタートする皆さん、ぜひ本学での学びを生かし、皆さん一人ひとりが、まずは心身ともに健康で充実した日々を過ごしてください。そして、社会人として時代に即した倫理観や社会性を持ち、スポーツや武道を推進し、振興するリーダーの役割を担っていただけることを切に希望します」と告辞を述べました。

来賓祝辞では、鹿児島県藤本徳昭副知事が塩田康一県知事からの祝辞を代読、続いて中西鹿屋市長からの祝辞、最後に今年も室伏広治スポーツ庁長官からのビデオメッセージが披露されました。在学生送辞では体育会会長の月舘龍之介さん(武道課程1年)が「先輩方の大学生活は新型コロナウイルスに左右された4年間でしたが、そのような未曽有の状況下でさまざまなことを学ばれ、どんな逆境にも負けない行動力には見習う点が多々ありました。先輩方が築かれた鹿屋体育大学の伝統を引き継ぎ、さらなる飛躍を目指して在学生一同、尽力してまいります」と力強いメッセージを送りました。

卒業証書・学位記取得者答辞では、金田希一さん(スポーツ総合課程4年)が「体操競技と向き合ってきた時間は決して順風満帆なものではなく、楽しかったはずの体操が嫌いに感じてしまうときもありました。そんな中、どんな時でも私を応援してくれた両親、親身な指導で前を向かせてくださった先生方、切磋琢磨し絆を深めあった仲間たちなど多くの人に支えられ、全日本種目別選手権では念願のつり輪日本一を達成することができました。今こうして成長した姿で卒業を迎えることができたことを本当にうれしく思います。鹿屋体育大学の卒業生であるという誇りを胸に、社会へ貢献できる人材を目指し、私たち卒業生の活躍を鹿屋の地に届けられるよう精進してまいります」と感謝と決意の言葉を述べました。

その後、柔道部、男子バレーボール部、女子バレーボール部、水泳部、ヨット部、バーベル部に所属する学生による合唱隊が入場、会場の全員で学生歌を斉唱し、令和5年度鹿屋体育大学卒業証書・学位記授与式は終了しました。

金久学長
藤本副知事
中西鹿屋市長
室伏スポーツ庁官からのビデオメッセージ
卒業証書授与スポーツ総合課程 総代吉永滉太さん
武道課程 総代二渡雅さん
在学生送辞を述べる月舘さん
卒業証書・学位記取得者を代表し、答辞を述べる金田さん
在学生による合唱隊が入場し、全員で学生歌を斉唱