日本で唯一の国立体育大学

国立大学法人 鹿屋体育大学 KANOYA

ランチトーク

ランチトークイベント「出番ですよ!シリーズ “米国スポーツにおけるサポートとわが国の大学スポーツの今”」

平成30年度日本版NCAA KANOYAモデル事業

ランチトークイベント「出番ですよ!シリーズ “米国スポーツにおけるサポートとわが国の大学スポーツの今”」が平成31年1月16日(水)12:00~12:15に鹿屋体育大学学生食堂で本学学生及び教職員がランチする中、開催されました。

司会はSA室の川前 真一統括ディレクターがつとめ、有限会社トライ・ワークスの木村 溪氏を迎えて、“米国スポーツにおけるサポートとわが国の大学スポーツの今”についてお話しいただきました。

=以下、木村 溪氏とのインタビューとなります= 

Q:自己紹介をお願いします。
A:北海道旭川市出身で幼い頃から剣道をやっており、学生時代は怪我に苦しんだことから、トレーナーという仕事に興味をもちました。

現在は上智大学アメリカンフットボール部と帝京大学ラグビー部のトレーナー、慶応高校・慶応大学のトレーニング管理をしています。

Q:トレーナーとして、選手に気をつけてほしい点は何ですか。

A:一番大事なことはセルフケアです。トレーナーはあくまでも“手助け”をする立場であるため、選手それぞれが日々のセルフケアをすることが大事です。特に団体競技においては、チーム全体で取り組んでほしいです。

Q:「NATA(全米アスレティック・トレーナーズ協会)認定トレーナー」の資格は、どのように取得されましたか。

A:アメリカのアーカンソー州立大学で4年間アスレティックトレーナーのカリキュラムを受講し、受験資格を得ました。その後、実習を経て、NATA認定トレーナーを取得しました。

2018年からは、修士課程を修了しないと受験資格が得られません。

Q:アスレティックトレーナーとして、日本で活躍されている方はどのくらいいますか。

A:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持つ方は全国に4000人程度、NATA認定トレーナーの資格を持つ方は、全国で300~400人います。

Q:現在行っている仕事内容を教えてください。

A:高校と大学でトレーナーとしての仕事を行っています。

   高校では、怪我なく取り組んでもらうこと、競技レベルの高い大学では、怪我をせず安全かつ勝つことがトレーナーの役割です。

<質疑応答>

Q:アメリカと日本のトレーナーとしての大きな違いは何ですか。

A:アメリカは日本と比較して、トレーナーの役割がメディカル、コンディショニング等のようにはっきりと分かれおり、社会的地位が確立されています。

Q:初任給はいくらでしたか。

A:年収が300万円いかない程度でした。

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