国立大学法人　鹿屋体育大学 KANOYA

専門分野 (Research Areas)

• スポーツ心理学

主な研究内容 (Main research contents)

• スポーツを科学する
  平成30年度版 (PDF)
  平成29年度版 (PDF)
• 「運動修正能力向上のための練習方法の解明」
  　熟練したスポーツ選手は、素早く、そして柔軟に運動を遂行することができる。このような運動制御のメカニズムを探るとともに、熟練した選手になるための効率的な練習方法を提案していくことを目的として研究に取り組んでいる。
• 「スポーツ選手に対するメンタルトレーニングの効果」
  　目標設定技法を中心としたメンタルトレーニングの実践及びその効果の検証に取り組んでいる。

資格 (Qualification)

• 日本スポーツ心理学会認定　スポーツメンタルトレーニング指導士(2013年4月)

競技歴 (Achievement as a competitor)

実技指導歴 (Achievements as a coach)

職歴

• 2017年04月～現在 鹿屋体育大学 講師
• 2013年10月 鹿屋体育大学 助教
• 2013年04月 鹿屋体育大学 プロジェクト研究員

研究キーワード

• 自己調整学習
• 運動学習
• メンタルトレーニング

所属学会

• 日本教育心理学会
• 日本体育学会
• 日本スポーツ心理学会
• 北米スポーツ心理学会
• メンタルトレーニング指導士会

受賞履歴

• 2017年11月 日本スポーツ心理学会 優秀論文奨励賞 幾留 沙智
• 2013年05月 九州体育・スポーツ学会学会賞(奨励賞) 幾留 沙智

論文等

2022年

• 練習期から試合に至るまでの不安の対処に関する事例的研究： 全国トップレベルの大学生剣道選手を対象として 阿比留 萌,中本 浩揮,亀井 誠生,幾留 沙智 スポーツパフォーマンス研究 14巻 243-255 2022年10月 査読有り DOI

2021年

• 潜在的パターン知覚に優れるサッカー選手は状況を情動的に処理しているのか？ 村川 大輔,幾留 沙智,亀井 誠生,森 司朗,中本 浩揮 スポーツ心理学研究 48巻 1号 1-12 2021年03月31日 査読有り DOI

2020年

• 反応競合課題を用いた野球打者の予測能力評価の有用性 藤井, 雅文,松下, 航介,村川, 大輔,水﨑, 佑毅,亀井, 誠生,幾留, 沙智,中本, 浩揮 学術研究紀要 / 鹿屋体育大学 58巻 87-97 2020年10月29日 査読有り
• サッカー選手における意思決定能力と潜在的パターン知覚の関係 村川 大輔,幾留 沙智,高井 洋平,小笠 希将,森 司朗,中本 浩揮 スポーツ心理学研究 47巻 2号 57-74 2020年09月30日 査読有り DOI
• 幼児用主張行動尺度作成の試み――信頼性と妥当性の検討 畠中 智惠,中本 浩揮,幾留 沙智,井福 裕俊,森 司朗 The Japanese Journal of Personality 28巻 3号 233-242 2020年03月01日 査読有り DOI
• 幼児期のアサーションの形成に影響を与える要因の検討―運動遊び場面での視点取得行動と共感性に着目して― 畠中智惠,中本浩揮,幾留沙智,森司朗 鹿屋体育大学学術研究紀要 57巻 111-119 2020年 査読有り
• 高齢者におけるモトタイルを使用した二重課題運動による身体機能と認知能力への運動効果 岡田壮市,小粥崇司,中本浩揮,幾留沙智,竹島伸生 理学療法科学 35巻 3号 1-9 2020年 査読有り

2019年

• The effect of choice on motor learning for learners with different levels of intrinsic motivation S Ikudome,K Kou,K Ogasa,S Mori,H Nakamoto Journal of Sport and Exercise Psychology 41巻 3号 159-166 2019年06月 査読有り DOI
• Why does the Quiet Eye improve aiming accuracy? Testing a motor preparation hypothesis with brain potential. Mizusaki Y,Ikudome S,Ishii Y,Unenaka S,Funo T,Takeuchi T,Ogasa K,Mori S,Nakamoto H Cognitive processing 20巻 1号 55-64 2019年02月 査読有り DOI
• 自動模倣傾向の個人差が観察による運動学習の効率に与える影響 竹内 竜也,幾留 沙智,森 司朗,石倉 忠夫,中本 浩揮 スポーツ心理学研究 46巻 1号 13-26 2019年 査読有り DOI

2018年

• 剣道における踏み込み音の違いが打突の冴えや強度の評価に及ぼす影響ー踏み込み音を可変した映像資料を用いた一対比較法による検討ー 下川美佳,金高宏文,竹中健太郎,幾留沙智,前田明 スポーツパフォーマンス研究 10巻 311-324 2018年11月 査読有り
• The Inhibition of motor contagion induced by action observation T Takeuchi,S Ikudome,S Unenaka,Y Ishii,S Mori,DL Mann,H Nakamoto PLOS ONE 13巻 10号 1-18 2018年09月 査読有り DOI
• Concurrent imitative movement during action observation facilitates accuracy of outcome prediction in less-skilled performers S Unenaka,S Ikudome,S Mori,H Nakamoto Frontiers in Psychology 9巻 1262号 1-9 2018年07月 査読有り DOI

2017年

• Effect of Long-Term Body-Mass-Based Resistance Exercise on Cognitive Function in Elderly People Sachi Ikudome,Shiro Mori,Satoshi Unenaka,Masashi Kawanishi,Takahiro Kitamura,Hiroki Nakamoto JOURNAL OF APPLIED GERONTOLOGY 36巻 12号 1519-1533 2017年12月 査読有り DOI
• スポーツ版自己調整学習尺度の開発 幾留 沙智,中本 浩揮,森 司朗,藤田 勉 スポーツ心理学研究 44巻 1号 1-17 2017年 査読有り
• 長期的なヨット活動における小中学生の心理的変容および行動変容について:－ジュニアヨットクラブに着目して－ 布野 泰志,中本 浩揮,幾留 沙智,中村 夏実,榮樂 洋光,森 司朗 野外教育研究 20巻 2号 1-18 2017年 査読有り DOI

2016年

• プレッシャーが知覚および運動プランニングに及ぼす影響 小笠 希将,中本 浩揮,幾留 沙智,森 司朗 体育学研究 61巻 1号 133-147 2016年 査読有り DOI

2015年

• 投射速度が捕球行動に及ぼす影響と重力認知との関連について 森 司朗,中本 浩揮,幾留 沙智,畝中 智志,布野 泰志,竹内 竜也,小笠 希将 学術研究紀要 / 鹿屋体育大学 51巻 51号 1-9 2015年12月01日 査読有り
• Color perception is impaired in baseball batters while performing an interceptive action Manami Sasada,Hiroki Nakamoto,Sachi Ikudome,Satoshi Unenaka,Shiro Mori ATTENTION PERCEPTION & PSYCHOPHYSICS 77巻 6号 2074-2081 2015年08月 査読有り DOI
• Potential of rapid adjustment of brief interceptive action using predicted information Sachi Ikudome,Hiroki Nakamoto,Kengo Yotani,Satoshi Unenaka,Shiro Mori BRAIN AND COGNITION 97巻 51-58 2015年07月 査読有り DOI
• Muscle Activation Characteristics of the Front Leg During Baseball Swings with Timing Correction for Sudden Velocity Decrease Yoichi Ohta,Hiroki Nakamoto,Yasumitsu Ishii,Sachi Ikudome,Kyohei Takahashi,Norihiro Shima PLOS ONE 10巻 4号 e0124113 2015年04月 査読有り DOI
• Effects of sport expertise on representational momentum during timing control Hiroki Nakamoto,Shiro Mori,Sachi Ikudome,Satoshi Unenaka,Kuniyasu Imanaka ATTENTION PERCEPTION & PSYCHOPHYSICS 77巻 3号 961-971 2015年04月 査読有り DOI
• バスケットボールのフェイント動作予測に対する同時模倣学習効果の検討 畝中 智志,中本 浩揮,幾留 沙智 九州体育・スポーツ学研究 = Kyushu journal of physical education and sport 29巻 2号 33-41 2015年03月
• 03心-25-ポ-17 エリクソンの熟達理論からみた邦訳版自己調整学習尺度の有用性(03 体育心理学,一般研究発表,2020東京オリンピック・パラリンピックと体育・スポーツ科学研究) 中本 浩揮,幾留 沙智,森 司朗,藤田 勉 日本体育学会大会予稿集 66巻 132-132 2015年 DOI
• 標的情報を遮蔽するタイミングが野球投手の制球の正確性に及ぼす影響 水崎佑毅,前川尚也,中本浩揮,幾留沙智,小笠希将,竹内竜也,宮崎俊輔,森司朗 スポーツパフォーマンス研究 7巻 255-266 2015年 査読有り
• 野球投手における踏込み脚上下動作時間が打者のタイミングコントロールに与える影響 泊弘侑,幾留沙智,森司朗,鈴木智晴,蔭山雅洋,藤井雅文,前田明,中本浩揮 スポーツパフォーマンス研究 7巻 228-237 2015年

2014年

• Muscle contraction and relaxation-response time in response to on or off status of visual stimulus Kengo Yotani,Hiroki Nakamoto,Sachi Ikudome,Atsumu Yuki JOURNAL OF PHYSIOLOGICAL ANTHROPOLOGY 33巻 23 2014年08月 査読有り DOI
• WARM-UP WITH WEIGHTED BAT AND ADJUSTMENT OF UPPER LIMB MUSCLE ACTIVITY IN BAT SWINGING UNDER MOVEMENT CORRECTION CONDITIONS Yoichi Ohta,Yasumitsu Ishii,Sachi Ikudome,Hiroki Nakamoto PERCEPTUAL AND MOTOR SKILLS 118巻 1号 96-113 2014年02月 査読有り DOI
• バスケットボールのフリースロー予測に対する運動シミュレーションの役割 畝中 智志,中本 浩揮,幾留 沙智,森 司朗 スポーツ心理学研究 41巻 2号 105-114 2014年 査読有り DOI
• サッカー選手のサーヴェイ的視点と心的回転能力との関係 藤井 紀之,中本 浩揮,幾留 沙智,畝中 智志,森 司朗 スポーツ心理学研究 41巻 2号 93-103 2014年 査読有り DOI

2013年

• Visuo-motor process of movement correction in interceptive action S Ikudome,H Nakamoto,S Mori NeuroReport 24巻 16号 879-883 2013年11月 査読有り DOI
• Fast-ball sports experts depend on an inhibitory strategy to reprogram their movement timing Hiroki Nakamoto,Sachi Ikudome,Kengo Yotani,Atsuo Maruyama,Shiro Mori EXPERIMENTAL BRAIN RESEARCH 228巻 2号 193-203 2013年07月 査読有り DOI
• スポーツにおける目標志向性と競技意欲の構造の関係 藤田勉,中本浩揮,幾留沙智 鹿児島大学教育学部研究紀要教育科学編 64巻 77-84 2013年 査読有り
• Influence of affordances in the home environment on motor development of young children in Japan S Mori,H Nakamoto,H Mizuochi,S Ikudome Child Dev Res 2013巻 898406号 1-5 2013年 査読有り
• 自閉症の対人関係改善のための運動介入の効果-ミラーニューロンの機能改善を通して- 森司朗,中本浩揮,水落洋志,荒武祐二,幾留沙智,畝中智志,平川忠敏 スポーツパフォーマンス研究 5巻 64-76 2013年 査読有り
• 視線行動を変容させるトレーニングがハードル走の歩幅の変動性に及ぼす効果 濱出広大,中本浩揮,幾留沙智,森司朗 スポーツパフォーマンス研究 5巻 261-271 2013年 査読有り
• 剣道世界大会に至るまでの心理状態の長期的変化とネガティブな心理状態からの回復過程の事例的研究 下川美佳,竹中健太郎,前阪茂樹,中本浩揮,幾留沙智,森司朗 スポーツパフォーマンス研究 5巻 322-333 2013年 査読有り
• Effect of practice with within-trial and inter-trial velocity changes on movement correction under various novel target velocities S Ikudome,H Nakamoto,Shiro Mori Int J of Sport and Health Sci 11巻 39-48 2013年 査読有り DOI

2012年

• Kinesthetic aftereffects induced by a weighted tool on movement correction in baseball batting Hiroki Nakamoto,Yasumitsu Ishii,Sachi Ikudome,Yoichi Ohta HUMAN MOVEMENT SCIENCE 31巻 6号 1529-1540 2012年12月 査読有り DOI
• INFLUENCE OF PRACTICE WITH WITHIN-TRIALS AND INTER-TRIALS CHANGES OF TARGET VELOCITY IN IMPROVING MOVEMENT CORRECTION Sachi Ikudome,Hiroki Nakamoto,Yasumitsu Ishii,Hiroaki Kanehisa,Shiro Mori PERCEPTUAL AND MOTOR SKILLS 115巻 3号 903-917 2012年12月 査読有り DOI
• 文脈の不確実性が運動修正能力の向上に与える影響 幾留 沙智,中本 浩揮,森 司朗 九州体育・スポーツ学研究 = Kyushu journal of physical education and sport 27巻 1号 9-15 2012年10月 査読有り
• あがり場面でのパフォーマンス低下を回避する学習方法の検討 小笠 希将,中本 浩揮,幾留 沙智 九州体育・スポーツ学研究 = Kyushu journal of physical education and sport 27巻 1号 1-8 2012年10月 査読有り
• The relationship between fundamental motor patterns and motor ability in young children Shiro Mori,Hiroki Nakamoto,Izumi Yoshida,Seijiro Tsutsui,Yasuhiro Suzuki,Sachi Ikudome Journal of Sport & Exercise Psychology 34巻 supplement号 s173-S173 2012年

2010年

• 学習者の内在的な要因が自己調整学習方略に与える影響 幾留沙智,森司朗,中本浩揮,荒武祐二 教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集 4巻 1号 1-10 2010年 査読有り

2009年

• 学習者の内在的な要因が自己調整学習に与える影響 幾留 沙智,森 司朗,中本 浩揮,荒武 裕二 鹿屋体育大学学術研究紀要 39巻 1-8 2009年09月 査読有り

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Misc

2019年

• スポーツを通した「自己調整力」育成のポイント 幾留沙智 教職研修 96-97 2019年06月 招待有り

2013年

• 平成24年度重点プロジェクト事業(海外派遣研究員等旅費)報告 北米スポーツ心理学会への参加およびハワイ大学マノア校訪問についての報告 幾留沙智 学術研究紀要 47巻 45-47 2013年11月

著書

2016年

• スポーツメンタルトレーニング教本 三訂版 日本スポーツ心理学会 大修館書店 2016年11月07日 (ISBN: 4469268062)

学会発表

2019年

• アスリートの熟達化を促すスポーツノートの活用 幾留 沙智 平成30年度日本スポーツメンタルトレーニング指導士会 九州・沖縄支部 地区研修会 2019年03月 招待有り

2018年

• アスリートの熟達化を支える自己調整学習のすすめ 幾留 沙智 日本体育学会第69回大会 2018年08月 招待有り

2017年

• 運動学習における自己選択の効果と学習者の内発的動機づけの関係 幾留沙智,黄煌,森司朗,中本浩揮 日本スポーツ心理学会第44回大会 2017年11月

2015年

• 捕捉行為におけるタイミング一致方略の検討－身体移動を伴うスキルを対象として－ 幾留沙智,中本浩揮,北村暢治,畝中智志,宮崎俊輔,森司朗 日本スポーツ心理学会第42回大会 2015年11月

2013年

• ターゲット速度の試行間変化に対する運動修正メカニズムの検討－内部フィードバックループの貢献－ 幾留沙智,中本浩揮,畝中智志,森司朗 日本スポーツ心理学会第40回大会 2013年11月

2012年

• ソーシャルサポートの有効性 幾留沙智,木村彩,大田さくら 九州スポーツ心理学会第25回記念大会 (スチューデントセッション) 2012年

2011年

• 「楽」して上手くなる!‐運動スキル獲得に労力や時間は必要か?－ 幾留沙智,阪田俊輔,中川希望 九州体育・スポーツ学会第60回記念大会 (スチューデントセッション) 2011年

2008年

• アスリートの熟達化を支える自己調整学習のすすめ 幾留 沙智 日本体育学会第69回大会 2008年08月 招待有り