日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

オリンピック・パラリンピック戦略推進室

概要

オリンピックパラリンピック戦略推進室体制図

本学では、平成27 年度にオリンピック・パラリンピック関連の事業を迅速かつ適切に推進するため、オリンピック・パラリンピック戦略推進室を設置しました。

また、飯沼誠司氏(一般社団法人アスリートセーブジャパン代表理事、一般財団法人日本AED 財団理事、ライフセービング前日本代表監督)を本学オリンピック・パラリンピック戦略アドバイザーに任命し、本学のオリンピック・パラリンピック関連事業へのご助言等いただいております。

オリンピックパラリンピック戦略推進室01

議長である学長を含めたオリンピック・パラリンピック戦略推進室会議を開催し、本学の学生及び地域住民に向け、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成を図るため活動等について検討しています。

 東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会との連携

オリンピックパラリンピック戦略推進室02

平成26 年6 月23 日に、本学と一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会との協定を締結しました。2020 年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向け、本学と組織委員会がそれぞれの資源を活用し、オリンピック教育の推進や大会機運の醸成等、大会に向けた取組を進めるため、相互に連携・協力体制を構築することを目的としています。

本学では、東京2020 参画プログラムへの参加や、東京2020PR ツールの積極的な活用に取り組んでいます。

オリンピックパラリンピック戦略推進室 03
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東京2020 参画プログラム

平成31 年度 実施事業

平成31 年度に実施した7 事業のうちの一部を紹介します。また、東京2020 参画プログラムに従事した学生レポートは、東京2020 参画プログラムのHPにも掲載されています。

宮下純一氏による講演会

鹿児島県出身で、北京オリンピック競泳男子400m メドレーリレー銅メダリストの宮下純一氏による講演会を実施しました。講演会には、本学の学生以外にも地域の方も大勢参加され、日本選手権や北京オリンピック競泳決勝時の映像とともに実物の銅メダルをお持ちいただきました。講演会では、選手時代の悩みや大切にするべきこと等をお話しいただき、最後には本学水泳部員の質問にも気さくにお答えいただきました。

ヨーコ・ゼッターランド氏によるバレーボールイベント

本学の卒業生であるヨーコ・ゼッターランド氏によるバレーボールイベントを開催しました。鹿屋市を中心とした小学生が参加し、本学の女子バレーボール部員もサポートを行いました。イベント前の講演会で話された「ネガティブな言葉を発しない」を早速実践し、ユニークな練習方法で楽しく練習する子供たちの様子が伺えました。

ボッチャ体験会

蒼天祭を活用し、より多くの人へパラリンピック競技を体験してもらおうとボッチャ体験会を開催しました。平成30 年度に引き続き2 年目の開催となり、性別・年齢に関係なく平等に楽しむ様子が伺えました。家族連れも多く参加しており、「もう1 回やりたい!」という声もいただくことができました。本学から、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会にむけた情報発信を行う貴重な機会となりました。

平成30 年度実施事業

平成30 年度に実施した3事業を紹介します。また、東京2020 参画プログラムに従事した学生レポートは、東京2020 参画プログラムのHPにも掲載されています。

小宮山悟氏、黒木知宏氏による野球イベント

小宮山悟氏、黒木知宏氏による野球イベントを開催しました。約100 名が参加した講演会では、東京2020 オリンピック競技大会で野球が復活するまでの経緯や思いを語られました。平成30 年度実施事業ボッチャ体験会小宮山悟氏、黒木知宏氏による野球イベント鹿児島県内の中学生が参加した野球教室では、守備の基本動作やバッティング等を直接指導していただき、参加者全員と記念撮影にもご協力いただきました。

水中カメラマンの西川隼矢氏による水中イベント

本学の卒業生であり、水中カメラマンの西川隼矢氏による水中イベントを開催しました。鹿屋市の子どもたちが多く参加し、両手を握るだけで発進する水中スクーターを初めて体験しました。最初は慣れない動作に戸惑う様子も見受けられましたが、進む方向を自分で変えたり、リングをくぐったりと楽しむ様子が見られました。

ボッチャ体験会

蒼天祭を活用し、より多くの人へパラリンピック競技を体験してもらおうとボッチャ体験会を開催しました。地域住民を中心とした多くの方が訪れ、初めて挑戦するボッチャに試行錯誤する様子が伺えました。また、本学の学生も審判役として参加し、戦略や投げるコツを教えながらも一緒に楽しめる貴重な機会となりました。

平成29 年度実施事業

平成29 年度に実施した2 事業を紹介します。また、東京2020 参画プログラムに従事した学生レポートは、東京2020 参画プログラムのHPにも掲載されています。

プロ野球関係者4 名による野球教室

桑田真澄氏をはじめとするプロ野球関係者4 名による野球教室を実施しました。県内から多くの中学生が参加し、桑田氏から「今回のように自主性をもって、今後も野球に取り組んで欲しい」と激励を受けました。捕球練習や守備練習を行った後、桑田氏によるピッチングの実演もあり、参加者から歓声があがりました。

サッカーによるダイバーシティの推進講演会

サッカーによるダイバーシティの推進講演会を開催しました。日本サッカー協会の方に、障がい者スポーツの現状と魅力についてお話いただきました。参加した学生からは、「指導において個人の違いに目を向けるという話が印象に残った。」などの感想がありました。

ボランティア参加学生への支援

参加学生への支援

2018 年より始まった東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会ボランティアにおいて、オリエンテーション等へ参加する際の学生への旅費支援等を実施しました。

ボランティア申込み状況

  • 会ボランティアへの応募(39 名)
  • オリエンテーションへの参加(12 名)
  • 共通研修への参加(12 名)

ボランティア参加実績

  大会ボランティアとして参加した在学生(6名)※

※開催延期により、卒業等で参加者の増減あり。

OIS スポーツレポーティングプログラム

OIS スポーツレポーティングプログラムとは、IOC(国際オリンピック委員会)が主催し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を通じて、国際的なスポーツジャーナリズムを体感することを目的としたプログラムです。研修プログラムを経てヤングリポーターに選出された学生は、スポーツ記者に同行し、競技会場において取材や編集活動(アスリートへのインタビュー、競技や記者会見時の記事作成)に参加します。オリンピック・パラリンピック競技大会において必須である英語でのコミュニケーション能力も高く求められ、将来ジャーナリストやニュースメディアの分野で国際的に活躍する学生の育成・支援を目指します。本学では、OIS スポーツレポーティングプログラム応募した3 名において、研修プログラムに参加する際の旅費支援等を行いました。

申込み状況

OIS スポーツレポーティングプログラムへの応募
  • 書類審査(3 名合格)
  • ワークショップ、テストイベントへの参加(2 名参加、1 名本学修士課程修了)
  • 最終審査(1 名合格)
  • ヤングリポーターとして採用(1 名)※

※開催延期により、本学体育学部を卒業後に参加。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における学生に関する基本方針

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催の1年延期に伴い、本学では令和2年12月10日に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における学生に関する基本方針を新たに制定し、令和3年度の学事日程の配慮等を行います。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における学生に関する基本方針(R02.12.10制定)(PDF)

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるボランティア参加学生に関する基本方針

本学では、平成29年9月14日に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における参加学生に関する基本方針を制定し、学事日程の配慮等を行います。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における学生に関する基本方針(H29.9.14制定)(PDF)

地方自治体との事前キャンプに向けた誘致活動

鹿屋市・鹿児島県との連携

鹿屋市・鹿児島県と連携して誘致活動を実施している、タイ王国バレーボール競技における事前キャンプについてご紹介いたします。

平成30 年5 月、本学・鹿屋市・鹿児島県とタイ王国バレーボール協会との間で、2020年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会事前キャンプに関する覚書が締結されました。

7 月には協定に基づき、タイ王国女子バレーボールナショナルチーム一行が来日し、鹿屋市で合宿を行いました。本学を訪れた際には、学長らを表敬訪問し、大学の協力への感謝や、決意表明を述べられました。また、本学SPORTECスポーツパフォーマンス研究センターを中心に、フォースプレートやモーションキャプチャーシステムを用いたパフォーマンステストを実施しました。ブロックの動作分析やサーブパフォーマンスの測定等を行い、自分のプレーをさらによりよいものにするべく、真剣な表情で計測結果を確認する選手の姿が見受けられました。本学女子バレーボール部とのエキシビションマッチも開催され、女子バレーボール部員にとって、世界レベルの選手の競技力たち体感する貴重な経験となりました。また、多くの市民も訪れ、ホストタウンとして交流を深めました。

令和元年度には、タイ王国男子バレーボールナショナルチームが来日し、鹿屋市で合宿を行いました。本学での歓迎レセプションの際には、普段目にすることの少ない日本料理に興味津々な姿が見受けられました。本学SPORTECスポーツパフォーマンス研究センターでの測定や国体鹿児島選抜チームとのテストマッチを実施する等、前年度に引き続き更なる交流を深めることができました。

東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の出場権を獲得することはできませんでしたが、継続して交流を行う予定です。

(左)H30.7 タイ王国女子バレーボールナショナルチーム
(右)R1.8 タイ王国男子バレーボールナショナルチーム

大崎町・鹿児島県との連携

大崎町・鹿児島県と連携して誘致活動を実施している、トリニダード・トバゴ共和国陸上競技、台湾陸上競技における事前キャンプについてご紹介いたします。

トリニダード・トバゴ共和国陸上競技

平成31 年2 月、トリニダード・トバゴ共和国陸上競技の選手らが来学し、本学スポーツパフォーマンス研究センターにて測定を行いました。選手からも測定に対して感謝の言葉が述べられる等、満足する様子が伺えました。令和2 年5 月にはジャパンアスリートトレーニングセンター大隅(大崎町)での練習を得た後、「IAAF 世界リレー2019 横浜大会」において、男子4×400mRで金メダルを獲得しました。その後、鹿児島県、大崎町とトリニダード・トバゴオリンピック協会との間で協定を締結し、今後更なる交流が期待されています。

台湾陸上競技事前キャンプ

平成28 年以降、本学と台湾陸上協会では、継続的な交流を行っております。平成31 年3 月には、台湾陸上協会の秘書長らが来学し、本学を視察しました。本学の教育研究施設に大変興味を持っており、スポーツパフォーマンス研究センターや武道館、体操練習室を興味深く眺める様子が伺えました。また、令和2 年6 月には、鹿児島県、大崎町と台湾陸上協会との間で協定を締結しました。その後、協定に基づき台湾陸上競技代表チームと本学陸上競技部との合同練習を実施しました。大粒の雨が降るあいにくの天候となりましたが、練習メニュー等を工夫し、全員が競技力向上に向け、真剣に取り組んでいました。

本学関係オリンピアン

鹿屋体育大学に関係するオリンピアン(オリンピック競技大会において各国代表であった選手)を以下のページでご紹介しています。

本学関係オリンピアン