「2022年度スポーツサイエンスキャンプin鹿屋体育大学」を開催しました!
2023/03/30

令和5年3月25~27日の3日間、高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム「2022年度スポーツサイエンスキャンプin鹿屋体育大学:スポーツ科学の最前線~From Gene to Gold~」を開催しました。
スポーツサイエンスキャンプは、スポーツ科学の研究成果が「運動パフォーマンスの向上に対して大きな役割を果たしていること」および「国民すべての健康の維持・増進に対して幅広く応用されていること」の2点を理解してもらうことを目的とし、鹿屋体育大学が誇る最先端の設備や施設、テクノロジーを体感できる2泊3日のプログラムです。2003年から継続して開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2年間中止を余儀なくされ、今年度3年ぶりに開催することができました。
公募の結果、全国から多数の応募が寄せられ、その中から選ばれた遠くは大阪府、九州近隣の地域や地元鹿児島県など各所から16名の高校生が参加しました。プログラムはスポーツ生理学、スポーツ心理学、バイオメカニクスの3分野に関する講義と演習の6コマで構成され、本学教員6名がそれぞれの専門分野を担当しました。また今回は初の試みとして、1日目のイントロ講義を金久博昭学長が担当し「スポーツの無限の可能性を知ってほしい」と翌日からの講義・演習に、より興味や疑問を持って参加できるような3分野に関する様々なトピックから現在の課題等を織り交ぜながら講義しました。
3日間のプログラムを通し、各教員の専門分野からその分野の特徴的な内容について講義しました。高校生にわかりやすい表現で、高校生活やそれぞれの競技種目への活かし方や考え方を随所に盛り込みながら進められ、参加者が目を輝かせながら講義を受ける姿が見受けられました。また、講義後に教員へ個別質問する参加者もあるなど最先端の研究装置・設備を用いた実験を通して、スポーツを競技力の向上を目指すという点だけでなく、スポーツや運動が人間の体に及ぼす影響や重要性についての興味や関心が高まったようでした。
参加者からは、講義・演習に関して「最初は難しそうと思って参加していたけれど、先生の話が面白く、自分自身も興味がある分野の内容だったので楽しく講義を受けられました」「装置を使った実験が楽しかった」という声が聞かれ、プログラムを堪能した様子でした。また「とにかく楽しい3日間で、時間が経つのが早すぎてみんなと別れるのが寂しい」と、今回のプログラムで出会い3日間をともに過ごした仲間との別れを寂しがる声も聞かれましたが、最後には「また会おうね!」と手を振り合い、帰路についていきました。
★スポーツサイエンスキャンプの詳細や写真は以下ページからご覧いただけます。
スポーツサイエンスキャンプ – 国立大学法人 鹿屋体育大学 NATIONAL INSTITUTE of FITNESS and SPORTS in KANOYA (nifs-k.ac.jp)